展示会に行けない「店舗」が抱く企業・ブランドへの不信感

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年2回をベースに各企業・各ブランドが開催する展示会ですが、多くの店長方が店舗の代表者として出向かれると思います。大体は東京を中心として開催される事が多いので地方の方は出張という形で数日行かれたりするでしょう。

さて、以前のブランド展示会は全国各地から既存店舗の店長は全員参加というのがあたり前で1日〜2日にかけて、

・商品ラインナップの視察

・修正や不要などの精査

・ブランド側からの意図(シーズンコンセプト)のプレゼン

・店舗とブランド側の意見交換

・店舗側からの要望

など店舗側とブランド側との次シーズンに向け共存する事を目的とした時間を設ける為の機会でありました。

しかしここ数年、企業やブランドにもよりますが経営不振から出張への”経費削減”の謳いが強い為、全店舗の店長ではなく首都圏店舗、主要店舗、強化店舗などと選出された店舗の店長しか参加できなくなる傾向にあり、該当しない店舗(郊外店舗、地方店舗)はWEBあるいは送られてくるLOOKや資料でしか確認することができず、シーズンコンセプトや展開イメージはもちろん、店舗の意見が発信できないことで理解に苦しみ、後に”自店舗の立ち位置”、”自店舗の必要性”に疑念と疎外感を抱きモチベーション低下となり売上不振含む”店舗マネジメント”に悪影響を及ぼしている傾向にあるのかと。

前述の要因がブランド側と店舗側のが隔たりが起こる1つの要因だったりもします。

 

〇店長にとって必要な”展示会”という機会

そもそも「ブランド方針・コンセプト」などは全店舗のスタッフが理解し、本部・店舗とが共通認識であることが当然の組織の形であります。

しかし、上記で述べたように情報不足による理解や認識の浅い店舗がある中、体制として不十分にも関わらずブランド本部が「次シーズンに向けて!」と謳うのは筋違いであると言えます。

展示会での商品ラインナップの視察、ブランド側が推進する方針やコンセプトの理解など直に見て直に聞いたりすること、その機会で得た情報を基に店長が次シーズンに向けた「店舗戦略」の立案する際にベースとなるので現場側からすれば必要な機会なのです。

また、他店舗の店長、本部スタッフ(ブランドMG、MD、デザイナー、パタンナー等)と商品や動向などの情報共有、意見交換、要望のやりとりなど限られた時間の中で直にセッションできる機会でもあったりします。

店舗展開の規模が大きいブランド程、選別された店長しか行けないという傾向にあるようですが、ブランド側と交流や共存できない事は店舗側にとって”疎外感”を感じざるを得ない状況を生み出しており、それらの不満が店舗内に伝染となり店舗売上の悪化、それはまた多方面にも蔓延しブランド不振の悪化を招いてる要因であるでしょう。

展示会に参加できる事って「店長」という立場において1つの”特権”なのです。

業界に身を置く販売員としてその”特権”がなくなるのであれば今後も更に「店長」を目指すスタッフ、昇進を目指すスタッフは減少していく一方であるのではないかと思うわけであります。

 

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金田 拓巳
About 金田 拓巳 95 Articles
販売員歴13年(店長歴7年) (株)ワールドストアパートナーズ 入社初月から店舗個人売上実績1位。1年目後半~ブランド内全国個人売上1位をサブまでの3年継続。異例の早さで「店長」へ昇格。 店長就任後、部下スタッフを同様に全国区の販売員に育成し。担当した店舗では常に前年比110%〜130%の売上増加を実現。 2016年→ヒューゴ・ボスで再度パフォーマーとして活躍。 2017年→「販売・マネジメント」の観点からフリーランスとしてスタート。

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