「良かれ」と思った行動が時に”成長の妨げ”になる

こんにちは。TopSeller.Style店舗マネジメント担当の金田です。

新元号が発表されましたね。「令和」です。今は違和感を感じますが、そのうち慣れて当たり前になるでしょう!

僕は好きですけどね!意味は知りませんが、響きがね。上手く言えませんが、「洗礼」された感じが個人的な感想です。(よーわからん表現  笑)

 

さてさて、話は変わり「4月」という事で新卒入社、人事異動など新天地でのスタートを切られた方も多くいらっしゃると思います。

また反対に、慕っていた先輩や上司、切磋琢磨した同期、可愛がってた後輩や部下の異動や退職などを見送られた方も多くいらっしゃると思います。

そして、上記の前者にも後者にも「環境の変化」から立場が変わられた方もいらっしゃるでしょう。

それぞれにおいて「立場が変わる」という事は必然的にのしかかる”責任”、降りかかる”困難や壁”も変わってくるものです。

至極当然ですが、どの立場であろうが求められるものが違おうが「成長する為に」はそれらを自分の力で自分自身で乗り越えていかなければなりませんよね。店長であろうが、サブであろうが、スタッフであろうが…

しかし、いくら「自分自身の成長」とは言っても1人ではどうにもならない事もあります。必ずやそういった”成長段階”においては誰かしらのサポートが必要となってきます。

だからといって過剰なサポートは相手の成長の妨げとなる場合も多く、”丁度良い加減”という具合は「教える立場・与える立場」の方からすると難しかったりします。

今回は前述の「サポートする側」の方へ店頭で”よくある場面”を例を基に相手(部下)に対する「丁度良い与え方」という部分において解説していきます。

 

「自分が行動した方が早い!上手くいく!」という”姿勢”を慎みましょう!

サポート役(助役)を徹する上でまず根底としては、この心構えがないといけません。

わかります。自分が行動した方がスムーズに行える事ぐらい。しかし、この根底を意識しない限り部下達の「成長」はなく、育成する上では1番の妨げとなります。

よくある例で言えば、

・レイアウト変更を任せておきながら、部下が考えながらやっているのが遅く感じて、結局自分でやってしまう。

じれったい気持ちは解りますがこれでは結局、誰の為にも何の為にもなってません。上記の例も含めついついやってしまう、言ってしまう上司としての

私(俺)がもうやるわ!

は前述の部下の成長を妨げるだけでなく、「任せる忍耐力」が弱く、「任せる器」が小さい姿が部下には映り、これでは信頼関係は築いていけません。

と言ったところを踏まえ、心構えとして大切にしてほしいのが、

(業務やポジションを)与えた限り、任せる

という寛大な”見守る・期待する”心構え。

成長を促す為には、「考えて行動させる機会」を与える事。部下自らがトライアンドエラーを繰り返す事が大切な行動であり、”成功や失敗”を通して部下自らに体験、体感させる事で大切であります。

これらを繰り返し与える事で自ずと部下に「責任感」というものが生まれてきます。

極端に言えば、

アドバイス(助言)はしても、行動(サポート)は慎めよ!

というところでしょうかね。(笑)

 

さて、4月から新体制となった店舗もあるでしょう!新たな”販売態勢”を整えていきましょう!

「教えられる側」から「教える側」になった方は是非、ご参考にください。

 

最後に、

部下の「成長」はあなた方の「成長」でもありますからね。

では、また来週〜

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金田 拓巳
About 金田 拓巳 172 Articles
販売員歴14年(店長歴7年) (株)ワールドストアパートナーズ 入社初月から店舗個人売上実績1位。1年目後半~ブランド内全国個人売上1位をサブまでの3年継続。異例の早さで「店長」へ昇格。 店長就任後、部下スタッフを同様に全国区の販売員に育成し。担当した店舗では常に前年比110%〜130%の売上増加を実現。 2016年→ヒューゴ・ボスで再度パフォーマーとして活躍。 2017年→「販売・マネジメント」の観点からフリーランスとしてスタート。 2019年→企業に戻り郊外中心数店舗の「販売トレーナー」として現在活動中!