アパレル販売員が見失いがちな世間一般の常識

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PublicCo / Pixabay

こんにちは、森野です。

アパレル販売員のみなさん、

店頭で接客中、お客様にご提案したものを「いいけど、着ていくところがないかなぁ…」なんて、時々言われてしまいませんか?

販売員の「フツウ」は、世間一般の「非常識」?!

「オシャレだけど…着ないかなぁ。」「こういうのって、いつ着るんですか?」というお客様の言葉に、あなたはどう返していますか?

「全然普段から着て大丈夫ですよ!!」とか「ちょっとしたお出かけの時にぜひ」とかでしょうか?

もし心の底から本気でそう思って言っているとしたら、ちょっと麻痺してるかもしれません。
販売員の感覚でフツウの服とかちょっとした色柄ものって、8割方の普通のお客様にとっては、たいそうなシロモノだったりします。販売員は目が慣れちゃってるんですよね。

ファッションが当然の販売員、ファッションが特別なお客様

あなたが今日、販売員ではない仕事に転職するとします。現在お店で着ている服、全部そのままスライドして通勤や仕事に使えそうですか?

これが結構、無理なんですよね。
例えば事務や営業の仕事に就いたとします。職場など周りの目線などを考えると、クローゼットに売るほどある服の中から、何も気にせず使えるものはきっと数着程度です。

他業種から販売員に転職された方は、入社当時を思い出すといいかもしれません。
手持ちの服や小物が店頭で着られる感じでなく、出費がかさみませんでしたか?

それだけ、販売員が日頃店頭で着たり触れたりしている服装は、世間一般の感覚からズレているのです。

街なかで「おしゃれな人」を見かけたとき「同業かな?」って思いませんか?
つまりそういうことです。浮いてるんです、良くも悪くも。

情報は、お客さんのフィルターを通して見よう

アパレル販売員の皆さんは平日のお休みも多いし、自宅や休憩室などでお昼の情報番組を観ることも多いのではないでしょうか。
トレンドチェックとか全身お着がえコーディネートとか、よくやってますよね。

あなたはあれを観て、どう思いますか?

私は、番組をオシャレだなと新鮮に思って観たことはありません。言い変えると、参考にしようと思ったことがありません。

それはなぜかというと
そのトレンドをもう随分前に知っていたり、もっといいことを知っているからです。

あなたはどうですか?

そして、あなたのお店のお客様層はどうですか?

ヒルナンデスとか観て「なるほどね〜!ああやって着るのか、いいこと知った!」と思ってお店にやってこられる層が多いことを、無視できないはずです。TVはマスメディアですから、それがマスであるという意味で正解です。あれを観て〈あんな感じの服〉を目当てにやって来るお客様が大半なのです。

センスがどうとか言ってるわけではないです。
お客様の日頃の情報源は抑えておくべきで、そこからかけ離れた提案をしたって壁ができるだけだということです。買って着るのはお客様ですし、販売員みたいなスタイリングで普通の会社に出勤したら目立ってしょうがないわ。

かわいいものと、欲しいものは違う

ということで、どうすればいいかというと、

お客様にとって再現可能なオシャレに寄り添いつつ、ちょっとしたレベルアップを楽しんでもらう
こういう感じを落としどころにすればいいと思います。

ひとつ提案してみて、もし「かわいいけど(オシャレすぎて)着るとき無さそう」と言われたら

「大丈夫ですよー」なんて意味不明な返事をしないで、着るときないって言ってるんだから着るときありそうなコーディネートに素直に修正して、少しずつトレンドを薄めながら提案をし直していきましょう。

活字にすると当たり前に思えますが、お客様のこの一言に共感できていない販売員はけっこういます。

そんなときにお客様が感じるカベは
苦手な食べ物の話をしたとき「えー、おいしいのにー」と言われて「あぁ、この人とは話しても無駄かな」と思ってしまうのに似ています。

かわいいだけじゃダメなんです。
お客様の声に耳を傾けましょう。

【TopSellerの執筆者が書く「表では話せない話」はこちら→トプセラ×note

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森野 咲
About 森野 咲 69 Articles
1979年横浜市生まれ 販売員歴15年 現在、フリーランスの販売員。 TopSellerブログ火曜日担当。 たまに業界誌に寄稿。 幼少期はお花屋さんかケーキ屋さんになりたかった。 職歴は、国内大手SPA婦人服・雑貨店舗にアルバイト→契約社員→正社員と進み、店長3年、統括店長2年。統括店長時代に、垣根を越えた生産性の最大化の方法を提案し社長表彰を受ける。 シアトル系カフェチェーンにてアシスタントマネージャー2年。外資系の育成法とサービスを学ぶ。 震災を機に、もう一度洋服屋の販売員を志し転職、某セレクトに入社、5年ほど勤務。アウトレット店にてメンズを担当、インポートからオリジナルまで、モノをカネに変えビジネスを回すことの難しさを知る。コレクションブランドのトランクショーのヘルプ、プロパー店のイベントヘルプ、物流センターの業務なども関わり、新店OPEN時にはスタッフ育成に出向く。 35歳で一度販売員を辞めたが、ふとしたことで派遣社員として某ラグジュアリーに配属。3か月後にはショップ内売上No.1、派遣でありながらも受注会の顧客アテンドを経験。 この頃、twitter上でTopSeller主宰の四元氏と出会う。東京駅地下のスタバでコーヒーを飲みながら、販売員として、独立してやってみる決意をした。

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