こんにちは。カネダです。
今春、各企業が「業態・体制の変化」を行うってアパレル業界ニュースで賑わってますね。私達、販売員としてはもちろん「期待」するでしょう、しかし「不安」が正直あるのも本音でしょう。
さて、店頭でもこの3月〜4月にかけて「人員体制」が見直される時期です。「昇格」に「異動」と、次シーズンを見据え「新体制」づくりが行われる時期です。自身の周りの販売員の数名も今春、「サブ昇格・店長昇格」とめでたいお話を伺いました。また、この「Topseller」読者の方の中にも同様に「昇格」された方もいらっしゃると思います。そこで、「昇格」された方を対象に各ポジションに必要な
・「個人スキル」
・「マネジメントスキル」
を自身の考えからお伝えします。言い忘れましたがとりあえずは「昇格」おめでとうございます。
◯「サブ(副店長)=実績を継続」新たに必要なことは「店舗の支柱」になること
まず「実績を継続」ですが、恐らく今回の昇格の背景には、「個人売上実績」や「顧客売上実績」等の個人としての実績が店舗に大きく貢献していることが挙げられます。今後は、その実績を継続しながら、または更に飛躍しながら店長代理としての仕事量をこなしていくコトが求められるわけです。VMD、育成、顧客管理、報告書作成など…。
今までは販売環境ができあがった中で、販売分野を専門としてやってきました。しかし、これからは店長のサポート役、店長とあなた方で「販売環境」をヒト・モノ・ウツワの視点から作っていかないといけません。また、後輩スタッフのサポートやモチベーション管理といった内面的な部分も。要する板挟みなポジションな訳で、人員としてバランスが求められるポジションです。
もう一度言います。
「個人売上実績」は必須ですからね。
だから、「サブ昇格」したからといって、販売スキルを緩めるような事はしないでください。売上実績は周りのスタッフへの説得材料になりますからね。私の中では1番大変なポジションだと思います。しかし、これらの「スキル」をあなた方が修得できれば、上記項目の
「店舗の支柱としての存在」
になれる訳です。1番目立てますよ。
◯店長=新たに必要なことは「ブレない指針と采配」そして「影響力のある存在」になること
何と言っても、上からも下からも「信用・信頼」で成り立つポジション。当然ですが、サブ同様に個人としての実績は説得材料として必要です。また、VMD、育成、顧客管理、報告書作成はもちろん、サブとの違いは本部や館といった外様との販促等の連携業務も必要となります。そう、店頭で行う全ての施策に店長としての「判断力」を求められます。また、動向に対しての「観察力・洞察力」、そして「対応力」と。
形のない業務内容が多いので、正解や不正解は「お客様動向」や「スタッフの働きやすさ」で確かめることになります。あなた方の行動や判断が結果を左右しますので、非常にリスクの高いポジション。
ですので、前述しました
「ブレない指針・ブレない采配」
を心得て頂きたいのです。あなた方が店長として「迷う」コト、「不安」になるコトが店舗へ悪影響となり、1番の敗因になります。判断するコトの間違いやリスクを恐れていてはダメです。だからって破茶滅茶に根拠のない判断ももちろんダメです。だから、まずは
「自分のお店」という考えをもつこと。
が大切であり、次に店舗環境から特性・特色を理解する。そして今、自分の店舗には「どこにチャンスがあるのか」を探す。後は、前述の特性・特色を活かす。それが結果的に間違いであっても、そこまで考えて行動した背景があれば周りも納得してくれます。そしてまた新しい発見に必ず繋がりますから。
要するに、店舗環境において自信を持ったあなたの行動や判断が正解だろうが不正解だろうが
繰り返し「挑む」という姿勢を
怠らない。そして、その姿勢から自ずと「統率力」が養われ、
影響力を発揮できる「存在」=「店長」
になれます。また、最初はあなたが思い描く、「理想の店長」をイメージしておくコトも大事ですからね (笑)
ってことで、
今春から新しく「新役職」に昇格された方、あまり気負わずに!
まずは自分のできるコトからですよ!