役割分担が招く店舗の「機能不全」

スポンサーリンク

至極当然のお話ですが店舗運営において「店舗が機能する」事が”理想の店舗像”であるのではないでしょうか?

”店舗を機能させる”ということは、

ウツワ軸で考えればVP・展開位置など含めたVMD。

モノ軸で考えれば商品型数の充実、適正な商品在庫であること。

そしてヒト軸から考える最も重要な要素「メンバーがそれぞれが機能する」。

という事に重点的に”マネジメント”しなければいけない内容です。

「メンバーの機能」というのは、店舗によってそれぞれの”意味”や”考え方”があるので一概に言える内容ではありませんが、

機能してない店舗

機能している店舗

直近で自身が実際感じた上記2つの店舗の「違い」をお伝えします。

 

◯「機能してない店舗」→全てにおいて役割制・担当制の店舗形成

「坪数が大きく体制人数が多い店舗」を除いた内容でありますが、大体4〜6人体制の百貨店やファションビル、ショッピングセンターで売上規模が(やや)高めな店舗はこれに当てはまります。

例えば、メンバー構成が「6人体制」の場合、

・店長

・サブ(副店長)

・中堅スタッフ2〜3人

・新人スタッフ〜2人

というような構成だと思います。大体、上記の店舗はそれぞれのポジションで業務役割を役割制や担当制で構成されています。

・ストック、在庫管理

・店間移動、返送業務

・備品管理、発注

・メルマガ、SNS、DM等の管理と訴求

などが代表的で更に業務を細分化されてる店舗もあるでしょう。

まず始めに、新人スタッフには「責任を持たす」意味で一つの”業務”を担ってもらうやり方は理解できます。

しかし、サブや中堅メンバーに対しての「役割制」には少々、疑問を感じるわけです。と言うのも、それぞれの”役割”をメンバー達が全うし店舗運営に好循環の効果があれば問題はないのですが、”役割制”や”分担制”のシフトを強行すればするほど”役割”以外の業務を他の人に全て任せきりとなり”責任転嫁”の悪循環が生じたりします。

例えば、

「備品担当」→経費考慮の上、発注量不足

「返送・移動担当」→出荷期日の遅延

「訴求担当」→訴求期日の遅延

など、これらのミスの”共通点”は「担当者不在」の時によく起こるミスです。もちろん、担当者の引き継ぎの甘さを含めた責任もあるのですが、”役割制”を強行しているが為に他のスタッフは把握しているにも関わらず、当人に任せきりで”他人事”のように責任を押し付ける事例であります。

これらが度々発生すると、より”自分本意”の考え方のスタッフ達が増え、店舗運営に支障をきたす事。要するに「店舗が機能しなくなる」1つの要因であります。

 

◯「機能している店舗」→店舗スタッフ全員が補える、連携がとれる店舗形成

では、反対に前述の内容から「機能している店舗」とは?

反対の事なので言うまでもないですが、”役割制”はあっても任せきりにしない。引き継ぎがしっかりでき、連携がとれている。

要するに、スタッフ達は”ポジションUP”という目標において「パーフェクトに近い自分自身」であることを自覚しているからだと考えます。ポジションが上がれば上がるほど、人を「束ねる・まとめる能力」が必要となりますから、その能力に向けた”意識向上”の現れだと言えます。そして、それを導いているのは「店長」です。

 

今回は一つの「役割制」という内容でしたが、違う視点から「店舗が機能しない」理由は正直まだまだあります。

 

”機能する環境”を作れるのか?作れないのか?

あなた方、「店長」がどう導いていくかで店舗の”方向性”は決まってくるということです。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

スポンサーリンク
金田 拓巳
About 金田 拓巳 67 Articles
2006年 国内大手SPA入社 販売員として紳士カジュアルブランド店舗勤務。 入社初月から店舗個人売上実績1位。1年目後半~ブランド内全国個人売上1位。以後3年間サブ店長まで継続。 店長就任後、担当した店舗で常に前年比110%〜130%の売上増加を実現。 店舗スタッフを次の個人売上1位・サブ店長・店長へと育成。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*


CAPTCHA