ロイヤルホストの営業時間短縮を後追いすればアパレル業界は衰退します。

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ヨツモトです。

先日、このTopSeller,Styleでアパレル店舗の長時間営業のコトを
書きましたが、たまたまなのか?やはり時代の振り子が振れているのか?
時を同じくしてロイヤルホストなどのファミレスが24時間営業の取止めを
発表しました。

参考記事 / THE HAFFINGTOM POST
『ロイヤルホスト24時間営業停止へ。定休日導入も検討。』
TopSeller.Styleのメルマガの中でも、簡単なアンケートを取らして頂きましたが、回答の9割は「短縮に賛成」、また現状維持を望まれる方も全員が「店休は賛成」との回答をいただきました。

アパレル業界や外食産業だけではなく、サービス業界全体が今大きな
節目に来ていると思います。

 

【アパレル店舗の営業時間短縮で何が変わるのか?】

 

まず、サービス業として生きる僕らは「お客さんに何が起こるか?」
から考えをスタートさせないといけません。
でないと、ただ単に独りよがりな考え方で終わってしまいます。

ただ単に「営業時間の短縮」だけで見るとお客さんには「デメリット」しかありません。

今まで仕事帰りに買い物できたのに出来ない。
明日必要なモノなのに買いに寄ってみたら閉まっていた。
営業時間が短縮する事によって、営業時間内に混み合って集中してゆっくりみれない。

このように、デメリット満載です。

やはり、お客さんからすれば「いつでも、どこでも、開いている」コトの方が便利ですよね。

では、このまま単に「営業時間短縮」を開けていても売上が少なく、コストの方がかかり、従業員も疲弊していくからって一方的な理由だけで短縮していくコトになれば、「時代だからしょうがない」って納得してくれるかもしれませんし、逆に「あんたらがやりだしたのに勝手にやめるな!」って不満も出てくる可能性も大いにあります。

 

【何が変わるのか?ではなく「何を生みだすのか?」が重要。】

 

営業時間短縮によるお客さんへのデメリットを消すことはできません。

僕たちが考えなくてはいけないのは「営業時間を変える」コトではなくて、
「営業時間が変わることによってお客さんへの新しいサービスを生み出すコト」を考えていかなくてはいけません。

お客さんが感じるデメリット以上にメリットがある「新しいサービス」を生み出すコトが求められます。

 

例え、その案が全てのお客さんに100%納得してもらうコトが不可能であったとしても、アパレル販売員として、アパレル業界として、サービス産業として「ただ単に時短しました。」で済ますコトなく、「だから、時短します。」と言えるようなサービスを用意するべきなんじゃないか?

いや、用意するべきでしょう。

ロイホの記事の中では、時短にて浮いたスタッフやコストをピークタイムなどの時間帯の人出を厚く配置して「より充実したサービスが出来るようになる」っと書いてあります。

これも、デメリットに対してのメリット提案ですが、「時短によって生まれる新しいサービス」とは言えないと思います。
お客さんから言わせれば「むしろ、今でもやれよ」って言われてしまうかもしれません。

同じような提案をアパレルメーカーや店舗が提案したとしても、同じ答えが返ってくるでしょう。

時短だけどお客さんが楽しいと感じるサービスを。

ただ単に、時短で浮いた販売員を短縮時間に回して対応を厚くします。って考えだけならば「営業時間を延ばせば売上あはるでしょ」って考え方と同じです。

単純にヒトを増やしたからと言って売上も上がりませんし、サービの質が向上するなんて甘い考えは捨てた方がいい。

時短にしたからこそやれる、新しいサービスでお客さんを喜ばせて売上を向上させる。

この考え方がないと、時短しても同じ結果になる。

では、この「時短だからこそ」のサービス。
具体的に「何ができるか?」

僕は「あなたから買いたい」ってトコにヒントがあるって思っています。

全国のアパレル販売員さん。
あなたなら、どんなサービス考えますか?

僕の考えは。。。明日に。

PS
アパレル販売員の方で、こんなサービスどうですか?ってあれば、コメント欄にアウトプットしてみてください。
ただ単にインプットだけするよりも、それをどう自分の考えとして発信できるか?
今後はこれが出来ないコトが大きなハンデになっていきます。

逆に言えば、まだ今からでも出来ていけば、、、わかりますよね。

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四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。

1 Comment

  1. ①販売員は百貨店社員とフリーランスの販売員のみを各階の販売員カウンター(仮)に配置
    ②各ショップにはメーカーから1名(人気店は2名)配置、あくまで必要なときの販売員のフォロー(サポート)基本販売はしない
    ③お客様は回遊したい方は自由に従来のように百貨店に立ち入り
    ④お買い物が必要になったお客様、もしくはもともと目的のあるお客様は販売員カウンター(仮)で販売員1名を付ける、もしくは呼び出して来てもらう
    ⑤販売員は担当フロアをメインにして百貨店内全てのフロアをお客様のお買い物の要望に応じてアテンド、立ち寄ったショップのメーカー担当員をサポートに販売、他フロアの知識が無ければ同フロアの販売員に引き継ぎ

    これをすることによって

    ⑴お客様は常に専門的な販売員をいつでも自由に連れられることでお買い物を満足にできる
    ⑵百貨店社員及びフリーランスの販売員は日々膨大な情報量を仕入れていかないと販売がままならなくなるため常に意識、努力をすることになる。全体的な販売員のスキル底上げを狙う。
    ⑶メーカーからはサポートできる人材数名で足りるので販売員不足に悩む必要がなくなる、ただし情報提供や販促に力を入れないと販売員のアテンドが見込めないので今以上の企業努力が見込める

    敢えて販売員を従えずに買い物がしたいお客様の買い方はこのシステムには組み込みません。
    ECではないリアルな店舗の販売員の必要性のみ。

    働く全員がエキスパートを目指す、目指せなければドロップアウトしかない状況
    なんかワクワクします、いやドキドキ(笑)
    現実味はないけど百貨店でこういう大変革してほしいです

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