こんにちは、こんばんはSHUN-TALOWでございます。

気づくと今年ももうすぐ終わるよって感じで、年内はここではこれが最後の記事になるかと思います。この一年はコロナ禍という事もあり、僕自身の仕事の環境もすごく変わったなぁって思います。これまでにもタレント/インフルエンサーと呼ばれる人のファッションブランドを手がけたり、携わったりしてきました。

それぞれのブランドによって関わり方は色々ありますけど、多分タレント/インフルエンサーさんが手掛けるファッションブランドや起用したマーケティングに関わった数は、今年だけならアパレル業界の中でかなり多い方じゃないのかな?なんて思います。

タレント/インフルエンサーって元々アパレルとは関係が深いとは思うのですが、この一年間たくさん関わってきた中で、当たり前っぽいけど意識するだけでちょっとキャスティングがうまくいきそうな話を今年最後にしたいなと思います。

フォロワー数に惑わされないで

インフルエンサーの広義としての意は「影響力のある人」です。あの人がオススメするなら、使ってるなら、使ってみたい、欲しい、あなたやあなたの周りの人をそういう気持ちにさせる人がインフルエンサーです。

でも、自分とは全く年齢もジャンルも違う、そもそも興味が無いって事を説明されてもきっとわからないでしょう。だからキャスティングする際には、それを可視化しなきゃなんですが、影響力なんて曖昧なものを数値化するって難しい。

多くの場合は「フォロワー数」「いいね数」「コメント数」という誰が見てもわかる指標を「効果の目安」として用いるんですが、少しでもインフルエンサーについて知識がある人だと、これも大概曖昧な指標だとわかるでしょう。

というのはフォロワー数というのは基本的に知名度と比例しています。ほとんどの場合、ある業界あるいは世間一般での知名度が高ければフォロワー数も多い傾向にあります。

認知が高いならいいじゃんってなりがちだけど、それが【フォロワー数】=【影響力】ともならないのは、SNSをやっている多くの人は「周りがやってるしSNSを始めてみたけど誰をフォローしていいかわからない」「あ、この人知ってる」「フォロワー多いし、フォローしておこう」という理由でフォローしたりします。

その結果、テレビタレント、何百万/何十万というフォロワーがいる人の投稿でも意外と効果が得れない事が多々あります。

インフルエンス力のある人の特徴

では、フォロワー数以外でその人のインフルエンス力を見極める方法はあるのでしょうか?

僕の結論から言うと、明確な指標なんてのは無いですけど、インフルエンス力のある人って強烈な「らしさ/個性」があるなと感じます。

たとえば、Youtuberのヒカルさん。

そのキャラに賛否もあるとは思いますが、ローンチされたご自身のファッションブランド「ReZARD」もメディアで騒がれているように、相変わらずかなりの好調だそうです。

ヒカルさんと言えば思いつくのが、「金と黒のツートンヘアー」「お金持ち」ってイメージ。

お金持ちという印象に含まれますが、数々の高級ブランドの洋服を着用されていたのも印象的でした。

らしさっていうか、キャラクターがわかりやすいですよね。

そんな普段から全身高級ブランドを着用されているヒカルさんが「高級ブランドと同程度のクオリティーで、価格はかなり抑えて作った。」「高級ブランドの価格のほとんどが宣伝費と利益だから、俺はそれを無くして安く作った」と言えば、フォロワー達は信憑性が高い、良いものを知っているヒカルが言うんだから間違いないと感じやすいと思いませんか?

つまり、ご自身のブランドの場合でも、PRをしてもらう場合でも、いかにも褒めそう、いかにも本当に使ってそう、この人がこういうなら間違いなさそう。っと感じてもらう事が大事で、それがインフルエンス力の本質ではないでしょうか。

共感できる人に依頼する

前述のようにインフルエンサーをキャスティングする場合には「いかにも」な人を見つけることが成功の鍵です。

そうやってシンプルに考えれば、インフルエンサーを活用したマーケティングを成功させるのそう難しくなさそうと思いませんか?自社の商品にあったキャスティング、もしくはその人のイメージにあった商品を作ればいいだけです。

ところが、フォロワー数やフォロワー属性にしか着目しない代理店、商品の事ばかりにしか着目しないメーカーやクライアントだと、ヒカルさんに「この服はヤバイ、めっちゃイイ」と絶対普段着てなさそうな「しまむら」の様な服を着せた投稿をさせてしまったりします。

わかりやすくと個人名や企業を出しちゃいましたけど、ヒカルさんもしまむらも絶対にそんな仕事は受けない/出さないと思うので、実際にそんなことは起こらないでしょうけど、極端に言うとそんな状況でも条件次第で案件を受けるインフルエンサーだっていっぱいいますし、何も考えずに仕事を依頼する企業もあります。

そもそも前提として、人は自分に似た人に親近感を感じやすかったり、理想的な人に憧れを抱く傾向にあります。

前述の様な失敗をしないためには、自分たちのブランドを人に例えた時にどんな人格なのか、ブランドのイメージを、人格を体現しているような著名人を当て込まなければなりません。自分のブランドを客観的にみつめ、かつ自分も共感できるようなインフルエンサーを自分でも見つけにいく事が大事です。

売れるインフルエンサーブランド

一時に比べ、インフルエンサーバブルは弾けたと見る向きもありますが、僕はある一定数、本物のインフルエンサーは残り続けると思うし、残っていく人達の影響力は今以上に増すように感じます。わかりやすい「らしさ」があって、強力な固定ファンを持つ人たちって本当に「プロ」なんだと思います。

アパレルブランドで言うと、ほとんどのインフルエンサーブランドは、出だしで少し売れると「今度は今までと違った路線でいきたい」とか「売れ線でなく好きな洋服を作りたい」とか「自分自身は前に出ず、ブランドを前面に出したい」とわがままを言い出します。

そこをマネジメント側がコントロールできなく、せっかく出だしは売れたのに消えていったブランドもたくさん見てきました。

一方で、売れ続けているインフルエンサーブランドに共通しているのは、毎回ファンが望みそう、悪く言えば大して代わり映えのしない”新作”を何年も提供しています。決して悪口ではなく、これって逆に素晴らしいことだと褒めています。

現在CELINEのディレクターを務めるエディースリマン。彼はDiorだろうが、SAINT LAURENTだろうが、はっきり言ってほとんど作っているもの、世界観は大して変わりません。規模は違えど、5年、10年と続いているインフルエンサーブランドを見てみてください。結構同じ様なものばかり作ってます。アパレル以外に目を向けてみてもロングセラーというのはどれも代わり映えがしないものばかりです。

トレンドによって、売り上げに多少の上がり下りもあるでしょうが、一定の売り上げも維持しているので、インフルエンサーブランド/インフルエンサー が長くそのパワーを維持し継続していきたいというなら、間違いなく変わらないであるべきところを大事にしていく事ではないでしょうか。

インフルエンサー=ブランド

よくブランディングの話をする際、らしさって大事だよねって話をするのですが、インフルエンサーの場合は自分がブランドです。

「インフルエンサーなんて、ちょっと投稿するだけで何十万円もお金がもらえてボロい商売だなー」とよく言うかもしれないが、僕は決してそんなことはないと思います。

長きに渡ってお金を稼ぐということは、どんな業種であれ等しく難しい事だし、変わらないってホント難しいことです。

「自分自身に対する”飽き”」をコントロールできる精神力が必要で、そんなことできないし、したくもありません。

中には適当な人がいるかもしれませんが、それはどんな業界でも一緒でしょ。

普段自分が着るもの、食べるものなど何かを選ぶ際に、ブランドを意識する事が絶対あると思います。

それと同じ様に、代理店や人任せにするのではなく、自分でブランドを選ぶ様にインフルエンサーを選定するって感覚を持つだけで、失敗しないキャスティングになるんじゃないかなと思います。

それではまた!!

スマホひとつで最高の売上をつくる接客術 日本で一番アパレル販売員のWebスキルを育てるメディア 販売員の悩み解決コミュニティSeller’sRoom アパレル販売員専用完全クローズドSNS「Seller's Room」