webを使って何をしたいの?

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職業柄、アパレル関連のWebのお手伝いなんかをさせてもらっておりますと「Webサイトを作ってほしい」という案件をよくお受けします。しかし、「Webを使って何をしたいのですか?」という質問をした時に「?」という顔をされる事もしばしば。

昨今、Webの活用が当たり前になってきておりますので、こういった質問をすると「Webサイトなんて無い方がおかしい」と思われるかもしれません。僕も、「目的が無いなら作らない方がいい」とは言いません。事業によりけりですが、ほとんどのケースにおいてWebの活用は必須項目でしょう。しかし、サイトを構築する際に「目的」も無いのに有効活用などできるはずがありません。

 

○Webは目的によって使い方が全く異なる

めっちゃ当たり前の事を言いますが、ECサイトとメディアサイトではそもそもサイトの目指す目的が全く違います。ECサイトはどのサイトでも「注文完了」が目的になるでしょう。運営する限りは売れなければ意味がありません。しかしメディアになるとそれが「PV」であったり「会員登録」であったりと、目指すポイントが変わります。メディアの多くはマネタイズ手法の多くが「広告」ですからね。

と、同じWebサイトでもジャンルが変われば目的もこれだけ大きく違います。中には「名刺代わりに作っておきたい」という方もいらっしゃるでしょうし、店頭に送客したいというケースもあるでしょう。前者だと「それならなるべくコストをかけないように」という作りになるかもしれませんし、後者は「店舗の魅力訴求」が重要なコンテンツかもしれません。それに伴い、準備するコンテンツや予算も変わってきますから、実は目的を意識するのは当然の事なのです。

 

○投資という意識はあるか?

何故こんなことになっているかと言いますと、未だにWebに疎い方々はサイトを構築しただけで勝手に多くの方に閲覧してもらったり、何なら簡単に売れていくものだという勘違いがあるからではないでしょうか。Webはあくまで投資なので、手間やコストをかけずに目的を達成する事はありません。達成したい目的があるなら、それに向けてあらゆる施策を考案し、実行して検証し、そしてまたやり直すという地道な作業が必要になります。所謂PDCAを回すというやつです。これを具体的に突き詰めることによって、自分たちが今何をすべきなのか?がやっとわかるのです。逆に言うと、これが無いのにやらなければならない事なんて出てきません。

ECサイトを運用するなら、「注文完了を目指す。」→「いつまでに」・「どれくらいの」売上を獲得する。これだけで随分とやる事は明確になります。

「ではその売上を取る為にはどれくらいのトラフィックが必要で、その為の施策はAとBとCがあります。その中でAはどれくらいのコストでどれくらいの効果が見込めて…」

という具合ですね。意外とブレイクダウンすると簡単な事なのに、慣れない事になると急に思考停止する人って結構多い印象があります。ファッション業界ではもっぱらECがもてはやされておりますが、安易に「Webを活用する!」とざっくり考えないで、今一度自分たちは何を目的としてWebを使うのか?を問い直してみてください。それだけで変なWeb業者に惑わされる事もなく、ちゃんとした活用方法が見えてくるかもしれませんよ。

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深地雅也
About 深地雅也 112 Articles
株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

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