ECを含むWeb関連のお仕事をしていますと、ファッション業界では「新しい事をやっている人」という見られ方をするのか、若い人からもよく「どんな仕事されてるんですか?」と聞かれたりします。伸び盛りなEC事業はアパレル企業内でも今や花形(のように見える)らしく、給与水準とは裏腹に、希望のある職種だと思われがちです。
もちろん希望が無い訳ではないのですが、思っているほど華やかではないし地味な作業の繰り返しです。ECってトライ&エラーを繰り返すお仕事なので、結果が出るまでコツコツと愚直にやらないといけないですし、仮設立てても結果が出るかどうかはしばらく試してみないと数字に現れてこない事もしばしば。まぁどんな職種でも似たような状況はあるのでしょうけど、魔法のように全ての状況が一気に変わるなんて事は絶対ありません。
○短期的に結果が見えない事は継続が難しい
先日、とあるクライアントのWebの進捗を確認していたんですが、約1年ほど運営していってようやくブランドの認知度が高まってきて、ユーザーのロイヤリティも向上しているという数値が計測できるようになりました。競合が強い領域だと、中々自社の情報を上位に持ってくる事が難しく、愚直にやるだけではなく、勝つ為の戦略が必要になります。弊社が得意とするコンテンツマーケティングでも、コンテンツの質と量が必要になってきますから、それを担保する為のリソースをどう確保するか?など、運用をスムーズに行うだけでも意外とハードルが高かったりします。しかし、それを1年間我慢してやり続けたからこそ、良い結果が生み出された訳です。中には途中で放棄したお客さんもいましたから、短期的な結果が見えない中やり続ける事がいかにストレスかはよくわかります。
僕は個人でnoteを運営していますが、1年以上継続してやっと「結果が伴ってきたな」と感じています。今では週1回更新で月間20000PVほど、過去一番読まれた記事では1本で10000PVを計測するようになってきていますが、これも継続したからこそ得られた結果です。初期なんて1記事200PV取れたいい方でしたから。
○継続しないで結果は得られない
ダイエットでも筋トレでも受験勉強でも、何でもそうなんですが継続しないで結果なんて出ません。Webになった途端、知らない領域なのか何故かあっという間に結果が出ると思われるのは非常に謎です。Webも例外なく継続してやり続けないと結果は出ません。このTopseller.Styleも2年以上継続しているからこそ多くの読者様に読まれるようになってきたんです。そして継続する事が苦手な人は、得てして過去の小さな成功体験が少ない人が多い。社会に出る前の学業やスポーツでも何でもいいのですが、そこで継続した事による成功体験がある人間はやはり、社会に出てからも問題解決力があります。無駄な努力をいつまでも続けろという訳ではありませんが、ある程度長く継続しないと何でも結果は出ません。コンテンツマーケティングで結果を出したければ、まずは「継続性」について考える事が先決なんではないでしょうか。