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僕が講師を務める専門学校では現在学生さんたちは就職活動真っ只中。
皆さん、「どうすれば内定を得られるのか?」よく質問に来られます。
企業側も1次募集で内定辞退者が出る時期ですし、本日は主に専門学校の学生さん向けに就職対策授業です。
ファッションの技術は就職に関係ない?
デザイナーや企画系であるなら、過去の作品を持って面接時にアピールする事も必要でしょうが、販売員の新卒採用時に必要なのは、
◯ルックス
◯コミュニケーション力
◯論理的である事
◯協調性
くらいでしょうか。そう、ファッションほとんど関係無いんです。
強いて言うなら「ルックス」くらいですね。見た目で判断するのか?と思われるかもしれませんが、見た目は超重要です。店頭に立つという事はブランドの一員。つまりブランドのイメージに沿ってなければダメな訳です。これは何も、見た目が良ければいいという話ではありません。あくまでそのブランドのイメージに沿っているか?ブランドの顧客に合っているか?です。
会話するのが仕事ですから、コミュニケーション力は当たり前ですね。そこに「論理的である事」も必要になる訳です。仕事を進める上でも、論理性は重要です。※
最後に協調性。組織が大きければ大きいほど、これが重視されます。皆さん、就職後は店舗というチーム単位で動く訳ですから、チームでうまく動けない人材は嫌がれます。チーム=店舗の数が多いほど、協調性のある人材は管理しやすいですから組織に好まれるのです。
※論理的…きちんと筋道を立てて考える事
大学生が就職で有利な理由
これは僕の主観でなく、企業人事担当者と話している時に出てくるワードや、面接時の質問から推測しています。面接時に聞かれる内容も、
◯何故当社を選んだか?
◯何故販売をしたいのか?
◯長所・短所は?
◯5年後どうしていたいか?
といったところがほとんど。ここでも見られているのは上記の項目。(ルックスは見たらわかりますが)これなら専門学生より大学生の方が有利です。大学は4年通う訳ですから、その間に培われたインプット量と社会経験があります。そして受験勉強をくぐり抜けてきていますから、試験がほとんど無い専門学生より努力できる人材が多く、問題解決力に優れている可能性が高い。
技術を習得する意味を考えなければならない
では専門学校に通う意味はあるのか?という話になってきますが、もちろん意味はあります。(無い学校もたくさんあります)しかし、それは「就職する為」に通うのではなく、「就職後に使える技術」を習得する為です。ここを履き違えている学生さんが多く、就職が決まったらほとんど学校に来なくなるケースもあります。就職はゴールでなく、あくまでキャリアのスタート。ここに対応できる力を養って社会に出る事が重要なのです。そしてできれば選ぶ企業は条件が良い企業ではなく、その企業で働く事によって自分に「どのような付加価値が付くか?」を考えてほしい。そうやって計画的にキャリアップを考える事ができればきっとあなたの未来は明るい。何故なら、誰もそんな事考えて仕事してないからです。
「専門卒」や「専門士」といったものに200~300万円支払って買うだけではコスパは悪く、学生のうちからしっかりとしたキャリアプランを考えていきましょう。
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