「商品」がアジャストしないと物は売れない

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トップセラーのプリンスこと深地雅也さんがシーナウトウキョウというEC系の社長と面談されたことが記事に書かれています。

https://note.mu/fukaji/n/n48135f027d54

シーナウトウキョウってなんじゃ?とあまりよく知らなかったのですが、国内のデザイナーズブランドの次シーズンコレクションを予約販売するサイトだそうで、今一つ事業が拡大しないことに悩んでおられたようです。

なぜ事業が拡大しないのかというと、「売っている物」が圧倒的に売りにくい物だからです。
そうです。「国内デザイナーズブランド」というのは恐ろしく売れにくい商品なのです。

国内における国内デザイナーズブランドの市場というのは恐ろしく小規模です。
売上高が比較的大きいのは、コムデギャルソンやヨウジヤマモト、イッセイミヤケなどの大御所ブランドばかりで、やっとサカイがそれに並んだくらいで、その次の規模にになるとミナペルホネンくらいになります。

じゃあ東京コレクションに毎回出展しているあのブランドとかあのブランドとかは?
と、なりますが、ほとんどのブランドは売上高(卸売りと直営含めて)1億円未満というのが珍しくありません。
東京コレクションへの出品は最低でも毎回1千万円はかかるといわれていますから、年2回出品するとそれだけで年間2千万円の出費となります。

売上高1億円として、出展料で2千万円なくなると、残りは8千万円しかありません。
その8千万円で製造費、家賃、人件費、諸経費を支払うのですから、デザイナー個人の手元に残るお金は限りなく少ないのです。
赤字になることも普通にあります。

これが国内デザイナーズブランドの現状です。

海外にも出品したり、テレビで特集を組まれたこともある某ブランドも売上高は恐ろしく低く、製造費が支払えないために、生産を請け負った商社に商標を差し押さえられているという噂もあります。

また、某ブランドも親が経営する会社から毎月給料をもらっていてそれで生活していますし、また、深地雅也さんの実家が堺市近郊にあるのですが、そこに実家のある某ブランドは、地元では全然知られていなくて、その実家の家業で雇用されている人が、深地さんに向かって「うちの社長の息子がやっているブランドを知っている人に初めて会った」と言ったそうです。
ちなみにそのブランドの売上高は外から見てざっと計算しただけでも年商規模は数千万円程度ではないかと推測されるほど小さいのです。

ですので、そもそもシーナウトウキョウが扱う商材選びがそもそも間違っていたということになります。

売り方・見せ方・売る方法が仮に正しかったとしても、「扱う商材」が悪ければ物は売れませんし、一度買ったところでリピーターにはならないのです。
シーナウトウキョウがここからどうリファインされるのかに注目したいと思います。

 

 

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さて、あなたはどの「刺激」がお好みですか?

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南 充浩
About 南 充浩 111 Articles
1970年生まれ。大学卒業後、量販店系衣料品販売チェーン店に入社、97年に繊維業界新聞記者となる。2003年退職後、Tシャツアパレルメーカーの広報、雑誌編集、大型展示会主催会社の営業、ファッション専門学校の広報を経て独立。現在、フリーランスの繊維業界ライター、広報アドバイザーなどを務める。 2010年秋から開始した「繊維業界ブログ」は現在、月間15万PVを集めるまでに読者数が増えた。2010年12月から産地生地販売会「テキスタイル・マルシェ」主催事務局。 日経ビジネスオンライン、東洋経済別冊、週刊エコノミスト、WWD、Senken-h(繊研新聞アッシュ)、モノ批評雑誌月刊monoqlo、などに寄稿 【オフィシヤルブログ( http://minamimitsuhiro.info/ )】

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