すぐそこにまで忍び寄る、あなたのお店のXデー

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nhattienle94 / Pixabay

こんにちは、森野です。

TSIホールディングスのナノ・ユニバースが、売上におけるEC率を50%目標にするというニュースが先週流れました。

この 「EC率50%目標」という数値ですが、ただECを拡大強化するのではなく、不採算の実店舗を閉めながら、このバランスをとることを目標にしています。

現状、ナノ・ユニバースは全国に47店舗、アウトレット店が21店舗あります。
今後1年間で、このうち10店舗程度のクローズとアウトレット店の販売代行化により、収益を上げる方向です。

その分、実店舗の改装や人員の充実により、店頭にご来店くださったお客様への体制を整え、サービスを向上させるということです。

まさに今改装中の店舗の前をよく通りますが、あのアンティーク風の雰囲気は違う意味で古い感じでしたので、改装に踏み切られたのは良かったと思います。

リニューアルオープンが楽しみです。

このような動きは、他にも影響し波及していくでしょう。

さて、アパレル販売員のみなさん。

いよいよ、戦略的にお店が閉められていく時代になります。

何が起きるか考えておきましょう。

不採算店舗のクローズで販売員の密度が増したときこそ、スキルの差が顕著になる

例えば簡単に、社歴10年の店長、6年の副店長、4年の三番手、3年の中堅、半年の新人、以上の5名体制のお店があったとします。
近隣店舗がクローズし、そこで働いていた中堅と新人のスタッフが異動してきたとします。

自店では副店長がやっていた仕事を、異動してきた中堅がもうできちゃうかもしれません。

自店の三番手より、異動してきた中堅の方が顧客が多いかもしれません。

ざわつきますね。

同期もしくは同じポジションで仕事をしていた層が厚くなる=比較対象が増える

これまでは、ご自身の成長度合いの物差しは良くも悪くも、日常の自店スタッフのレベル感が基準になっていたと思います。
研修などで、だいたい同期入社のスタッフとお店の日常や担当業務内容を情報交換した際、店舗間でのレベルのズレ(店長やリーダーのスキルによるところも大きい)を感じたこともきっとおありでしょう。

それが、研修会場で聞く話ではなく、毎日の業務の中でまざまざと露呈することになるのです。

ざわつきますね。

自身の成長や達成度合いを他人のそれと比較して評価するのは無意味

ざわざわしてしまいましたが、プレッシャーに感じることはありません。周りは色々比較して見たり言ったりしてくるかも知れない、ということです。
でもそんなの関係ないんですよ。
ぜひ一度、ご自身の販売スキルについて、自分軸のみで評価をしてみてください。
先週金曜日の金田さんのブログにあったタイプ別に当てはめて見るのもいいでしょう。

◯◯さんよりできてるとか、◯◯さんが同じくらいの社歴だったころよりできてるらしいとか、そういうことではなく。
自分は何のためにどうなりたくて、それにはどんなことが必要で、そのために今足りないこと・できることは何か?
アパレル販売員として、求められる接客販売スキル、マーケティングスキル、コミュニケーションスキルについて、自分の「なりたい姿」からチャンクダウンして考えるのがいいです。

強くなくていい
チャンスを掴んで適応すれば生き残れる

「なりたい姿」がはっきり見えている方はいいですが、そう言われてもピンとこない方もいらっしゃるでしょう。

それでも、諦めないでいいんです。

かくいう私も、前々からフリーランスの販売員になりたいと思ってそれに向けて努力してたわけではありませんでした。

ただあるとしたらひとつだけ「どこに行っても一番になりたい、何かしらで!」という、良く言えばフレキシブルな目標を胸に「何かしら」の「何か」を探す努力、見つけては一番になる努力、を繰り返して、今に至ります。

そしてこれはきっとずっと続きます。
時代や環境は変わるので。

恐竜はあんなに強そうなのに
なんで絶滅したんでしょうか?

環境に適応できなかったからですね。
(隕石衝突説もありますが。)

売上で一番だったこともあるし、無理な時は顧客づくりで一番の行動をとったり、客単価で一番になったり、強化品番を一番売ったり、お店の顧客カルテを洗い出して一番効果的なDMの出し方を考えたり、その時々で私は自分ができることをやって、隙間を無くしてきました。

結果これが、突出した強みがなくてもピンチをくぐり抜け、チャンスを逃さない力になっていると思います。

一番になる、というのは他人と比較してのことではないか?と突っ込みが入りそうですが、これは私の目的ではなく一時の目標に過ぎません。

誰々に勝ったからいいとかではなく、自身の隙を無くすための途中の部分です。目的を忘れ他人との比較に集中していたら、他人の在り方次第で自分を見失うことでしょう。

童話「うさぎとかめ」のうさぎさん、
かめさんがいなかったらお昼寝しなかったんじゃないかと思うんですよね。
人と比べてると、うさぎさんになっちゃうと思うんです。

みなさんどうかくれぐれも、お気をつけて。

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森野 咲
About 森野 咲 60 Articles
1979年横浜市生まれ 販売員歴15年 現在、フリーランスの販売員。 TopSellerブログ火曜日担当。 たまに業界誌に寄稿。 幼少期はお花屋さんかケーキ屋さんになりたかった。 職歴は、国内大手SPA婦人服・雑貨店舗にアルバイト→契約社員→正社員と進み、店長3年、統括店長2年。統括店長時代に、垣根を越えた生産性の最大化の方法を提案し社長表彰を受ける。 シアトル系カフェチェーンにてアシスタントマネージャー2年。外資系の育成法とサービスを学ぶ。 震災を機に、もう一度洋服屋の販売員を志し転職、某セレクトに入社、5年ほど勤務。アウトレット店にてメンズを担当、インポートからオリジナルまで、モノをカネに変えビジネスを回すことの難しさを知る。コレクションブランドのトランクショーのヘルプ、プロパー店のイベントヘルプ、物流センターの業務なども関わり、新店OPEN時にはスタッフ育成に出向く。 35歳で一度販売員を辞めたが、ふとしたことで派遣社員として某ラグジュアリーに配属。3か月後にはショップ内売上No.1、派遣でありながらも受注会の顧客アテンドを経験。 この頃、twitter上でTopSeller主宰の四元氏と出会う。東京駅地下で四元氏とおうどんを食べながら、独立する決意をした。

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