数回にわたって【EC担当者が求められる「売るために」やるべき100のコト】と題して、現場で必要な実務上のスキルについて。
またECについて勉強していく際のインプット方法やマインドについて書いています。

これまでの3回ではEC担当者の基本業務である「ささげ」(採寸・撮影・原稿)の原稿、撮影にフォーカスしています。
それぞれ以下の内容について書いていますので気になった方はご覧ください。

「原稿出し」
・撮影は事前準備できまる
・カット数には気をつける
・トリミングを意識する
・ロケは天気とのたたかい
・時間帯は揃える
・時間管理を忘れない
・ポージングよりまずは動作から
・ロケでは小物を使ってリアリティを
・撮影はお客さんの目

「撮影における知識」
・カメラとスマホの違いを知る
・カメラについて知る
・レンズについて知る
・照明について知る
・屋外と屋内を使い分ける
・見る画面によって色は変わる
・シャッター、ケーブルは消耗品

「撮影における実務」
・撮影は事前準備できまる
・カット数には気をつける
・トリミングを意識する
・ロケは天気とのたたかい
・時間帯は揃える
・時間管理を忘れない
・ポージングよりまずは動作から
・ロケでは小物を使ってリアリティを
・撮影はお客さんの目

そして今週は撮影業務の一環としての「Photoshop画像加工編」について書いていきます。
これは撮影後、サイトにアップするために行う大切な業務で、撮影した画像を実際に使える状態にするのが「画像加工」になります。
フィルムのカメラでいうと写真屋さんにお願いする現像と同じものと考えてください。

やるべき8のコト-Photoshop画像加工編-

・加工に頼りすぎない
・元画像は残しておく
・時間を意識する
・ショートカットキーは必須
・迷ったら分かりやすさ
・トリミングは見せたいポイントの強調
・加工とは修正と削除
・画像加工で使う機能(切り取り、選択、色調補正、スタンプ、ゆがみ)

・加工に頼りすぎない

画像加工というのは、撮影してきた画像を使える状態にすることを指します。
具体的にはトリミング、色調補正がメインの内容になります。

トリミングというのは画像のサイズを調整することなのですが、なぜそれが必要なのかというと「そのままではサイズが大きすぎて使えない」から。
各サイト(自社でもモールでも)ではそれぞれ規定の画像サイズというものを定めていて、そのサイズではない画像を使用することが出来ないようになっています。

色調補正に関しては、撮影における色ブレ(実際とは異なる色に見えてします現象)を修正するために行います。
天候やカメラの設定によって色味というのは簡単に変化してしまうので、そのままではお客さんに正確な情報を提供出来ない場合があります。

とは言え、です。

撮影でもある程度のコントロールは出来ます。
特に色調補正に関しては撮影時のカメラの設定によって、その場に適したものに調整可能です。
そこを無視して撮影をし、あとで加工というのは「画像の劣化、作業時間の増加」の観点からやめたほうがいいでしょう。

カメラの設定に関しては「撮影における知識」に書いてありますのでご覧ください。

・元画像は残しておく

撮影した画像を加工していくのですが、まず「どれを使うのか?」という画像選定を行い、そこから実際に加工に入っていきます。
その際、必ず元の画像は残しておきコピーした画像を加工するようにしましょう。

理由としては、加工後に修正が必要になった場合やその他の用途で画像が必要になった場合のバックアップがなくなってしまうから。

撮影データというのは、基本的にカメラからパソコンに移したあとはカメラ内のデータは削除してしまいます。
そのまま残しておくと無駄に容量を消費してしまいその後の撮影で容量不足になってしまうためです。

もしパソコンに残った元画像まで加工してしまうと、何かあった時に対応が出来なくなってしまいます。
なので、必ず元画像は残しておきましょう。

またこれは、撮影データに限らずその他の画像データに関しても同様です。

・時間を意識する

撮影する商品数にもよりますが、画像加工には一定の時間を要します。
1枚に5分かかる人が20カット加工するとなれば100分(1時間40分)必要になるということです。

1枚あたりにかかる時間が増えればそれだけ所要時間は増えていきます。
そのため、使える時間の中でどこまで出来るのか?というのは常に頭に入れておきましょう。

そういった面もあるので、加工に不必要な時間を取られないためにも撮影の段階での色調コントロールや修正を減らすための折りジワをなくすなど(こちらは「撮影における知識」に書いてあります)の事前準備をしっかり行いましょう。

・ショートカットキーは必須

画像加工では同じ操作を何度も繰り返すため、ショートカットキーを覚えて使うことが時間短縮、効率化のカギをにぎっています。
オススメショートカットキーはこちらの(Adoobe社の)サイトに早見表がありますのでぜひご活用を!

滅多に使わないようなマニアックなものを覚える必要はありません。
自分自身がよく使うものを覚えるようにしましょう。

先ほどの「元画像は残しておく」でよく使うのが、別名で保存(ctrl+shift+s)。
これなら元画像は残して編集した画像を残すことが出来ます。

・迷ったら分かりやすさ

画像加工前の選定作業や、加工した画像を実際にサイトへアップロードするときに「どの画像を使用するのか?」で迷うことが出てきます。
画像のクオリティに大きな差はなく、どのポージングもポイントを押さえたものになっているようなときです。

どんな場合でも共通ですが、「お客さんが見てわかる画像」を選択しましょう。
見てわかるというのは色味や光、シルエットが忠実であり、画像の中に不要なものが映り込んでいないものを指します。

例えば通行人、標識、看板、ゴミなど

消したり修正することも出来ますが、可能であればそもそもそれらのものが映っていない画像を撮り使用するようにしましょう。

・トリミングは見せたいポイントの強調

ECにおけるトリミングとは、サイズ調整のために行うものというように説明しました。
しかし、トリミングとは本来「見せたいポイントを強調」するためにあります。

見せたいポイントに目が向くようにし、余計な要素を排除するのがトリミングの本来の目的です。
単に「サイトの決まりだから…」という意識でのトリミングでは、売れるものも売れなくなってしまいます。

Aという商品の○○な部分を見せたいから、こういうアングルでこういう画角で撮影をし、その画像をこうトリミングする。というようにすべてがつながっています。

あらかじめどのようにトリミングするのか?というところまで考えた上で撮影をしましょう。

・加工とは修正と削除

加工で行う作業をおおまかに分けると修正(色味や光)と削除(不要物)になります。
撮影の現場ではコントロールしきれなかった部分を補うためのものです。

やりようによっては、元画像がどんなに良くなくてもある程度までは加工で補うことが出来ます。
しかし、再三言っていますがあくまでメインは撮影であって加工ではありません。

どうしても修正や削除が必要な画像とそうでないものの区別をしっかりとし、作業にメリハリをつけましょう。

・画像加工で使う機能(切り取り、選択、色調補正、スタンプ、ゆがみ)

最後にPhotoshopで画像加工をするときに使用するメイン機能をご紹介します。

・切り取り・・・トリミングをするのがこの機能になります。任意のサイズで画像を切り取り事が出来ます。

・選択・・・色調補正のときなどに使用する機能になります。画像内の任意の範囲を選択することが出来ます。

・色調補正・・・色や明るさなどを補正するときに使用する機能です。スマホで撮った写真の画像も編集出来ますが、あれをより細かく調整出来るようなものと考えてください。

・スタンプ・・・不要物を削除したいときやシワ消しなどに使用します。任意の箇所を別の箇所に上書きすることが出来ます。

・ゆがみ・・・いびつなシルエットをキレイにしたいときに使用します。便利な機能ですがやりすぎると背景まで歪んできてしまうでの注意が必要です。

 

いかがでしたでしょうか?
当たり前な項目もあったかとは思いますが、今一度見直してみるのも良いかと思います。
また、「この項目がなかったけど必要じゃない?」というものがあれば
藤村のTwitterアカウントまでリプライやDMで教えていただければ幸いです。

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