こんにちは、こんばんはしゅんたろう( @shuntaronanoda )です。

正直メディアとかで取り上げられるトレンドワードってみんなどうやってキャッチアップしてんだって思ったりします。

メディアや人によって、語源も文脈も言葉の理解もバラバラだから、オムニチャネルって言ってたのに、OMO(Online Merges with Offline)って言い出してたり、ECブランドなのか、D2Cなのか?などなどってもう僕はとてもアナログな人間なので、正直大変です。

まぁとはいえ、それが仕事をしていく上で必要な情報だったりもするし、やっぱり時代の潮流を把握しておかなければ、商売なんてできないと思うので頑張ってはいますw

さてそんなトレンドワードの中でD2Cってありますね。

ただ、この言葉もそろそろオワコンだそうです。じゃぁ次は何?ってなりますが、その「次は何?」って発想がちょっとナンセンスにも感じます。

今日はそれについて書きたかったので、いつもと異なる内容でお届けします。

D2Cはほとんど赤字?

D2Cというビジネスモデルについてはもう色々な方が散々語っているので、今更僕が語る必要もないのかなって思うので、割愛します。

僕も現在いくつかのファッション系のD2Cの運営に携わらせて頂いていて、何よりも初めてアメリカで見聞きした際にすごく面白いビジネスモデルだとも感じました。

その一方、国内でもD2Cって言葉が取り上げられるにつれ、そのビジネスの在り方や、メディアの取り上げ方、日本独自に発展していくビジネスモデルに「あれこれってすぐに限界きそうだな..。」って思うようになりました。

限界ってどういう意味かと言うと、まず優れたD2Cブランドでも単体ではおそらく国内2,30億程度が限界と言われていたりします

それ以上の売上げを狙うには、直営店舗・卸取引・海外展開・展開アイテムの多角化・異なるセグメントのレーベルの追加といった施策が必要になってくるんじゃないかなと思います。

それでも別にアパレルブランドとして、2,30億って十分な成績じゃない?って思いますが、ほんとにそれだけの売り上げがあればいいですが、今国内で取り上げられてるD2Cブランドの売上って数千万円〜数億円とその知名度の割には売れてない印象だし、そのほとんどが赤字経営だったりしています。

そんな国内のD2Cブランドが投資を受けたりして、赤字を補填しながらも突き進んだ先に目指してるものって一体なんなのでしょうか。

何にそんな投資が必要なの?

先日もWWDに掲載されていたファッションに投資する若手投資家の記事がありました。(紙面だったので、引用しないので興味ある方は購入を)

いろんなD2Cブランドの話が載っていましたが

ファッションブランドで儲かっているなら投資っているんでしょうか?

エンジェルやシードであれば、インフラ整備や仕入れ費用?

その後のラウンドであれば、スケールするための広告費とか?

あれ?ちょっと待って、D2Cブランドのメリットって小さく始めて最初から採算が合うビジネスモデルが魅力じゃなかったっけ…。

アパレル業界はよくアナログと言われたりもしますが、テックやWEBサービスのスケールのさせ方をブランドビジネスにそのまま持ち込むのも難しいです。

製品の原価、生産コスト、在庫の考え方とWEBサービスとは根本的に商流も異なるので、無名のブランドがネットだけで莫大な売上高を稼ぐ事自体が難しい話です。

見たことも触ったこともない服を、理念や個人に共感して買ってくれる人ももちろんいますが、それもニッチな中でも数%ではないでしょうか。

これからはECだと騒がれる中で、注目を浴びてはいますが、実店舗を多数持っているブランド、ステイタスが確立されているブランドの服がECで売れるのとは根本的に購買動機も違います。

そう考えるとやっぱり投資を受ける理由も投資する理由がますますわからなくなります。

その次はってなった先がDVNB

アメリカでは最近D2Cという言葉にとり代わり、DNVBという言葉がよく使われています。

D2Cってそもそも利益の効率性の追求する考え方だと思いますが、DNVBはブランド価値を最大化する為に一次情報を取ることに注力するような考え方です。

普通に考えると、店舗を持たずにオンラインでのみ販売していた方が出店コストもかからないので、費用対効果は高いです。

しかし、必ずしもオンラインが効率的で費用対効果が高いという訳でもなく、リアル店舗とオンライン店舗を連動させながら、一緒に売っていく方が費用対効果が高くなることなんて、ザラにあります。

ECサイトで購入する人はまだまだデジタルネイティブと言われる世代が中心的で、ユーザー属性も限定されています。

D2Cの考え方が先行していたアメリカではB8ta(英語サイト https://b8ta.com/ )など、店舗の間借りサービスがいくつかあります。

そういったサービスでは「どんな人が来店したか」という定量データ、「どのように接客したら売れたか」という定性データを独自分析して出店ブランドにフィードバックをくれます。

これはブランドにとって、どんな伝え方をすればどんな人に購入してもらえるのか?という一次情報が得れる。

サービス側にとっては商材ごとにどうすれば売れるのか?というノウハウが溜まっていき、その水平展開が可能になります。

プロの販売員が接客を行なって、店舗運営をしたデータを収集・分析し、そのフィードバックをオンライン上のランディングページやキャッチコピー・デザインの改善に反映し、ルーティーンにすることで好循環が生まれます。

国内のD2Cブランドと言われているブランドを見ていても、ファクトリエ、オーマイグラス、ファブリックトーキョーといったところが実店舗の出店を加速している点をみても、次はこのDVNBという考え方に変わってきている表れなんじゃないかなって思いますし、すでにD2Cではなくなってしまっているんじゃないのか?ってなりませんか?

さいごに

ここまで書いてきましたが、D2CだのDNVBだのってそんな事は個人的には正直どっちでもいいです。

ひとつだけ思う事は、考え方の違いはあれど、お店も出して、ネットもやって、普通の大手アパレルメーカーと何が違うの?ってなりませんか?

個人的には何も違わないし、規模の違いだけで全部アパレルメーカーでしょって思います。

そう考えると知らなくていいって話ではありませんが、いちいち新しい考え方や売り方に翻弄されても仕方ないってなります。

投資を受けれてる新しいビジネスだとか、今の時代に流行ってるやり方をしていれば売れるとか、そんな事はよく考えてみると自分の事業にはきっと全然関係ないはずです。

今から始めるにしても、すでにブランドをお持ちの方にしろ

・自社のブランドは認知されやすい付加価値を持っているか?

・その付加価値に潜在的な需要があるか?

上記を問い続け、トライ&エラーを繰りかえしていくことでようやくブランドが確立していき、売上もついてくるのだと思います。

トレンドワードに乗っかりつづけるのも疲れるだけなので、そういう部分を追求していく事の方が大事じゃないかなと思うのでした。

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