皆さんこんにちは!
アパレルキャリア論担当のマリです。
前回の記事はこちら
前回は転職エージェントを使うメリットについてお伝えしましたが、今やファッション業界を専門とするエージェントだけでも数多くあります。
複数のエージェントを利用しながらという方もいれば、信頼の置けるコンサルタントと長い付き合いをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
私自身、新卒で入社した外資系イタリアブランドの販売職から初めての転職時には、複数のエージェントやヘッドハンターとやり取りをした経験があります。
現在は私自身、コンサルタントとして日々ファッション業界で活躍される方々とお会いしキャリア相談に乗っていますが、その方々からお話を聞くと、中には利用するのを考えた方が良いエージェントがあること、また私の実体験としても被る内容がありました。
そこで今回はズバリ、こんなエージェントには気をつけて!という内容を本音でお伝えします!
これまでのキャリア、今後のビジョンへのヒアリングが少ない
これまで面談をした方々から、「こんなにキャリアを深掘りして質問されたのは初めてです」「今後のビジョンをここまで聞いてもらったことはありませんでした」などの言葉をいただくことがあります。
驚くのが、面談後こういった感想をいただいた方が既に複数のエージェントを利用しているということ。
面談時に十分なヒアリングがないまま、レジュメに記載されている経歴で判断し、応募できる案件だけを紹介するエージェントも残念ながらあるようです。
事実私も、初めて面談したエージェントにはレジュメを見せていたものの、それに対するヒアリングはほとんどありませんでした。
当時の私も、ファッション業界経験がない方にこの話をしても理解してもらえないだろうな、、、との気持ちもあったのかもしれませんが、、、。
前回の記事で、コンサルタントと話すことでキャリアの棚卸しができ、客観的な強みが整理できるとお伝えしましたが、利用するエージェントによっては満足でないことも。
まずは自分のキャリアをしっかり理解してもらい、その上で今後どうなっていきたいのか?将来的にどんな姿でありたいのか?などを理解してもらわないことには、転職活動のパートナーを任せることは出来ないですよね。
自分を理解してもらった上で、どんな会社が合っているのか、そのためにどういったステップを踏むべきなのかのヒントをもらえるのが本来転職エージェントを利用する理由の一つになるはずです。
これまでのやり取りの中で、自分の気持ちやタイプを理解してもらえていないかも、と思った時には、より相性の良いコンサルタントを探すのも一つの手です。
現実的ではない数の応募を勧めてくる
現実的ではない数、というのも人によって異なりますが、企業毎の面接準備をして、通常現職中の方であれば休日や有給を利用して面接に行くとなると、一度に納得のいく準備をした上で臨める面接は限られているはずです。
これまで聞いた中で衝撃的だった回答は、「興味があると軽く会話の中で話したら勝手に応募されていた」「勝手に応募書類を送られて今自分が一体何社の選考を受けているのか分からない」でした笑
世にも奇妙な物語かと思うくらい怖いですが、実際に聞いた話です。
私が販売員時代に面談したエージェントからも「初めての転職であれば練習も兼ねてまずは沢山応募しましょう!」と言われた記憶があります。
面接なのに、練習って何?と思い結局そのエージェントを利用することはありませんでした。
実際に転職活動は、自己分析、合う企業を探し、思いの持てる企業が見つかれば面接のためにしっかり準備をするなど、やることが沢山あり体力も労力も使うもの。
一番志望度の高い企業の面接が、準備不足で満足いく結果が得られなかったのでは元も子もありません。
未経験OKでも応募できる稀少な求人などの場合には例外もあり得ますが、基本的には自分の意思を持って受ける・受けないを現実的にキャパを超えない範囲内でジャッジできるようにお気をつけくださいね。
いかがでしたか?
今回挙げたような対応も現実にごく一部存在する一方で、転職活動において相性の良いコンサルタントとの出会いがあればそれはチャンスです。
是非コンサルタントを味方につけて、納得のいく転職活動をされてくださいね。
それではまた次回!