「店長」と「ショップマネージャー」の違いを考えてみる

販売員の皆さん、約9日間のGW商戦お疲れ様でした。

振り返れば、売れた日・売れなかった日…。「全体的に盛り上がった!」と売上成果に繋がった店舗。反対に「盛り上がりに欠けた!」と反省や課題が出た店舗など、各店舗の結果は様々でしょうが、もう終わったコトですので、「店長」は気持ちを切り換えて、今週から約2週間続く「閑散期」に照準を合わせ、しっかり対応していきましょう。

ですがGWも終わりましたので、店長含む販売員の皆さんは一先ず「リラックスしたい、気を休ませたい感」が今1番の素直な願望でしょう。自身もそうです。

ので、今週はちょっと気楽な内容をお伝えします。(ふと、自身が感じた疑問)

◯あなたなら、「店長」派?  もしくは、「ショップマネージャー」派?

あまり深く考えたコトはなかったのですが、先日このTopseller内の深地さんと業界話題になった時に

「店長より、ショップマネージャーの方がアパレル業界っぽくていいよな…」

なんて、話をしてたんです。それから、妙にその話題が気になり頭から離れなくなったんです。同じ業界なのになぜ「呼び名」や「肩書き」が違うのか…と

・店長

・ショップマネージャー

自身の認識ですが、「店長」の肩書きや呼び名を活用してる多くは、

国内アパレル、国内ブランドを中心とした

→ドメスティックブランド

そして、「ショップマネージャー」の肩書きや呼び名を活用してる多くは、

海外アパレル、海外ブランドを中心とした

→ラグジュアリーブランド

といった認識です。これだけで見ると、

・日本=店長

・海外=ショップマネージャー

という見解になります。しかし、そもそも役職が違うんじゃないか?と思い、「店長」については省きますが、「ショップマネージャー」について調べてみた所、

アパレルショップの店長(ショップマネージャー)は、売上げの管理、スタッフの育成、集客ある店作り、商品の管理…など、あらゆるショップ内での仕事、また本社や百貨店などの外部との仕事の総責任者です。 仕事内容は多岐に渡っており、それだけプレッシャーも多いポジション。

ん?全く「店長」と異ならない、むしろ全く一緒である事実が判明しました。

では、違いは何かあるのか?実際、現場で探ってみました。

自身が以前、ドメスティックブランドで店長をしてた頃は、名刺も肩書きも呼び名も全て「店長」が主流でした。そして、現在はラグジュアリーブランドに転属。名刺、肩書きは「ショップマネージャー」なんです。しかし、一つだけ違いがありました。それは、呼び名です。誰も「ショップマネージャー!」とは言わないんです。かと言って「店長!」とも言いません。「◯◯さん!」と1スタッフとして呼び合います。

とここまで、自身が調べた中での見解ではありますが、結論をお伝えすると、

・「店長」も「ショップマネージャー」も立場も仕事内容も変わらない!という事実。

また、

ショップマネージャー」は役職名として響きが良く、格好良さもある。反対に呼び名としては呼びにくい。→名刺、肩書き向き

そして、

店長」は少し格好良さに欠け、どのサービス業種とも変わらないが、身近で親しみやすい。→呼び名向き

といった違いが見つかりました。

最後に自身の考えですが、まずは他サービス業種との区別。そして、私達がいるアパレル業界も今後のマーケット拡大、グローバル化の増進に向けていかなければいけないコトを考えれば「ショップマネージャー」の方が、ファッション店舗の「店舗責任者」としてふさわしい名だと思います。

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金田 拓巳
About 金田 拓巳 172 Articles
販売員歴14年(店長歴7年) (株)ワールドストアパートナーズ 入社初月から店舗個人売上実績1位。1年目後半~ブランド内全国個人売上1位をサブまでの3年継続。異例の早さで「店長」へ昇格。 店長就任後、部下スタッフを同様に全国区の販売員に育成し。担当した店舗では常に前年比110%〜130%の売上増加を実現。 2016年→ヒューゴ・ボスで再度パフォーマーとして活躍。 2017年→「販売・マネジメント」の観点からフリーランスとしてスタート。 2019年→企業に戻り郊外中心数店舗の「販売トレーナー」として現在活動中!