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こんにちは。
カネダです。
今回は「人事異動」について関して店長目線からお伝えします。
企業ブランド・店舗の方はどなたも「異動」経験はあると思います。実際、自身も約11年間で4回の「店舗異動」を経験しました。
◯人事異動にはそれぞれ「理由」がある
まず、大体の異動の意図・目的として
1.役職等のキャリアUPの異動
2.新店舗OPEN・閉店店舗による異動
3.各店舗の売上ランク設定による人為配置
などが挙げられます。上記の1なんかは誰もが嬉しくなる理由です。力量を買われ、店長・サブ店長などのポジションUP。今後も更にモチベーション上がりますね。
また、2の「OPEN店舗」による異動も、真っ新な状態からスタートできますからこちらもやりがい感じますね。「閉店」による異動は悪い事ですが、止むを得ない状況ですからある程度気持ち的には割りきれ、まだ受け入れやすいのかなと…。
※そんな事なければすみません。
問題は3です。
一見、響きは1の様にキャリアUP的な聞こえ方がするかもしれませんが、これはブランド単位で売上規模による店舗の優先ランクです。優先とは「強化店舗」という意味で、大体は主要都市・主要館にある店舗。また、人員強化・在庫優先・限定商材など全ての「勝つ為の要素」を集約した店舗でもあります。
これは、企業側としては当然な事で「強化店舗」からブランドの推進と発信の場所(店舗)。そして継続させていく事から今後への店舗拡大へ向けた大切な場所(店舗)でもあります。だから、必然と人員体制も強化しないといけないのでスキルの高い「販売員」を優先し集約されます。
前置きが長くなりましたが、
「では何が問題か?」
◯人事異動が周辺の店舗やスタッフに与える影響
それは、「強化店舗」と言い過ぎるが為に他店舗のスキルの高いスタッフのモチベーションが下がることです。要するに、ランク設定が低い他店舗にもスキルの高い「キーマン」になるスタッフが「何故、呼ばれないのか?」などと愚痴をこぼし自信をなくしたりします。「強化店舗」のスタッフと力量は変わらない、むしろそれ以上にできるスタッフだったりもします。
上層部の考える意図としては、「そのスタッフがいなくれば変わりがいない」などの理由でしょうが、スキル高いスタッフからすれば「強化店舗で自分の力を発揮したい」と思うのは当然。しかも、「キーマン」になるスタッフは大体、異動辞令がでません。いや辞令ができないのです。売上に影響が出る為、抜きにくいのも事実ですから。しかし誰もが主要店舗で活躍や経験をしたいのも当然の事です。
少しは「キーマン」であるスタッフを尊重すべきでは?と思ってしまいます。
また、異動辞令を出すのは店長でなく上層部が出します。なのに、そのスタッフに対してフォローも意図も説明もしません。そして、フォローは店長の仕事みたいに指示されますが…。
「自分で決めたわけじゃないから、どうフォローすんねん」
と自分も愚痴ったり。勿論、フォローしますけどね。しかし、先述したように自身が決めた「異動」でないから意図とか深く伝わらないんです。自身もあくまで店長ですから、スタッフの人事権はない。だから、人事権のある上層部、配置を決めた上層部がそのスタッフに対して将来性含め今後のフォローしてあげるべきだと考えます。店長は常日頃からスタッフと店舗における問題に関して向き合ってます。店長の立場から伝えられることにも限界があります。
人事異動の意図や他にも給料体制や会社・ブランド方向性など企業・ブランド全体のお話は上層部からスタッフにしっかりお伝えして頂きたいものです。今後の退職者を減らしていくにも、店長だけでなく上層部もしっかりスタッフと向き合うべきです。店長陣に「それあなたたちの仕事でしょ!」と言われかねませんよ。
スタッフに上層部の意図がバレてないと思ってるかもしれませんが、みんな気づいてるんです。スタッフはちゃんと上層部の事を見ています。
堂々と解りやすく向き合った方が、みんなついてきてくれますからね。
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