甲子園を目指した野球少年に見るキャリア論

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みなさんこんにちは。キャリア論&転職担当の吉田です。コロナの影響を受け、企業や職種によってはリモートワークが進んできていますね。アパレル各社の新卒説明会もオンラインで実施する流れが生まれ、弊社でも無料で説明会を支援する動きを取りました。オンラインという特性からか説明会中の学生からの質問も非常に多く出てきている印象です。そしてやはりその中でも「本社へ行ける可能性はあるか?」という質問が多いですね。これは転職相談でもよく聞かれる質問で、これまでもそうしたキャリアチェンジについてはまとめてきましたが、今回は切り口を変えてお伝えしていきたいと思います。

「バイヤーになれますか?」の質問の意味を考える

学生、社会人ともに「本社にいけますか?」「バイヤーになれる可能性はどのぐらいありますか?」「何年ぐらいで本社にいけますか?」といった類の質問はよく投げかけられますが、これ、相当イケテナイ質問です。そもそもそうした発想がイケテナイ。それは他のことに例えてみるとよくわかります。

皆さんはこれまで部活動を経験されてますか?私は高校まで野球一筋でやってきました。そして小さな頃から甲子園という夢舞台に憧れてきた野球少年でした。そして甲子園を目指すのであれば、当時地元福島県で甲子園最多出場を誇っていた磐城高校に進学したいと、それこそ小学生の頃から思っていて、その一心で勉強をして入学を果たしました。まぁ、私の話はこれぐらいにしますが、ここで皆さんも想像してみてください。その学校の先生なのか、監督なのか、先輩なのか、あるいは他に信頼を寄せる誰かに対して、「この高校に入ればレギュラーになれますか?」って質問しますか?逆に質問されたら何て答えますか?

「いや、そんなの自分の頑張り次第でしょ。」

っていう話ですよね?

「レギュラーになれますか?」
「エースになれますか?」
「4番打てますか?」
「甲子園に出れますか?」
「1年生でも試合に出れますか?」

野球がピンと来なければサッカーでもバスケでも、吹奏楽でも合唱でも何でも良いです。自分にとって身近に感じられるこれまでに所属したことのあるチームを想像してみてください。質問のイケてなさが理解できますよね?
性質としてはこれらの質問と全く同じです。

「バイヤーになれますか?」
「店長になれますか?」
「プレスになれますか?」
「給料あがりますか?」
「何年目から本社いけますか?」

繰り返しますが「自分の頑張り次第」です。
強いて言うならそもそもそういうスタンスだと実現は難しいでしょう。でも、気持ちはわかります。なので視点を変えて自身のスタンスを変えていきましょう。

「本当の目的」と「最適な手段」をイメージすること

話を野球に戻します(野球全然興味ない方ごめんなさい!)
全国の野球少年もそれぞれ目指しているゴール(目的)は異なりますよね?

将来プロとしてやっていくことを本気で考えている人。
憧れの甲子園の舞台に立ちたい人。
憧れのチームに入りたい人。
レギュラーとして試合に出ることを優先したい人。
純粋に野球を楽しみたい人。
健康になりたい人。

例えば甲子園に出場することが目的なのであれば、予選参加校の少ない県の高校に進学するという方法もありますよね。300校の予選を勝ち抜かなければいけないのと20校の予選を勝ち抜けば良いのとでは、当然後者の方が確率はあがります。でも、甲子園で優勝することが目的なのであればやはり激戦区も覚悟で強豪校を目指すという選択肢もあると思います。レギュラーとして試合に出たいのであれば部員が少ない高校を選ぶのも一つですし、野球を楽しみたいだけなのであれば部活ではなく草野球チームに入ることの方がはるかに幸せだったりするかもしれません。つまり目的によって最適な手段は変わるよね、という話です。

これを仕事に置き換えると、

「憧れのブランドで働きたい。そしてバイヤーを目指したい」のか
「バイヤーという仕事に就きたい」のか
このいずれかによっては手段は変わりますよね。前者であれば激戦区での勝ち上がりが必要になるので相当の覚悟が必要となります。そして激戦区の中でも勝ち上がれる実力がなければ日の目を見ることはありません。後者であれば、その仕事に就くという意味では人数が少ない会社を選ぶことで確率は高まりますよね。そして他の会社より早く経験を積むこともできるかもしれない。もしかするとそこで積み上げた経験を武器に憧れのブランドへバイヤーとして転職できる可能性だってある。

自分の目的は何なのか、そしてそれを実現するための最適な手段は何なのか、どんなチームを選ベば良いのか。
ぜひこの辺りをじっくりと考えてみてください。

それでは今日はこの辺で。

 

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吉田直哉
About 吉田直哉 24 Articles
福島県いわき市出身。 大学卒業後でバーニーズジャパンに入社。 年間1億の売上実績を上げトップセールスとなった事を機に、リクルートへキャリアチェンジをし人材のキャリアをスタート。その後ファッション業界専門のヘッドハンターとして業界におけるキャリアコンサルティングに従事。累計転職相談者は1万人を超える。現在は「人が繋がるを」コンセプトにしたスナック「BANQUET CIRCUS」の経営や、 文化服装学院の非常勤講師としても活動中。 ファッション業界関係者限定の招待制交流イベント「FASHION SNACK」もプロデュース。

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