3つの視点から見るブランド分析②-12(STP分析-ポジショニング)

こんにちは!
営業&MD担当のNaruです

前回はポジショニングの役割についてでした!
ポジショニングとは競争せず、唯一無二の存在になることですよーってお話しましたね。

じゃあその唯一無二のポジションってどうやって見つけたらいいの?

ってお話を今日は。

あなたのポジションはどこ?

ポジショニングマップって知ってますか?
絵で見るとこんな感じ!

このポジショニングマップの軸の取り方って業界やブランドによっていろいろあると思います。

そしてその軸の見つけ方で悩む人が多いんじゃないかなぁと。

軸の見つけ方のキーワードは「いろんなお客様になりきる」ことです。

どういうことか?

たとえば、ファストフードで言えばマクドナルドはお客様の視点から見ると「安い」「早い」「美味しくはないけどなんか食べたくなるジャンクさ」みたいなイメージがあるわけですよね。

もっと深く踏み込むと、ファストフード、マクドナルドを食べる人の動機は

「安く済ませたい」

「昼食を早く済ませたい」

「友達と喋るために長時間居れるところがいい」

「ストレスが溜まっていてジャンクなものが食べたい」

「時間を潰したい」

「間食をしたい」

「車で気軽に立ち寄れる」

「テイクアウトして食べたい」

「軽くお茶したい」

などなど様々あると思います。

この動機や行動を基に軸を作っていくことで他社のポジションと自分たちがいるべきポジションが明確になります。

要するに、ブランドの「属性」「提供価値」、お客様から見た「シーン」「用途」を軸として考えていきましょう。

では、上に挙げたファストフードのポジショニングマップを考えてみるとこちら。

まぁこうやって見ると凄く感覚的にわかっていることだし、こんなに長ったらしく書く必要も無いんですけど、ではいざ自分のブランド、特にアパレルでやっていこうとすると非常に難しいし悩む人も多いんじゃないかなと思います。

まずはお客様の目線で、お客様の1日を考え、着用シーンを考え、オケージョンを考え、ブランドのアイデンティティや提供価値、ターゲットを考えた上でいくつかの軸を出して吟味してみてくださいね。

そして僕は度々記事の中で業界で圧倒的なシェアを誇る1〜2位のブランドは抜けないし競争してはダメだと言っています。

それは彼らが完全なポジショニングを築いているからです。
前回と冒頭でもお伝えしてますが、ポジショニングとは唯一無二のブランドになること。
彼らはすでに唯一無二のブランドになっているから入り込む余地が無いです。
入り込む余地が無いからこそ業界のトップにいるわけですね!

というわけで、今日はここまで!

お疲れ様でした。

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Naru
About Naru 46 Articles
1993年生まれ。三代東京生まれ東京育ちの江戸っ子。都内某レザーグッズメーカーにて販売、営業を経て現在3つのブランドのMDを担当。販売員時代では入社3ヶ月で某都内百貨店自社ブランド売上の過去最高売上を記録。 販売員目線とクリエイター目線で商品面・売場面においてバランスの良いMDを構築。仕事において大切にしていることは、関わる人に気持ちよく仕事をしてもらうこと。これを基に転がされるように見せながら最終的に自分のやりたいことを遂行し転がしていく。