ソーシャル上のバズがヒットの法則?

先日、とあるブランド経営者の方とお話していた時に、

「 某大手セレクトショップでは、ソーシャル上でのいいねの数を参考に生産量を決めている。」

と仰られていました。どうやら実売と比例するらしく、ブランド側からすれば有用なKPIになっているようです。

そういえば以前、それを掲げたブランドがありましたが…。↓

いいね数で販売量決定 ストライプがインフルエンサーと協業

インフルエンサーが「イーハイフン」のターゲット層である10代後半から20代前半の女性に向けて、商品のデザインを担当する。商品が完成したらインフルエンサーが本人のSNSにアップ。そこから24時間の「いいね」数に比例した数量を、全国の「イーハイフン」店舗とEC「ストライプクラブ(STRIPE CLUB)」で販売する。

ソーシャル上でバズを起こす為の売りなのかと思っていたら、一部では合理的な決め方だったのかもしれません。以前であれば昨年のデータを引っ張りだし、各アイテムの消化率を算出して今年の生産量の参考にしていたのですがそういった事ももう古い手法なのでしょう。

Topsellerメンバーの金田氏と以前、前年のデータはどの程度使えるのか?について議論していたのですが、

 「ここ数年は、前年データは参考程度ならいいが、鵜呑みにしすぎるとズレが生じやすい」

との事でした。一番使えるのはここ1、2週間のデータだそうで、今シーズンの動向から予測を立てる方が売上が作りやすく、むしろ新たに売れ筋を作っていくような感覚だそうです。

これってZARAも本質的に同じような事をしています。ZARAではトレンド商品に限ってはシーズン開始時点では約3週間分の在庫しか持たず、顧客動向を見極めた段階で次の商品の生産に移るのです。この手法は自社工場を自国近隣に保有し、生産リードタイムを大幅に短縮できるZARAしかできないやり方ではありますが…。

話はちょっとずれましたが、今ってソーシャルメディアでいかに拡散させるかの施策が非常に多いように感じます。先週目についただけでも、、

雨が降りそうな日は「カルヴェン」へ 表参道店で傘プレゼント

Instagramのいいね&フォロワーを売る自動販売機誕生

「マイクロインフルエンサーは最大のペテンだ」

などなど、ソーシャル系のニュースが本当多い。それだけソーシャル上でバズらす事が売上に直結するという事なのでしょう。やはり今求められるのはこういったリアルタイム性。「see now buy now」然り、もはや旧態依然のやり方では通じず、自分たちの顧客が今何を求めているかを探り続ける必要があります。

今後はInstagram上で新シーズンのルックを全て公開し、いいねのついた数に応じて生産量を決める、、なんてやり方がスタンダードになるかもしれませんね。

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深地雅也
About 深地雅也 47 Articles
ラグジュアリーブランドのリテール管理と全国セレクトショップへのホールセール担当を経て、起業。高級衣料品、ミセス、ヤングカジュアル、などの経験を基に、ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。

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