皆さんこんにちは!
TopSeller.Style女子力向上担当のCANAです。
皆さんは個人競技と団体競技、どちらのスポーツ出身ですか?
というのも、最近思うことがありまして、販売の仕事ってスポーツで言う「団体競技」だなって思うんです。
なぜかというと、いくら一部のスタッフが頑張って売ったところで、そのスタッフがいない日に他のメンバーが予算をしっかり取らないと店舗の目標は絶対達成出来ないからです。
強みを伸ばすか、弱い部分を改善するかという教育論がよく出てきますが、これにも関係します。
アパレルはスタッフもコロコロ変わりやすいため、常に新人がいるような店舗もあるのではないでしょうか。
そこで、今回は誰のペースに合わせて仕事をするのがベストなのかを今一度考えてみたいと思うのです。
最初は新人にペースを合わせるべき。
店舗には様々な社歴のスタッフがいます。
入りたての新人スタッフがいるときって、基礎が固まるまでは自分の仕事よりも新人のトレーニングに時間を割いていますよね。
そうでもしないとお店自体が回らないですもんね。
新人がぐんぐん吸収して成長の芽が目に見えて分かる場合はいいのですが、中にはこの前これ教えたよね?ということもすっかり抜けてしまっている新人もいたりします。
そういうことが続くと先輩スタッフ全員が新人から目を離せず、新人のペースに飲まれてしまって自分が何かしらミスをやらかしてしまうということにも繋がります。
一番大変なのは中堅クラスの人達。
CAをやっていた時、フライト前に一緒に飛ぶメンバーのレベルが予め分かるのですが、当時私の会社では新人は中堅クラスの先輩とペアを組むことが普通でした。
時にはチーフパーサーと組むこともありますがその日のチーフの気分によって新人の席順は変わるのです。
中堅クラスのCAは、自分の担当区分をいつもよりスピードを上げてこなしながら、必要な箇所箇所で新人のフォローに入ります。
普段から頭の後ろにも目が付いたように機内を注視していますが、新人が今何の仕事をしている最中なのかを予測し、その先に予想される問題を先回りしてフォローできるように常に気を張っています。
なので仕事が終わった時はいつもの2倍、3倍どっと疲れるのです。
でもその分、自分が新人を上手くフォロー出来て仕事が円滑に進んだ時は自分の成長を実感出来るので遣り甲斐は凄くありました。
つまり、中堅クラスのスタッフ達は新人が入ることによって磨かれていくのです。
今の経験は今後自分がマネジメントする立場になったときに役に立つ。
中堅クラスのスタッフは自分のペースを多少落としてでも新人のペースに合わせることが求められていると感じます。
その中でどう相手に伝えたら上手く行動してくれるのか、相手のモチベーションが上がるコミュニケーションの取り方は何なのかを日々トライアンドエラーで学んでいくことが大切です。
中堅クラスになると毎月お店の売り上げ1位を取るくらい販売力があります。そこにプラスして他スタッフのマネジメントも出来たら自ずとその上の道が用意されると思いませんか。
いつその時が来てもいいように、今のうちから自分ではない他のスタッフの足並みに揃えて仕事が出来る様に鍛えていかねばなりません。
人間、成長するには大なり小なりの圧が必要です。
今までスピードを上げることを求められてきた中堅クラスのスタッフは今度は相手のペースに合わせてスピードを落とすことも覚えていかなければいけません。
そして、相手に合わせてスピードを落としながらも自分の仕事のクオリティは下げないというアンバランスな環境に適応していくことが求められます。
これでお店全体が上手く回るようになったとき、あなたは以前のあなたより何倍も成長しているはずです。
自分の仕事のペースを落として相手に合わせるって、やってみると本当に難しいと感じます。
しかし今自分が中堅でいられる間にこのマネジメント力を身につけないと後々自分が苦しみますので出来るだけ新人教育は積極的に関わっていくことをオススメします。
冒頭にもお話ししたスポーツの不得意にも関係しますが、販売力と指導力は別物ですからね。
私もまだまだ未熟な分野なので一緒に頑張っていきましょう!
それでは今日はここまで!
最後までお読み頂きありがとうございました!