今年の秋は気温の上下動が激しいですね。
関西の体感気温ベースで話すと、9月は全般的に昨年よりも涼しかったと思います。暑さが苦手なので、暑い日のことは逆に完璧に覚えています。9月は昨年に比べてクーラーを点けた回数が少なかったのです。
当方はだいたい冷房温度は25度に設定します。我慢できなければ、23度くらいまで下げますが、26度より上には絶対に上げません。
9月下旬は少し雨が続いてより涼しくなり、このまま涼しくなるのかな~?と思っていました。
ちなみに、この時もまだ半袖で過ごしています。長袖を着るようになるのは例年だと最高気温が15度くらいになってからです。
ところが10月に入って2週目に突如暑くなりました。最高気温30度くらいまで上がり完全に夏に戻りました。
この期間、何度かクーラーを点けました。もちろん24度くらいで。
そしてその次の週から一転して雨が増え、徐々に気温が下がり、先週は台風もあってずっと雨でした。
台風が過ぎた月曜・火曜はかなりひんやりしましたが、水曜・木曜はまた20度越えとかなり暖かくなりました。
洋服の売れ行きは昔は、着物時代の影響もあったのでしょうか、「季節先取り」で購入・着用が主流でした。
着物は季節先取りで着用します。桜が満開の時期に桜の柄を描いた着物は着ません。桜が満開になる少し前に桜の柄を着るのです。
我が国のかつての洋服での季節先取りはこういう着物の風習が根底にあったのではないかと思っています。
しかし、徐々に洋服は体感気温に即した着用・購買へと変わってきました。
今では、秋でも暑ければ半袖を着ますし、春でも寒ければコートを着ます。
10月のあの夏日はもちろん半袖で過ごしていました。
で、今回の気温の上下動にショップは振り回されていることでしょう。
暑ければ薄手を前に出し、少し寒ければ薄手を引っ込めて厚手を前に出すなどの対応で売上高を維持していることでしょう。
数日先の暑い寒いに、仕入れや製造では対応できません。
店頭納品までは少なくとも10日くらいは必要になります。
ですから、店頭でのこまめな商品入れ替えで対応するしかありません。
そこで、ときどき交流のある販売員にYahoo週間天気予報の情報を教えてあげることがあります。
といっても「木曜日から気温が高くなりますよ」とか「月曜からまた気温が下がりますよ」という程度ですが。
週間天気予報はこまめに見ていないとしょっちゅう予報が変わります。
晴れだったのが雨に変わったり、気温がいきなりガクっと下がったりなんていうのは日常茶飯事です。
それでも直前にはある程度確率の高い予報になります。
ただ、毎日見るだけのことです。
それでも教えてあげると「助かる」と喜ばれるのですがYahooの週間天気予報なんて無料で見られますから、何を喜んでいるのかがわかりません。
逆にいうと、洋服の売れ行きが天候によって左右されるのはもう何年も前からそうなのですから、どうしてYahooの週間天気予報を見るという努力すらしないのか不思議でなりません。
お金がかかるわけでもなく、毎日ほんの1分もあれば済むことです。
この程度の努力さえできないのなら洋服なんて売れなくても当然だと思います。
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