原価・工場・ものづくり。このムードに乗れる?

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こんにちは。
春の陽気が垣間見える日もある3月。
セーターから一気に、衣替えしたくなる季節ですね。

まだちょっとさむいから、コートもセーターもクリーニングに出せてないんですが…

さて、それでもアパレルはブランドによってはそろそろ来秋、来春(2019)の仕掛かりに入っているかと思います。

ところによっては原価率ブームが来ているのか、ちょっとその辺りも厳しくなっている印象。

資金が潤沢でないブランドが高原価率で回すには、その他の費用を計画的に立てる必要があります。

まあ、一言で”厳しくなっている”とは言っても、原価を安く安くという方にシビアになっているところもあるようです。

いま市場は低価格の服で溢れてますし、ロットを詰めない企業はなかなかそこに戦うことは難しい。

店舗数や販売数も圧倒的に少ないなら、原価を落として一点一点の利益率を上げるということを考えるのは、

ビジネスをする人間として当然の選択かもしれません。

 

「人を搾取して作られたもの」は買いたくない。

これは、いまの市場の表面上のムードですよね。

表面上というのは、その問題がグレーであれば、「安い」ことは多くの消費者にとって何よりも魅力的ですから。

でも、この良心は人の本心でもあるし、その搾取に加担したくない気持ちはもちろんある。

こういう微妙な市場の気持ちを、感じ取れていますでしょうか。

昔から工場とメーカーというのは、工場が下請けのようになってしまい、対立構造となりがちです。

高度成長期はそれでOKだったんでしょうか、昨今難しいものがありますね。

ただ、工場とメーカーのパワーバランスというのは逆転することも。

(某繊維メーカーなんて、そんじょそこらのブランドには出してくれないどころか、商談もできない・・・笑)

この”下請けマインド”というのは、先述の流れとインターネットのおかげで、いま変えるには好機なタイミングですがその市場の雰囲気を感じ取れていないところも多いように思います。

いま私は「アパレル側」と「工場側」両方からお仕事を受けますが、やっぱりそこはどっちもどっちです。

アパレルは自社の利益を追求するのは当然ですし、その構造が搾取の構図になるのであれば、それを改善するのは、両者の商談内容であり、取引内容でしょう。

 

数字、ものづくり、根本の見直しを。

“変える”ことはきっと勇気がいるんだと思います。

先日生地屋さんの若手の営業さんたちと商談をする機会がありましたが、

「「もう◯◯さんから欲しいって言われて作ってみました」とか「これ今期人気ですよ」みたいな生地の売り方じゃダメなんだと思う。」と言っていて、ああいい流れだなあと思いました。

高度成長期を支えてくれた先輩たちが上がったあと、市場や社会が変化することは当然でその変化は止まりません。

サービスやユーザー全体の雰囲気も刻々と変化しています。

メーカーはそれに応じて変化せざるを得ません。(変われてないところもあるけど)

メーカーから工場へのニーズもやっぱり変わってきます。(変わってないところもあるけど)

いまのこのムードを味方につけるかどうかは、当人たち次第。

ニーズが変われば、そのための資金の回し方や組織の作り方も変わっていくし、求められるものづくりも変化します。

今年はそのあたりをしっかり見つめ直して、仕事をすることになりそうです。

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About 中溝 雪未 71 Articles
1990年生まれ。コレクションブランドの企画室でインターンからデザイナーアシスタントとして勤務。その後アパレルブランドで布帛・ニットをはじめとするデザイナーの経験を積み独立。現在フリーランスとして企画・デザイン・パターンを担当。 プロダクトアウトなものづくりからマーケットインまで、偏らないバランス感覚を武器に、コンセプトメイクからお客様に届くまでをディレクションするプランナーとして業界を問わず活動中。

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