衣料品業界はさまざまな段階、工程に分かれていて、それらをすべて知り尽くした人というのはほとんどいません。
これまでさまざまな著名なエライ先生たちとお会いしましたが、当方も含めて業界の全工程を正確に知り尽くしたという人は見たことがありません。
それほど網羅が難しい業界ではありますが、その中でも部外者が一番わからない工程としてパターン(型紙)作りが挙げられるのではないでしょうか。
パターンの知識は当方にはまったくありません。
今回はそのほんのかけらだけをお知らせしたいと思います。
パタンナーやパターンに詳しい人なら当たり前の知識なのですが、実はパターンには「流派」みたいなものがあります。
生け花や剣術、書道なんかには「〇〇流」という流派がさまざま存在しますが、パターン作りにもそういう「流派」があるのです。
言い換えると、「これが最も効果的だ」という統一された作り方はパターンには存在しないということになります。
ご存知でしたか?本当に当たり前の初歩の初歩の知識なのですが。
ですからパターンにはまだまだ工夫の余地があるのです。
服を自作するけど、標準体型に近い人 → 文化式
標準からずれているのでピッタリした服を作りたい → ドレメ式
製図をきっちり勉強したい、又はきっちりした性格 → ドレメ式
ドレメ式にしたいけど、製図とか算数は苦手な人 → トミー式わからんww https://t.co/M6KnkH96ER
— koh (@1111kouji) 2018年8月8日
ざっとこういう感じになります。
ほんとうにざっとですが。
興味のある人はこのツイートの元となったブログもお読みください。
https://totomo.net/11103.htm
当方は本当に名前だけ知っているにすぎません。
ここで出なかった「大野式」という流派もあります。
最近はブログやNOTEを書くパタンナーもチラホラと見かけるようになりましたが、5年くらい前まではほとんどいませんでした。
恐らく言語化することに慣れていないパタンナーが多いのでしょう。
とはいえ、パターン一つで服のシルエットはまるで変わります。
例えば、通常のスラックスのパターンを引ける人が、ジーンズのパターンを引けるとは限らないのです。
そしてスラックスやウールパンツのパターンでそのままジーンズを作っても、我々が思い描くジーンズにはならないのです。
生地や縫製のことも熟知する必要があります。
ですから生地や縫製仕様がまるっきり違うウールパンツのパターンを使っても、ジーンズはカッコヨクならないのです。
ときどき、パターンも引けるデザイナーさんが自分のウールパンツのパターンをジーンズに流用することがありますが、たいていジーンズとは違う感じになってしまいます。それは生地と縫製仕様が異なるからなのです。
それほどパターンというのは重要なのです。
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