ウェブでバーゲンが早期化しているのに、実店舗で後倒ししても意味はない

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いよいよ、今日から夏のバーゲンが始まりましたね。

3年くらい前から夏冬のバーゲンの開催時期について、後倒し派VS前倒し(現状維持)派が争っていましたが、昨年くらいから前倒し・現状維持派が主流となったようです。

しかし、ルミネは今夏も7月28日からと商業施設の中ではほぼ最後発で開始します。

後倒し派の「なるべくプロパー価格で長期間売って、少しでも利益を確保したい」という考えは理解できますが、2017年現在の環境では、それはちょっとナンセンスではないかと思います。

なぜなら、すでにウェブ通販は6月から大々的にバーゲンを開始しているからです。

例えば、ナノユニバースは、「1000円、3000円、5000円のスリープライス」バーゲンを6月からウェブ上では開催しています。

また、楽天も6月は楽天スーパーセールを開催していますし、Amazonは20%オフのセールを6月に開催しています。

このほか、ユニクロは通常の店舗と同じで、ウェブでも毎週火曜日と金曜日にはバーゲンの告知がありますし、アダストリアも6月からウェブでは夏バーゲンを開催しています。

こまごまと探せば、それこそ無数のバーゲンセールがすでに6月にウェブ上では行われていることになると考えられます。

こういう状況下において、実店舗がバーゲンセールを後倒しして何か意味があるのでしょうか?

ぼくはまったく意味が無いと思います。そのブランドのファンの人はもちろんウェブのバーゲンで買うでしょうし、単に安い物が好きな人もウェブのバーゲンで買うでしょう。

わざわざ、7月28日まで待ってルミネで買いたいという人はほとんどいないでしょう。

ナノユニバースファンなら、6月のウェブバーゲンで買うでしょう。

一時期、90年代後半にアウトレットモールが建ち始めたとき、都心の商業施設に影響が少ないようにその多くは郊外に建てられました。当時はインターネットは存在していません。

ですから、郊外に建てれば、都心商業施設からは見えませんし、実質的に影響力は少ないと考えられていました。

バーゲンセール後倒しに固執する商業施設の首脳陣はこれと同じ考え方なのではないかと疑っています。頭の中身が90年代後半で止まっているのではないでしょうか。

インターネットは、世界中のどこからでもいつでも見えるのです。6月にバーゲンが始まっているのにどうして消費者が7月28日まで待っていると思うのでしょうか。その思考方法が理解できません。

ルミネの新井社長のインタビューを読むと、

「ファッション業界の停滞はセールの早期化が原因」という発言がありました。

この人、アホなんでしょうか。

ファッション業界がバカで停滞してて、企画力も販売力もなくて不良在庫を死ぬほど抱えているからセールが早期化されているわけです。不良在庫を死ぬほど抱えていなければセールを早期化する必要もありませんし、そもそもセールを始めることすら不必要です。

因果関係を逆に捉えるような経営者が君臨しているからこそ、ファッション業界は停滞し続けるのです。

もう、今まで通りの夏冬のバーゲンなんてやめてしまって、ユニクロやGAPなどのSPA方式を取り入れて、店頭投入何週間で動かなければ、自動的に30%減、さらに動かなければ50%減というような方式に切り替える方が、消費者からの支持も理解も得られると思います

 

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南 充浩
About 南 充浩 68 Articles
1970年生まれ。大学卒業後、量販店系衣料品販売チェーン店に入社、97年に繊維業界新聞記者となる。2003年退職後、Tシャツアパレルメーカーの広報、雑誌編集、大型展示会主催会社の営業、ファッション専門学校の広報を経て独立。現在、フリーランスの繊維業界ライター、広報アドバイザーなどを務める。 2010年秋から開始した「繊維業界ブログ」は現在、月間15万PVを集めるまでに読者数が増えた。2010年12月から産地生地販売会「テキスタイル・マルシェ」主催事務局。 日経ビジネスオンライン、東洋経済別冊、週刊エコノミスト、WWD、Senken-h(繊研新聞アッシュ)、モノ批評雑誌月刊monoqlo、などに寄稿 【オフィシヤルブログ( http://minamimitsuhiro.info/ )】

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