ストーリーは突然に
懐かしい。また再放送してるんだったかな?
世代ど真ん中kazです。こんにちは。
さて、今回は皆さん良く聞く「VMDにおけるストーリー」について書いていこうと思います。
それでは、スタート!
そもそもストーリーとは?
VMD的ストーリーとは簡単に物語と、言うわけでは無くいくつかの項目に分けられます。
・「ブランディング」に基づいて表現する
・シーズンテーマに基づいて表現する
・その時々のニーズに合わせて表現する
など様々あり、その時その時で適した「ストーリー」を表現する事が大切。
と、言う事で以下それぞれのストーリーを紐解いていきましょう。
「ブランディング」に基づくストーリー
これは所謂ブランドイメージの表現です。
高級感やコンテンポラリー、トラッドなどのブランドの核となるとイメージを打ち出してブランドが思う「こう感じて欲しい」を伝えていく事。
この時に大切になるのがブレない事。VPに打ち出すモノ、着こなし方など本当に「らしい」のか?
なので売り上げに左右されずに明確に打ち出し続ける意志が必要となるのでなかなか難しいところですね。
シーズンテーマに基づくストーリー
これはあまり最近は無いのかもしれないですが、ブランディングコンセプトとは別にシーズン毎のテーマを決めているブランドだとここに注力するのが多いのではないでしょうか。
良くあるのが都市や地域をテーマにそこでのライフスタイルなどからインスピレーションを…みたいな感じですね。そんな場合よくある手法としてプロップスなどでその地域のイメージを表現する、例えば西海岸とかだと海っぽくとか(大雑把な例えですが 汗)普遍的なブランドのイメージとは違い、テーマは毎シーズン変わるので立ち上がり時期などに特に効果的。
顧客様やデベロッパーに向けては分かりやすく変化、鮮度を伝えられますからね。
ニーズに合わせたストーリー
卒業式や入学式。クリスマスパーティーなどもそうですね。
こんなシーンにこんな風なモノを着ていきたい、着けていきたいなどを想像させる演出とレイアウト。そのドレスやジャケットは室内での着用?野外での着用?
室内であれば薄手ドレスに羽織の代わりにストールでもいいかもしれない。その会場に行くまでには電車?車?それによってもアウターの種類も変わる。そんなニーズと着用シーンを想像させる事が出来るようにレイアウトするのがポイント。
これからの年末年始のイベントに向けてこのストーリーがきっちり作れるかはかなり重要。
また、早めの露出でそのニーズに対応したモノを揃えていることも刷り込んでおくと実需の際に売り上げを加速させやすい。
などなど、大きく分けて説明しましたが、もっと細かく見ると、コーディネート販売のためのストーリーなんてのも。
いずれにせよVMDのストーリーとはお客様にレイアウトしてあるモノを買って着用するとどんな未来があるのか?を想像してもらう事です。
その為にはVMD自身がそういった未来を想像できる事、また自分でも経験してみる事が大切です。
よく、リアル店舗での体験型なんて言われていますが、提案する側の我々も体験していなと提案が薄くなってしまいます。
これからのシーズンイベントに色々と参加して得た体験を次に繋げていければより濃いストーリーが作れるようになりますよ。
それではまた来週
VMDに興味を持っていただいた方は下のリンク先にもVMD関連の記事があるのでぜひ読んでみてください。
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【サイトーのワンポイントVMD108】
折れない意志VMDは作り上げたモノに対しての批評を数値だけでなく主観的な好みなどでも受ける。
自分の作ったレイアウトが違うと言われたら例え上司でも作った意図を説明し、納得するまで話し合う。そうする事で表現の精度が上がる
頑固さと柔軟さが必要#VMD— kaz(topseller.styleのVMD担当) (@kazusanvmd) November 12, 2018