店長という立場ではスタッフを守れない

こんにちは。

カネダです。

2017年を迎えて1ヶ月が経ちました。アパレル業界、各アパレル企業から出てくる話題は店舗閉鎖やブランド終息など暗い話題ばかりが続いております。もちろん1部では好調な企業はあるでしょう。

そんな中、最近ではアパレル業界人の「転職活動」「転職意識」が活発化してきているようです。先日、知人の紹介で知り合った某アパレル転職のエージェントの話によると、アパレル企業への「転職希望の登録者数」が昨年の夏頃から以前より1.5倍〜2.5倍に増加した傾向にあるみたいです。あくまでも「登録者」の話なので、実際「転職」された方はどのくらいなのかは社外秘で教えてくれませんでしたが、前述したように「活発化」していることは事実であります。実際、自身の周りの販売員達も現在、同じ業界や異種業界への転職活動中の方が何人かいます。

さてそんなご時世、アパレル業に携わる方からすれば各方面からアドバイスがあるでしょうが、自身からはいつも通り「マネジメント」分野の目線でお伝えします。

 

◯スタッフの生活を店長は守ってやれない

前述したアパレル業界の、特に販売員が「転職をする、または考える」原因としては、

①給料が安い。(昇給幅も低い)

②労働環境。(サービス残業、休み少ない)

③会社への不信感・心配(将来への不安)

簡単ではありますが、大雑把に言えば大体こんな理由ではないでしょうか?

どの企業の販売員にも言える「あるある話」だと思います。

ここで不安・不満を抱えるスタッフ達の面倒を見ないといけないのが「店長」もしくは「上位者」です。「スタッフ管理」っていう項目ですね。スタッフ達のモチベーションを保ち、やりがいを持たせる「環境」を作る事ができるかが求められます。要するに現職に対して将来的な希望を持たせる事です。

しかし、①〜③の例に挙げたように、現場にいる店長・上位者からすれば、現状の自分の立場からでは対応できない・改善が難しい事が多いと思います。②の「労働環境」にあたる残業や公休日設定はあなたのマネジメント次第で改善はできるでしょう。ですが①・③に関して、スタッフから相談されたら恐らくほぼ「無力」のはず。①はあくまでも評価をするのは店長なだけであって、実際の給与金額ベースUPはマネージャーを含む会社が決める事です。当然、会社単位で考えますから全従業員を踏まえバランスを大事に対応せざるを得ないので、大手企業ほど「上がり幅」は低い。③に関してはどうする事もできません。あなた自身も悩んでる事でもあると思います。解決策としては売上を上げて利益を出していく他ないでしょう。

少し前置きが長くなりましたが、特に企業で働くスタッフの「給与不満」や「会社不安」へのモチベーション対応はあなた方、店長の力で一時的な気収めはできても、結果的に解決にはなりません。

ここで店長同士やスタッフを交えてお酒を交わしながら熱く語ってよく耳する言葉を…

「俺はスタッフ達の生活を背負ってるから、自分の基で働く限り最後まで面倒みる」

って社長でもあるまい、個人事業でもあるまい、1企業の1店舗の1店長1上位者なだけなのに。

決して、この言葉やこの気持ちがダメだとは思いません。熱い気持ちで向き合うことは大事ですが、スタッフ達が悩んでるのは先程の例の様にもっと根本的な内容です。

「給与UP」や「会社不安の払拭」はあなた方店長・上位者の立場での改善には限界があります。まずはそれを認めましょう。またそれを正直にスタッフにも伝えましょう。

現在のあなた方の立場でスタッフ達へできる事、伝えてあげる事。例えば、販売スキルが高いスタッフへは…

「どこでも通用する販売員を目指そう。だから個人売上1位を必ず継続しなさい。」

など、自分達がこれから販売員として業界人として生き残る為に、現在取り組んでいる事の継続とスキルUP。これからこの先の新しい体験や学ぶべき事をいかに吸収し活かす事ができるか。

大切なのは、

自分で考える」「自分で行動する」=「自分で何とかする!」という「自立心」を養う為の環境を提供するのが現代の販売員に最も必要な指導方法ではないでしょうか?

スタッフの生活を守るのではなく、生活を守らせる術や道筋を伝えてやるのが、私達店長・上位者ができること。後は本人達がやるか!やらないか!

ですからね。

 

 

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金田 拓巳
About 金田 拓巳 33 Articles
2006年 国内大手SPA入社 販売員として紳士カジュアルブランド店舗勤務。 入社初月から店舗個人売上実績1位。1年目後半~ブランド内全国個人売上1位。以後3年間サブ店長まで継続。 店長就任後、担当した店舗で常に前年比110%〜130%の売上増加を実現。 店舗スタッフを次の個人売上1位・サブ店長・店長へと育成。

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