【構成】を制すものが【ディスプレイ】を制す①

思ったイメージを表現できない・・・、うまく編集できない・・・

 

ありました、そんな時!でも今はどこのブランドでもアパレルでも雑貨でもなんでも魅力的に飾れます。

だってVMDだもの。サイトーだもの。こんにちは。

などと、ドヤっているように聞こえますがこれ誰でもなれます!
扱うものが変わっても基本の考えやスキルが変わらないのが販売でありVMD。

と、いう事で今回から数回に分けてお伝えするのは『ディスプレイが上達するコツ』です!
今回は特に雑貨などに使える構成をまとめて見ました。もちろん雑貨だけでなく什器レイアウトなどにも使えますのであなた次第で使い方は無限大!

それでは、スタート!

基本の構成を制す

今更何を・・・もう知ってっし!と、言いたいところをグッと我慢してお付き合いを。
前回の記事でも書いてますが高く飛ぶためには助走が大切!

前回の記事はこちら
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助走こそ栄光への翼

と、言う事で知ってる人も、知らない人も徹底的に基本の構成パターンからオベンキョしましょう!
ではでは・・・

・三角構成
三角形の種類だけ数があるのだけれども、実際に使うのはそんなに種類多くない。
ここでは実際に使う頻度の高いものに絞ってご紹介。

①正三角形

これが世に蔓延している正三角形の構成。バランスに優れとても美しい。
基本中の基本だけどマジでバッチリできる人は少なめ。決まると、とてつもなく美しい。
バッグや※SLG、ACCなど全てに置いて汎用性がある。※緊張度は高め

SLG・・・スモールレザーグッズの略。財布、名刺入れ、などの革小物を指す。
緊張度・・・高いほどエレガントなイメージ。低いとカジュアル。

②鋭角二等辺三角形

図のようにちょっと細長な感じでスリムでスタイリッシュなイメージ。
底辺が短いので安定感は減る。SLG、特に財布などの展開によく使われる。緊張度は中

③直角二等辺三角形

片方に比重が寄るので安定感にはかけるが動きが出てアクセントになりやすい。
棚什器の場合は交互になるように配置して使うと動きが出るのにバランスが取れて高級感も演出できる。緊張度は中

2ないしそれ以上の複数で作られる構成の基本

・左右対称(シンメトリー)

読んで字の如く、左右が同じ形で構成されていて対になる配置。均一感がありともて美しい。
まぁこれきっちり出来れば大体OKなやつ。三角構成と共に基本中の基本。緊張度は高め

・左右非対称(アシンメトリー)

みんな大好きアシンメトリー。これやれば大抵オシャレに見えるやつ。
ノンスタ井上さんの髪型除く

アンバランスさがポイントになり動きが出る。

ただ!このアシンメトリーはシンメトリーよりも難易度が高く、「アシンメトリーで構成している」と受け取られない場合もあるのでお気をつけを。
アシンメトリーに配置した雑貨などをシンメトリーに直される事だってあるんだからね!涙目

ちなみにみんな大好きの理由は日本の文化的にアシンメトリーが多いからだそう。生花然り、日本庭園然り。(って生花の先生が言っていた。ほんとかな?)緊張度は中

・リピート構成

こちらもそのままの意味。同じことの繰り返しで、統一感をもたせる構成。
一定のリズムで繰り返されるのでテンポが良く見やすい

同じリピートでも下図の様な交互に構成を繰り返すのもあり。
名前は勝手に『オルタネート』と命名。
これだと単調にならずに強弱をつけて配置できるので結構オススメで実用性高いですよ。
ぜひ使って下さい!

基礎を知る必要性

ここまで毎度毎度基礎だの、助走だのと散々っぱら引き延ばしてきた話してきましたが、店頭で行うレイアウトやディスプレイとは基礎の塊です。昔はディスプレイ命!みたいな時代もあって、演出も複雑で凝った物や、※ピンワークで仕上げる構築的な物などが多かったです。その為にはディスプレイのスキルは人により様々でしたが、現在店頭でそんな複雑な事します?してませんよね。さらに言うと複雑にしてディスプレイした本人以外が修復できなければ店頭では意味がありませんよね。お客様が触って崩れたら終わりなんて・・・ナンセンス!

かといって演出自体が不要なわけではなくて場所が明確になってきたと言う感じ。WDやPOPUPなどでは思いっきり演出してお客様に『ドキドキ感・ワクワク感』を与える。

その代わりに店頭ではきっちりと整理された手に取りやすい、見やすい店頭表現でお客様の買い物をサポートする。

この様に役割がはっきりと別れてきているので皆さんのいる店頭では凝ったテクニックによる演出での差別化よりも他店舗よりも清掃、商品配置、什器、全てが綺麗に整えられている。そこでの差別化が必要だと感じています。それらをクリアーした上でさらなる高みに行くべきディスプレイ技術やレイアウトの知識などを身につけて行きましょう!

※ピンワーク・・・テーブルディスプレイやWDで服に動きをつけたらそれを虫ピンの様な細いピンで打って固定する事。

って事で長くなるので今回はここまで。

次回はこの基本の構成を使った配置色々パターン紹介です!

それではまた来週。

 

毎日やってまーす

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Kaz
About Kaz 100 Articles
ドメスティックブランド、ラグジュアリーブランド(全てメンズ)で販売及びVMDアシスタントとして経験。販売歴10年。販売時代は店鋪VMD、CRM、スタッフ教育など全てをこなすオールラウンダーとして活躍。その後現会社にVMDとして入社。基本ミセスアッパーブランドを軸に、卸展示会、SC系レディースから百貨店の婦人服、雑貨のブランドを経験。販売経験を元に顧客目線、販売員目線でのVMDを得意とする。店作りのモットーは『買い易く、働きやすい 顧客にもスタッフにも優しい店作り』