ユニクロから学ぶ、正しいweb戦略の立て方

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ユニクロ8月度売上高は4カ月ぶりにプラス 通期は6期連続増収

ここ数ヶ月、災害が多く天候に恵まれなかった為、売上を大幅に落としているアパレルブランドが多いんではないでしょうか。ユニクロも例外ではなく、ここ数ヶ月は前年実績を下回ってはいたものの、8月度はプラスの実績。通気では何と6期連続の増収という事で、メディアがよく報じる「ユニクロ終わった」説は一体何だったんでしょうか。売上・利益に関してはこうやってメディアでも大々的に報じられるので皆様もよくご存知だとは思うのですが、僕が個人的に気になったポイントは下記。

店舗数に関しては、188月期は出店15店舗、退店20店舗で、期末店舗数は784店舗となった。ダイレクト販売の強化などもあり、138月期末の834店舗以来、毎年微減している。

店舗数がここ数年ずっと減ってるんです。とうとう800店舗割るくらいまで減ってきているんですけど、驚くべきはそこではなくて、、

決算サマリー

近々の決算サマリー見ると国内ユニクロ事業が大幅に前年をクリアしているのがわかります。営業利益は前年同期比30%増。これ近々だけでなくて、ここ数年見てもずっと右肩上がりです。(2015年:7156億円 2016年:7801億円 2017年:7998億円)店舗数減っても売上がここまで伸びているという事は、もうお気づきでしょうけどECを強化してる訳ですね。当然の事ですが、EC強化したらその分需要はそっちに取られるので店舗が必要無くなります。顧客1人あたりのLTVが向上するというケースもあるでしょうけど、店舗数がここまであって知名度も抜群に高いユニクロなら流石に限界もあります。つまりユニクロは2013年ごろには既にEC強化と店舗縮小を計画しだしていたという事です。

 

EC強化と店舗数増加は両立しない

ブランドがまだまだ成長期のフェーズであれば両立するかもしれませんが、成熟期に入ればそうもいきません。ECで成功事例と持て囃されながら、全体として売上を下げているブランドも存在します。ナノユニバースなんかはいい例でしょう。EC売上はアパレル全体でどんどん伸びていますが、ブランドは実店舗と合わせて売上を見る必要があります。ECは在庫がたまりやすいビジネスモデルなので尚更そこが重要になるのです。余った在庫をアウトレットに突っ込めるのは規模の大きいブランドの特権です。EC専業として成功事例とされているショップが、結局実店舗を出すケースは枚挙に暇がありません。(店舗に在庫を置かないケースもありますが)最近ではしまむらがZOZOに出店している事で話題になっていますが、店舗が常に増加傾向にあるしまむらがECを強化した時、既存店がどうなるかは容易に想像できます。今後、店舗を縮小していくつもりか、ECがこけるならその限りではありませんが。

 

ECはあくまで販路の一つ

ECって販路の一つなのに、何故か一つの業態として見られがちです。webの力を過信しすぎて戦略を見誤ると、時間もお金も大幅に失う事になりかねない。あくまで新しい需要を創出するのは商品や企画であって、ECの肝は販管費の圧縮や機会損失を防ぐ事にあります。若い世代からもwebについて聞かれたり就職の相談をされる事が非常に多いのですが、過剰な期待をせず地に足をつけて今の持ち場を大切にしてほしいと思うばかりです。

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深地雅也
About 深地雅也 112 Articles
株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

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