【VMD】に個人の趣味趣向は必要ない

ストレスフリーのサイトーです。こんにちは。

 

突然ですがみなさんは自分の意見や主張を全て正しいと思いますか?

また、人の好みより自分の方がセンスの方が絶対的に良いと感じますか?

答えはNOだと思います。

だけれどVMDに関してはこの問いの答えが無意識のYESの場合が発生します。

今週は予定を変更してそんなところに感じた思いを書きたいと思います。

 

 

それでは、スタート!

 

面白くない

突然ですが、店頭レイアウトを変更した後にこんな風に言われた事はありませんか?

僕自身、VMD担当の方が言われているのを良く耳にするのですがこれには違和感をいつも感じるんですよね。

例えばこの事例

 

これは毎日サイトーが朝にツイートしている【ワンポイントVMD】シリーズです。
それを見て納得し、実践してくれた方がいたんです。

それだけなら嬉しいだけで終わったのですがその夜にこんなコメント付きリツイートが・・・

PPにイチオシを着せつけて露出を高める。その横に連動したものを展開する。これって超絶基本だと思うのですが、上のツイートのようにたまたま来た上司に「面白くない」の一言で片付けられて変更を余儀無くされる・・・。これって店頭の意図も想いも踏みにじる行為だと思っています。

ブランドのルールに違反しているのなら仕方がないとしても、そうではないとしたら「なぜそうしたか?」の確認とそれをより良く見せる為の改善案が何一つ提示されていない。ただの個人の感想と好みの問題になってしまっているんですよね。

冷静に外から見た時にキャッチが弱いので目立たせたいならこっちの方がいいのでは?などは当然ある事だと思いますがそれらも全て「意図の確認」があってこそ。

よくVMDはセンスや才能のように思われていますが実はそうではなくてロジックやルールに沿って行うことがほとんどです。(WDのような特殊な場合は才能やセンスだと思いますが)

よって、極端ですがVMDには個人の感覚、好みは不要です。

店頭を熟知していてこうすればウチの店は売れる!ってのはいいのですが、こんな見せ方の方が好きとか、この色合わせが自分的に好き。みたいなのって再現性がないし、その人以外からは良く思われないかもしれない。

VMDの目的はいかに多くのお客様に興味を持ってもらい入店に繋げるか、またはどのように配置してセット販売に繋げるか・・・などの「対、多くのお客様」なんですよ。多くのお客様に共感してもらい売り上げの最大化を図るのですから個人の好みだと偏ってしまう可能性が高いんですよね。

個人の趣味趣向を排除した上に、ディスプレイなどのテクニックがついてくる。

と、言うことで今回の件はちょっと残念に感じてしょうがない。

 

そもそも打ち出しに対して別のもの(別の見せ方)をする意味

これはあわよくば・・・と、いう考えであり、不特定多数のお客様を相手にするので少しでもキャッチになるポイントを増やしたいとの想いから多くの商品を、アイテムを、着こなしを見せた方が入店が増えるとの考え方から来ていると思うのですが、逆に自分たちで目立つように打ち出しているPPを見て入店されたお客様に対しては同じ商品探すのを難しくしていて、販売員に声をかける程でもないかな・・・と言う人は探さずに出て行ってしまうでしょう。

これってせっかく入店してくれたのにロスしてますよね。

色々と見せて確立をあげたいのは分かりますが打ち出す際の意思は強く持ち、それを最強化するんだ!とはっきりと意思表示しましょう。そうでないとお客様にも伝わりません。

それでキャッチや稼働が弱ければ変更すればいいだけですから。

って、事で上司や本部の人間から根拠や意思のない「何となく面白くない」と言われたら深く理由を聞いて見ましょう。その意見が納得できれば変更すればいいし、納得出来ない時はとことん話し合う機会です。なんでも本部や上司が正しいわけではないですからね。

時には戦う事で意思の疎通が深まる事もあると思いますのでみなさん頑張りましょう!

 

それではまた来週。

 

毎日やってます。木になる方はフォローお願いします!

 

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Kaz
About Kaz 100 Articles
ドメスティックブランド、ラグジュアリーブランド(全てメンズ)で販売及びVMDアシスタントとして経験。販売歴10年。販売時代は店鋪VMD、CRM、スタッフ教育など全てをこなすオールラウンダーとして活躍。その後現会社にVMDとして入社。基本ミセスアッパーブランドを軸に、卸展示会、SC系レディースから百貨店の婦人服、雑貨のブランドを経験。販売経験を元に顧客目線、販売員目線でのVMDを得意とする。店作りのモットーは『買い易く、働きやすい 顧客にもスタッフにも優しい店作り』