たかだか「1時間」で販売員のスキルを上げる方法。

ヨツモトです。

最近のニュースで残業問題が取り上げられていますね。

例の電通の痛ましいニュースを発端に「働き方の在り方」が、
各業界で見直されようとしています。

アパレル業界での店頭販売員もオーバーストアの弊害からくる
店頭の人員不足の影響で「残業」が増えている店舗も多くなっている。

 

【年々後ろ倒しになる営業時間】

僕は百貨店を主に販売の仕事をしてきましたが、年々営業時間は
後ろ倒しに。

お客さんのライフスタイルの変化に合わせてって聞こえはいいですが、
郊外のショッピングモールの営業時間が長く設定されている分にお客さんの消費を取られないようにする対抗策にしか思えないようなところもありますよね。

百貨店なら21時閉店。
ショッピングモールなら22時閉店。

閉店作業をして通勤時間も含めると自分が自由になる時間は
百貨店なら23時ごろ?ショッピングモールなら24時あたり?

こうなってくると、睡眠をとるタイミングを遅くして自分の時間をつくるか?
もしくは睡眠時間そのものを短縮して自分の時間をつくるか?になってきます。
結果どうなるか?

普通に考えれば、疲弊してきますよね。

残業どうのこうの以前に、僕はこの営業時間自体が今のファッション業界
に問題があるんじゃないかと思っています。

【営業時間を1時間短縮すればサービスの質は向上するか?】

実はそんな時代の流れの中でも、未だに19時閉店に近い営業時間を
取っているローカル百貨店もあります。

都心の店舗と比べて売上規模は大きく違うって前提はありますが、
様々な地域の百貨店の売り場にたった僕の経験からいうと、
閉店時間の早い百貨店程ほど、販売員に気持ちの余裕があると思います。

そして、お客さんにも同僚にも寛容な気持ちを持って接する事ができる
販売員が多いと感じます。

たかだか1時間の違いとはいえ、自分の自由な時間を確保できるだけで
販売員自身の余裕が増え、結果的に接客の質が向上する。

残業時間云々も非常に重要だと思いますが、本来人間がもつ
生活しやすい時間のタイムスケジュールを考えれば上記の
ショッピングモールの閉店時間などは異常としか思えません。

特に残業が発生しなくても自分の時間が確保できる時間が
日が変わる時間になるなんて。
残業以前の問題ではないでしょうか?

【営業時間を1時間短縮すればトータルの売上が減少するのか?】

1時間営業時間が短縮するコトによって、販売員の余裕が生まれ
お客さんへの接客の質自体は僕は向上すると思っています。

たった、それだけのコトで。

では、逆に1時間営業時間を短縮すれば売上が減少するか?

これは減少するでしょう。
ただし、「一時的」に。

お客さんも今の営業時間になれてしまっていますので、時間の配分や
予定の考え方を変えて頂く必要がありますが、その時間に買えばいい
と思ってもらえるまでくれば結果的に売上はとんとんに落ち着くのでは
ないかと思います。

 

【2つの側面がある営業時間の1時間短縮】

それでも今もなおこの営業時間が多くの店舗で採用されているのは
一度作ってしまった売上を落とす可能性があるやり方には舵をきれない
からでしょう。

でもその反面、販売員は疲弊し、それによって販売員が従来の
パフォーマンスを発揮できずにお客さんへのサービスの質が低下し
結果的に1時間短縮するよりも売上も落としているんじゃないかと。

ファッション業界総悲観論となっている今の業界で、何かしらの
変革は必要とされているならば、まずこの営業時間から見直して
みてもいいんじゃないかと思います。

販売員の気持ちの余裕が出来るだけでなく、結果的に販売員がもつ接客スキルを発揮しやすいコンディションにするコトでお客さんの満足度も向上し結果的に売上も向上する。

そんな販売員側、お客さん側の2つの側面から見てもメリットでしか
無いんじゃないかと感じます。

今までよりも単価を下げる、営業時間を今までよりも伸ばす。

売上を向上させる策としては、あまりにもイージーな方法でしかない。
もっと根本的なところからの見直しが必要になっているところまで
今のファッション業界はきているんじゃないでしょうか?

販売員のみなさんは、どう思われますか?

お客さんのみなさんは、どう思われますか?

 

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四元亮平
About 四元亮平 70 Articles
四元亮平(Ryohei Yotsumoto) 1978年8月生 兵庫県神戸市出身 TOP SELLER .STYLE 主宰。 幼少期から母方の叔母夫婦が神戸三宮で営む商売を手伝い始める。 場所は路上、商材は中古ファミカセを与えられ販売経験をスタートさせる。 ㈱ジョイックスコーポレーション入社後、約7年間「Paul Smith」トップセールス販売員として勤務。Paul Smith 全国販売員総合評価で断トツの1位として活躍。 ジョイックスコーポレーション退社後、2009年に大阪のミナミにて独立。 アパレル店舗運営事業部をスタートさせる。 TOP販売員時代の販売スキルを元に、店舗運営に加え独自のSTAFF人材教育や評価システムを構築し、ブランドメーカーだけでは無く、大手デペロッパーからのオファーを受ける自社STAFFを育て上げる。 現在も自ら現場に立ち、大手百貨店のPOP UP SHOPの売上レコードを 塗り替え現役でトップセラーとして活躍。 マーケティングの視点とコンサルタントの問題解決能力をあわせた接客スキルで現役トップセラーとして活躍。

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