[ad#co-3]
ファッションの専門講師という一面を持っているワタクシですが、「ファッションマーケティング」というものを専門に教えております。一口にマーケティングと言いましてもその手法は様々であまりぴんとこないと思いますので、今回は誰でも明日から使えて尚且つ超重要な手法をお伝えします。
◯マーケティングの超基本「3C分析」
よく仕事でミスをすると「もうちょっと考えて仕事しろ!」なんて言われる事ありません?
僕はその昔、山ほど言われてきました。。でも「考える」ってそもそも具体的にどうすればいいのかボヤってしてるんです。事前に何をどう考えたらミスしないで済んだのか。
実は「考える」事にも項目があるんです。
マーケティングの一番基本的な考え方として3C分析という手法があります。ブランドを企画する時も、出店する時も、何か事業を始める時には非常に参考になる考え方で、マーケティングの基本中の基本です。超ざっくり説明しますと3Cは、
「Customer(お客様)」
「Company(自社)」
「Competitor(競合)」
の頭文字。この三つの項目について事前にしっかり考えなさいよ。というのが3C分析な訳ですね。この考え方、どんな事にも応用可能です。なので迷ったらここに戻りましょう。ブランドを運営する時も、セルフブランディングをする時もここが基本です。
<あなたのお客様は誰ですか?>
物を売りたいのに、誰に売るかをわかっていなければ売れる訳がありません。ですから出発点はここです。
「そんな事より自分の作りたい物を作らせてほしい。売りたい物を買い付けたい。」
そうしたければそうしてください。あなたの作る、買ってくる商品の世界観が市場で通用するのであれば売れるでしょう。
しかしほとんどの人間が天才では無いので、お客を無視して商品が売れるなんて幻想は捨てた方が身のためです。
まずは誰に売りたいのか?そしてそのお客には何が売れるのかを意識しましょう。
<あなたの付加価値は何ですか?>
自分は何が提供できるのかわかっていない人があまりにも多いです。
「店を出したい」
「ブランドを作りたい」
よくある学生さんの夢ですね。ではあなたはここに到達するまで何を身につければいいか調べましょう。
ブランドや店を作るのであれば「事業計画」「コンセプト立案」「MD計画」「仕入れ・販路・販売員の確保」などなど多くの事が求められます。そしてそれらを実現する為の協力者や資金調達なども必要です。
今の自分にできる事、そして足らない技術・知識は何なのか?
それがわかっていなければ準備などできません。夢を語るのは結構ですが行動しなければ絵に描いた餅です。
<あたなの想定するライバルは?>
実はここさえわかっていれば上記の2項目は結構簡単です。何故ならライバルを徹底的に研究してまずは真似から入ればいい。そして、そこから自分だけの価値を考えればいいのです。
「ライバル商品の特性は?」
「ライバル商品の価格は?」
「ライバル商品の販路は?」
「ライバル商品の販促は?」
まずは競合を調査して良いところは盗みましょう。
◯「考える」を効率化する
多くの学生さんや新入社員には問題にぶち当たった時に解決する為のベースがありません。この手法を徹底的に実践する事で、まずはベースを作るのです。ここがしっかりしてくると、無駄に迷う事がなくなります。
(例)問題点:個人や店の売上が伸びない…。
あなたのブランドが狙うお客は誰ですか?そのお客はどんな商品を求めていますか?(Customer分析)
あなたのブランドだと、お客が求めている物に対して何が提供できますか?あなた自身はお客に何を提供できますか?(Company分析)
売れているブランドはどういう手法をとっていますか?そのサービスの何がお客に刺さっていますか?(Competitor分析)
最低限、このくらいの事を意識せずにパッと考えれるようにならないと問題解決なんてできません。
「考えて仕事をする。」
当たり前の事かもしれませんが、考える為のフレームワークを少しでも知ってるのと知っていないのとでは効率が違います。
これらの情報はファッションビジネスのテキストにも掲載されていますが、しっかりと教えられているところをほとんど見た事がありません。
何故なら、講師がこの手法を普段から使っていなから教えられないのです。テキストを読み上げるだけの授業では何も身につきません。
Q.学校にとってのお客は学生。では学生は何を求めているのか?
Q.学生にとって学校は何を提供できるか?
Q.他校は何をしていて、何がうまくいっていて何がうまくいっていないか?
上記を自問自答しながら、本当に価値のある教育を考えたい。自戒の念を込めて、そう思いながら日々努力したいものです。
[ad#co-1]