こんにちは、ヨツモト リョウヘイ(@Playtopseller)です。
今までのアパレル業界の勝ち方は
1良い場所に出店し(マーケティング)
2良い人材を配置し(セールス)
3良い商品を並べる(コンテンツ)
と、最近よく伝えていますが、勝ちパターンの中で1の「良い場所に出店」という法則が本当に崩れてきています。
ちょうど、本日までクライアントのPopUpShopが渋谷の西武百貨店で行われているんですが
【予告】#kubera9981 PopUpShop渋谷西武A館1F 7/14-7/20
約1年ぶりに1Week店頭セールス立ちます!去年も時間作って沢山の方々が遊びに来て下さいましたが、今年も立ち寄ってくれると嬉しいです!
普段ツィタで見てるけど一回話してみたかったんだよねーて人もどぞ!
今回は1Fなのでお間違え無く! pic.twitter.com/v1KiB4t64R— ヨツモト リョウヘイ TopSeller主宰&PLAY.inc CEO (@Playtopseller) July 8, 2020
1週間ほとんど雨だったというのも差し引いても、今までの渋谷の街とは思えない人の少なさ。
こちらは先週の土曜日の15時ごろ。
平日でもここら辺は人通りもっと多いですよね。
そしてオープン時に話題になった渋谷パルコは
外の人通りを思えば、それなにり人も入ってる印象でしたが、土曜のこの時間でこの集客ではかなり苦しいでしょう。
唯一、人混みができていたのがNintendo Shop。
でも、それもいつもに比べれば大したことないんでしょうね。
渋谷の商業施設も飲食店も、どこも消毒液を徹底していたり感染防止策をちゃんととっていますがこの有様。
今までの黙っていても人が集まっていた渋谷も相当なダメージを受けている。
そんなことを思っていたら、更に追い討ちをかけるようなニュースが連日飛び込んでくる。
三陽商会 銀座8丁目の旗艦店を売却https://t.co/QZKvMLchnn#三陽商会 #繊研新聞
— SENKEN+plus (@SENKENplus) July 17, 2020
前々からアパレル業界内では「そろそろ。。。」なんて話もでていましたが、改めてニュースとしてでるとショックが大きい。
40代以上の世代でいえば、サンヨーといえ「アパレル企業を3つ答えて」と聞かれれば多くの人が3つの1つに入れるほどのビッグプレイヤー。
バーバリーのライセンスが無くなってからは、右往左往しているイメージが強かったですが、本来であれば一等地である銀座は手放したくなかったはず。
銀座も黙っていても人が集まってくれる場所。
でも、そんな神話がもう通用しなくなってきている。
そして、本日飛び込んできたニュースが109で一世風靡したセシルマクビーの全店閉店のニュース
アパレルのジャパンイマジネーションが10~20代向けブランド「セシルマクビー」の店舗事業から撤退します。流行を発信してきた「渋谷109」内の店舗をはじめ、2021年2月までに全43店舗を閉めます。https://t.co/Xlq1b3H81N
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) July 19, 2020
こちらも小耳には挟んでいましたが、、、
早速、詳細をフリーライターの南さんが記事にしていましたのでリンクを貼っておきます。
「セシルマクビー」のジャパンイマジネーションがライセンス管理以外の事業を終了へ
こちらは場所の価値の下落とは関係ないかもしれませんが、最後のひと押しになってしまったのが今回のコロナでの集客減でしょう。
もしかしたら今年が日本のアパレルのマーケティング元年になるかもしれない
コロナ以前からも店舗への集客は年々下降傾向で、店舗や企業にとって集客は課題として取り組んでいました。
ですが、僕から見れば正直「どこまで本気で取り組んでいるの?」といった感じ。
言ってもまだまだ、黙っていても商業施設にお客様はきてくれるし。
来店したお客様にどうやって買ってもらうか。
ここから抜け出せているようには見えませんでした。
今後は各社ECに資金を投入してくるでしょうが、その前に一度ちゃんとマーケティングの知識を本気で勉強した方がいい。
今までセールスだけで作られてきた企業文化の人たちが、付け焼き刃でマーケティングに取り組んでも今までと何も変わらない。
場所の価値が下がり「良い場所に出店する」勝ちパターンが無くなった今。
これに変わる新しい勝ちパターンは「自分たちで集客できる」しか無いのだから。