アパレルのショップ店員は、お客様と対面できる強みを意識的に守ろう

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Myriams-Fotos / Pixabay

こんにちは、森野です。

昨年話題を集めたゾゾスーツ。

まだ届かないゾゾスーツ。

自分を知るツールとして、しかもそのデータを管理しておいてくれるとなれば手軽で便利です。

洋服選びに根拠ができそうですよね。洋服に対しての「分からない」が少しでも解消するのはいいことです。

ゾゾが始めていること

大きくは3つあって

・ゾゾスーツ採寸による「PB商品のオーダー」

・ゾゾスーツ採寸による「自分サイズ検索」

・ユーザーの好みやニーズを聞いた上での「おすすめ定期便」

これで通販のボトルネックだった部分が解消に向かうのは確かです。

ゾゾ側からユーザーの体格の特徴を見ることができませんが、ゾゾスーツの計測データを送信してもらうことで把握できます(しかもそれは、店頭で販売員がお客様と対面するより具体的に)。

商品が同じサイズ表記でもアームホールが細めとか、裄が長めとか、ウエストが細めとか、着用感が違うのはよくあることですが、

数カ所の寸法表記だけではわからない点も多く、通販で購入してから「想像と違った」「サイズが合わない」といった不満がつきものです。

データ活用がうまく機能すれば、この点でゾゾ側が提案する商品の精度が上がることは間違いないでしょう。

あくまで、理論的な「自分サイズ」ですが。

アパレル販売員のみなさん、サイズ合わせの提案はできていますか?

通販のZOZOTOWNが、お客様の身体に合わせた提案をここまで考えてきていますが、店頭の販売員のみなさんは日ごろいかがですか?お客様の適切なサイズ選び、しっかりやってますか?

15〜20年ほど前までは、婦人服ではウエストにゴムの入った街着などほとんどなかったですし、タイトスカートやヒールに合わせて履くフルレングスのパンツが主流でした。サイズや丈が合わないとごまかしのきかないアイテムですから、¥1,000〜¥2,500くらいのお直し代をかけてウエストやヒップの詰め・出し、丈詰めをする人は一定数いたものです。

しかしその後、ドロスト(裾絞り)パンツや裾ロールアップの着こなし、クロップドパンツ、ガウチョパンツなど、丈が余ってもなんとかしてしまう着こなしや、丈が余らないボトムスがほとんどになりました。

同時に、ウエストにゴムの入った、着用感がラク且つサイズに柔軟な対応が可能なボトムスが増え、人気を得ています。

結果、今となってはお客様も販売員も、お直しをすることに特別感をおぼえる方が多いです。特に女性はパンツの丈詰めすら、あまり経験のない方が多くなりました。

合っていればいいのですが、販売員がお直しに疎くて適切なフィット感を提案できないのは問題です。

せっかくのお買い物、お客様には一番快適に、一番素敵に着ていただける提案を

お直しの提案をするのは、お客様の負担も増えるし、すぐ持ち帰れないし、取りに来る手間もあるし、「そんなめんどくさいことするくらいなら他のにするからいいです」と言われてしまう可能性もあるので、気後れしますよね。

それから、採寸を失敗したらどうしよう、思ったように仕上がらなかったらどうしよう、そんなことを考えると、こわいですよね。

でも、まずひとつの事例として、私が婦人服アパレルにいた12年間で、お直しでクレームになったことは一度もありません。

ウエストからヒップにかけての詰めなども、お直し屋さんとよく話してお客様の体型の特徴を伝えれば上手に仕上げてくれましたし、お客様の「いつも着心地が悪いのを我慢していた」部分の解決ができました。

直さず着た時の見え方を、理由を添えて明確に伝え、「気になるようでしたらお直しされるとある程度解消できますが、いかがなさいますか?」という聞き方をして、判断はお客様に委ねます。

多少合ってなくてもお直し提案が億劫で、なんとかなると思わせて売りたい、そんな気持ちが先行し

パンツの丈が長いとき「裾を捲ってしまってもオシャレかと…」

パンツの丈が足りないとき「これはこれでアリですね!」

ウエストやヒップのダーツが浮くとき「余裕がある方が動きやすくないですか」

ジャケットの袖が長いとき「捲るとこなれ感がでます」

コートの袖が長いとき「内側に折り込んじゃっても…」

こんな、テキトーなことを言って済ませていませんか?

実はこれ、全部販売員さんから聞いたことのある言葉です。

テキトーすぎます。

きれいめジャケットの袖をまくったり、たくし上げたりなんてしたら、しわっしわになってしまいます。簡単にシワは取れないし、真面目なシーンであるべき状態で着られません。それでは本当に着たい場面で意味がないんですよね。

春の繁忙期を前に、今一度お直しについて確認してみてください。お直しできるもの、できないものもあります。知識があやふやな方はいませんか?

それと最後に、日ごろからお直し屋さんの誰が一番頼りになるかを見極めておくこともおすすめしておきます。

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森野 咲
About 森野 咲 100 Articles
森野 咲 (Saki Morino) 1979年神奈川県生まれ 販売員歴通算16年、店長経験5年。 (株)ワールドストアパートナーズ→スターバックスコーヒージャパン(株)→(株)トゥモローランド→(株)LVMHグループ →個人事業主として2016年に独立、鞄メーカーの販売にあたる。月刊誌「ファッション販売」執筆中。 30代半ばでもう若くないと一度販売を辞めたものの、すぐ復帰しました。限界だと思いたかったけど違いました。やっぱり店頭が好きです。 2018/7/1迄、TopSeller.styleブログ火曜日を担当。 https://note.mu/funrastic

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