いま、アパレル販売員に必要なこと

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weareaway / Pixabay

こんにちは、森野です。

もうここ10年くらい、百貨店や色々な商業施設の売場を見ていて思います。

全然クリエイティブじゃないなーって。

クリエイティブそうな販売員が見当たらないのです。路面店に行くとたまにいますけど、百貨店のような大箱に入るとホントに少ないです。館のルールや周りとの兼ね合いがあるから…、でしょうかね。

あまり言うと、我こそは!と自負されている方に叱られそうですが、そのへんのお店に面白そうな(創意工夫のありそうな)販売員、います?興味が湧く話をしてくれそうな販売員、います?

全然いないんですよ。

みんな同じような格好して、決められたことを決められた通りにやって、当たり障りのない接客をして。
仕事のメインは、上司・先輩・同僚との円滑なコミュニケーションと、残業しないためのオペレーションです。

全然面白くない

今や販売員不要説もあるし、AIにとって代わられる職業上位とか、通販で十分とか声高に言われていますが、そういうこと言ってるの、店頭で買わない層ですから。

幅広くお客様を取り込みたいのはわかるけど、すでに店頭で購入するお客様が減っている今、増やす前にこれ以上減らさないようにすることが先ではありませんか?

通販でも買えるのに、店頭で買うことを選択してくださるお客様が、そうすることに何を求めているのか考えましょう。そしてその先をいかなくては愛想を尽かされて終わりです。

だから、もうすでに販売員なんていらないでしょうと言っている人たちのことはとりあえず今は気にするな!と言いたいです。

だから、店頭のアパレル販売員はもうちょっとクリエイティブにいきませんか。

人工知能に本家の人間が負けてどうする

クリエイティブ=創造的な、ということですが、いま求められている創造性って、別に天地を創る必要はなくて、凡人には思いつかないような並外れたことをすることでもありません。

ちょっとしたお客様の機微を感じ取って、その蓄積から気づきを得て、少し変えてみる、そのアイディアと行動のしかた次第でいくらでもクリエイティブになれます。

販売員が嫌われる理由のひとつに、感情を持つからというキーワードを入れずにはいられないのですが、弱みと強みは表裏一体です。

お客様の「ありがとう」から、今日はいつもより嬉しそうだったとか、何か言いたげだったとか、商品を遠慮がちに見たとか、販売をやってる人間だからこそわかること、それを店頭のヒト・モノ・ウツワ・空間、SNSに落とし込んでいかないと、宝の持ち腐れですよ。

クリエイティブの原動力はアイディア

アイディアは質または量でクリエイティブにアプローチすることができます。

いきなり周囲に共感を得て影響をもたらし、大きく認められるような質の高いアイディアを出すのはなかなか難しいかもしれません。

でも、こうだったらどうかな?くらいの、日常に非日常をつくってみたり、当たり前を疑って最適を考え直してみるとか、そういうアイディアを量産して行動してみたっていいんじゃないかと思います。

日常から創造する

クリエイティビティは決して突拍子もないところに存在するものではありません。
社会やコミュニティの既存ベースに、+αで新しく意味のあるものを誕生させてこそ、次のステージへのステップになるのです。

だから、自分たちがなんとかしないと、なんですよ。

出店したときから同じように使っているスペースに、納品されたタイミングでいつも同じ人がレイアウトして、いつものように収めて、ブランドの意向通りに売る。他の商品にも使えちゃうような商品説明で(商品説明≠セールストーク)。

いけなくないですよ、円滑に終わると思います。いつも通りが一番、ですよね?

でも今からちょっとずつ、いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように・いくらで?(5W2H)について、一度は疑問視してみること、そして変化をもたらす行動をしてみることを、やってみませんか?

誰かに決められたルールを変える一歩になるはずですから。

 

 

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森野 咲
About 森野 咲 64 Articles
1979年横浜市生まれ 販売員歴15年 現在、フリーランスの販売員。 TopSellerブログ火曜日担当。 たまに業界誌に寄稿。 幼少期はお花屋さんかケーキ屋さんになりたかった。 職歴は、国内大手SPA婦人服・雑貨店舗にアルバイト→契約社員→正社員と進み、店長3年、統括店長2年。統括店長時代に、垣根を越えた生産性の最大化の方法を提案し社長表彰を受ける。 シアトル系カフェチェーンにてアシスタントマネージャー2年。外資系の育成法とサービスを学ぶ。 震災を機に、もう一度洋服屋の販売員を志し転職、某セレクトに入社、5年ほど勤務。アウトレット店にてメンズを担当、インポートからオリジナルまで、モノをカネに変えビジネスを回すことの難しさを知る。コレクションブランドのトランクショーのヘルプ、プロパー店のイベントヘルプ、物流センターの業務なども関わり、新店OPEN時にはスタッフ育成に出向く。 35歳で一度販売員を辞めたが、ふとしたことで派遣社員として某ラグジュアリーに配属。3か月後にはショップ内売上No.1、派遣でありながらも受注会の顧客アテンドを経験。 この頃、twitter上でTopSeller主宰の四元氏と出会う。東京駅地下で四元氏とおうどんを食べながら、独立する決意をした。

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