マスメディアが機能しない時代だからこそブランディングが重要になる

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ファッション雑誌の販売部数は激減している

2008年頃までは宝島のファッション雑誌は100万部くらいあった。 それが今はトップのスウィートですら25万部しかない。 ピーク時の4分の1か5分の1まで販売部数が減少している。

(中略)

旧型アパレルはほぼ全社といっても良いくらいにいまだにファッション雑誌と人気タレントにこだわっている。 90年代の手法を20何年間も後生大事に続けているわけだ。  しかし、近年、とくに2010年以降不振が続いているということは、その90年代手法は現代においてまったく販促効果がないということにほかならない。

紙媒体がどんどんと廃刊に追い込まれる昨今、発行部数に目を向けるとピーク時の1/4~1/5程度にまで落ち込んでおります。上記ブログの執筆者である南氏もご指摘の通り、旧来通りの販促手法では今の時代、商品を売る事は困難であり、製品の良さをもっとユーザーに伝える事が出来なければ売上を伸ばす事は難しいのです。

 

ソーシャルの台頭によりマスメディアの力が低下?

そもそも、なぜマスメディアの力が低下しているのか?というポイントですが、これはまずソーシャルメディアの台頭が原因の一つではないかと思われます。過去、情報を発信できたのはテレビや雑誌など、マスに訴求できるメディアの特権でした。それがインターネットの普及により、ソーシャルメディアが台頭。人々の可処分時間はソーシャルに奪われ、そのインタラクティブ性から情報発信が個人でも可能になりました。今で言う「インフルエンサー」の出現もあり、発信元がより細かくセグメントされる。それが原因でマスにリーチする事が難しくなったのではないかと思われます。

また雑誌コンテンツにのみフォーカスするなら、似たようなサービスがインターネット上でも無料で閲覧可能になっています。そうなると相対的に見て、雑誌コンテンツが陳腐化しますから、わざわざみんなお金出してまで買おうとしない。dマガジンなどの読み放題サービスなんかもありますしね。。

 

想定ターゲットにリーチしづらくなった今、求められる事

そういった今の時代、想定ターゲットに選んでもらえるブランドになるには、「ブランディング」が重要になります。めっちゃざっくり言いますと「~と言えばこのブランド」という認識のされ方です。しかし仕事柄、様々なブランド担当者にお会いしますがこのあたりの意識がほとんど見受けられません。そんな状況の中、指標もなく販促を打ったりしても効果が薄いのは当たり前です。仮に単発で効果があったとしてもブランド価値が積み上がっていきません。

売上不振なブランドは「ECを強化」とか「新ブランドを開発」とか色々と躍起になっていますが、実は根本的なところが抜け落ちているのです。魅力的な商品を作らずして「選んでもらえる」ブランドにはなりません。ブランド担当者はまず初心に立ち戻り、ブランディングを見直す事から始めないと、何をやっても無駄な努力に終わるかもしれませんよ。

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深地雅也
About 深地雅也 71 Articles
ラグジュアリーブランドのリテール管理と全国セレクトショップへのホールセール担当を経て、起業。高級衣料品、ミセス、ヤングカジュアル、などの経験を基に、ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。

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