この春、未来への扉を開けるのは卒業生だけじゃない

qimono / Pixabay

こんにちは、森野です。

もうすぐ3月、卒業シーズンが近づいていますね。

学校を卒業するとき、うれしいとか不安とかの一言では表し難い、とても複雑な感覚がありました。あの精一杯青くさい感じが、なんだか懐かしく思い出されます。

大人になると、なんだか色々なことに慣れてしまいませんか。

はじめて体験するはずのことなのに、なぜか次の瞬間の視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚を想像できてしまったり

人とコミュニケーションするなかで、距離感を上手に保って心に予防線を張ることができたり。

いちいち一喜一憂せずに落ち着いていられる姿は、まさしくオトナです。
ちょっとやそっとじゃ驚きませんよね。

でも

もしかしたら、物事の本質や真実のけっこう手前で「こんな感じだろう」と過去の経験にヒモ付けて、既知のカタチに収めるクセがついてるんじゃないだろうか?それって経験が増えた弊害?
実は新しいことや今起きてることの本質に気づけずに終わってるんじゃないだろうか?

最近よく、こんなことを考えています。
前置きが長くなりましたが、本題へ。

「今までなら選択しなかった方の行動を取ってみる」という衝撃のツイート

何を隠そう、このツイートがこの1ヶ月間ずっと私の頭を離れません。ツイート主は、ご存知、TopSeller主宰の四元氏です。

何がそんなに引っ掛かっているかと言うと

「選択しなかった」という表現です。

私は、昨年の夏にフリーランスの販売員になりました。まだ半年ほどですから、一年前とは、生活も収入も、考え方も、周りの人たちも違います。昨年より人生に手応えを感じているのは確かです。

ただ

今の私はまだ「今までならできなかった」ことをやっているに過ぎません。今までは選択の余地がなかったのです。

昨年の今頃の私は、フリーランスの販売員なんて存在自体知りませんでし、思いつきもしませんでしたから、雇われたフレームの中でどうやって生きていくかしか考えられなかったのです。

というよりは、そういうものだと思ってました。皆さんもそうであるように。

それが、どうでしょう、このツイート。オレ、選んで生きてる的な…。

悶々としながら売場で考えた

私にはとにかくこの『今までなら選択しなかった方の行動を取ってみる』というフレーズが刺さりました。

『今までなら選択しなかった方』とは、つまり未知の世界です。めちゃくちゃ広そうではありませんか。そんな世界を自分の仕事に落とし込んで、何かチャレンジしたいと思ったのです。

選択しているようでいつも決まってしているようなことはないか?の自問に

もしかして:接客の勝ちパターン

という自答がありました。

そこで、今までなら選択しなかった接客について考えながら店頭に立っていました。

もちろん、購入に繋げることは大前提です。そこまでのスピード、話題、接客温度、購入後のお客様とブランドのストーリーまで、いつもと違う方法をいくつも考えて、相当キャラじゃないものは却下、これを繰り返しました。

この作業は、私にとってとてもいい発見になりました。

勝ちパターンの接客に潜む盲点

キャリアのあるアパレル販売員は、自他共に認める勝ちパターンを持っていると思います。しかもそれで売上シェアが高い販売員は、勝ちパターンに持ち込むスキルも嗅覚もあります。

ただ、じゃあ、その勝ちパターンじゃなくても買ってもらえたか?

その勝ちパターンと、そうじゃないパターン、そのお客様の満足度や今後への繋げかたはどう違ったか?

勝ちパターンで売ったことはそのお客様と今のブランドにとって本当にベストだったのか?

この3つの質問に自信をもって答えるには、いつもの勝ちパターンとそうじゃないパターンの両方を偏りなく身に付けた上で

どのスキルを選択するかその場で決める判断力が必要になります。

やりやすい方でやったら、なるようになるのは当たり前。ただ、それ以上のことはないのです。

接客の自分スタイルに温故知新の風を入れたくなった

このTopSellerブログでは、お客様に買ってもらうためには?について書いてきました。

今回は、その先の話をしています。

買ってもらうための勝ちパターンは、もちろん継続。それでうまくいっているうちに、新しいことも取り入れてみたい、今そう思っています。

持ち前の接客スタイルはさらに磨きをかけながら、違うスタイルを意識的にレベルアップし、勝ちパターンに選択肢をいくつか増やすこと

これが当面の課題になりそうです。ちょっとワクワクしています。

ある程度の自分レベルで立ち止まって、接客件数がただただ増えていくだけではつまらないですから。

ほら、あなたも。

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森野 咲
About 森野 咲 39 Articles
1979年横浜市生まれ 販売員歴17年 現在、フリーランスの販売員。 TopSellerブログ火曜日担当。 たまに空間コーディネート業。 たまに業界誌に寄稿。 幼少期はお花屋さんかケーキ屋さんになりたかった。 職歴は、国内大手SPA婦人服・雑貨店舗にアルバイト→契約社員→正社員と進み、店長3年、統括店長4年。統括店長時代に、垣根を越えた生産性の最大化の方法を提案し社長表彰を受ける。 シアトル系カフェチェーンにてアシスタントマネージャー2年。外資系の育成法とサービスを学ぶ。 震災を機に、もう一度洋服屋の販売員を志し転職、某セレクトに入社、5年ほど勤務。アウトレット店にてメンズを担当、インポートからオリジナルまで、売れ残り商品の顛末を知り、モノをカネに変えることの難しさを知る。コレクションブランドのトランクショーのヘルプ、プロパー店のイベントヘルプ、物流センターの業務なども関わり、新店OPEN時にはスタッフ育成に出向く。 35歳のとき年齢面で販売員を諦めて一旦退くが、ふとしたことで派遣社員として某ラグジュアリーに配属。3か月後にはショップ内売上No.1、派遣でありながらも受注会の顧客アテンドを経験。 この頃、twitter上でTopSeller主宰の四元氏と出会う。東京駅地下で四元氏とおうどんを食べながら、独立する決意をした。

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