パル、社員のアイデアをクラウドファウンディングで商品化。第一弾は、汚れを弾くスニーカー
パルがクラウドファンディングの「Makuake」を活用することにより、 社員の思い切ったアイデアを、 そのまま具体的な商品や事業案まで導き、 創出する仕組み。 2017年6月19日(月)より、社内の各ブランドから選ばれた社員が、新規事業のアイデアを12案持ち寄り、その中から採択された4案がクラウドファンディングを実施することなった。
ファッション業界でも最近よく見られるようになりましたこの「クラウドファンディング」。僕も職業柄、学生さんから独立したいという話が出てきたらまずおすすめしていますが、大手が利用するのは珍しいケース。パルは元々、「拝啓社長殿」という制度があり、若手でも社長に直接企画書を投げれるようですので、相性はとっても良さげですが。という事で、本日は学生さんや若手社員の為に、クラウドファンディングを利用した際のメリットをご説明致します。
①資金調達
一つ目はとっても当たり前ですが、少額なら資金調達が可能という事です。以前にもコーディネートアプリの「WEAR」で影響力のある「げんじ」さんという方が自身のブランドを立ち上げる為に300万円ほど調達していますね。その後色々とあったようですが…。若い人で手元に資金があまり無かったとしても、影響力や商品のストーリーを駆使して資金を集める事に成功している人も少なからずいるようです。
②プロモーション
二つ目は商品のプロモーションになるという事。クラウドファンディングで資金を集めようと思うと、WEB上で拡散されなければなりません。特にソーシャルメディアですね。つまり資金調達とプロモーションがセットになっている訳です。逆に言えば、拡散される仕組みが必要ですし、それが無ければ資金調達も難しくなるという事です。ファッション関連で史上最高額の資金調達を実現したオールユアーズさんはその点において非常に参考になるのではないでしょうか。
訴求するポイントと言い、キャッチコピーと言い、とっても刺さる内容ですね。これは嫉妬するレベルで上手いです。。。
③見込み客獲得
資金調達するという事は、支援してくれる人がいるという事です。アパレルの場合は、その支援してくれる人たちにプロダクトでお返しをする訳ですが、それが欲しくて支援してくれる人が多くいらっしゃるのです。つまり、資金調達額が多ければ多いほど、見込み客が増えますし、またそこから口コミで広がる可能性も高い。プロジェクトが成功する=売れる見込みがあるという風にとれるのです。ソーシャルに商品あげて、いいねが多く付いた商品を多く生産するっていう手法に通づるものがありますね。
そんな訳で、独立したいと強く思う若い学生さんはまず自分たちでプロジェクトを立ち上げて、学生のうちから資金調達する事を目指していいのではないかと。ブランドを作りたい、ショップを立ち上げたいと考えている学生さんは数多くおりますし、ここでまず成功できるアイデアを創出できれば見込みあるアイデアだった証明になります。
こういった取り組みの中で、若い方々の夢の実現可能性が少しでも上がってくれる事を切に願っております。