「似合うファッション」を知る4つのポイント

こんにちは!モリオカ(@hirooo0114)です!

前回の記事はこちら↓

イエベ・ブルベが似合う色の絶対軸ではない

前回の記事では、パーソナルカラー診断の「イエローベース・ブルーベース」についての解説を致しました!

パーソナルカラーの普及が進み、雑誌などで良く特集が組まれる事も多くなりました。

その中で、一番パーソナルカラーを決める分岐点となりやすい イエローベースとブルーベース。

ただこれは、人によっては絶対的な軸ではないですよ!イエベブルベが両方ともいける方もいますよ!
という解説でございました。

カラーについて深くご興味がある方は是非リンクから読み進めてみてくださいませ。

というように、最近の記事ではコアな方向性に記事が進んでいたこともありまして。
今回は今一度

「似合う」とは何なのか?
「似合う」の専門家として仕事をする中で、どのようにお客様にファッションをご提案しているのか?という部分について、解説を進めていきます。

服の要素を分解する

服の要素である4つのポイント。
この4つのポイントを頭に入れましょう!

<色><形><素材><テイスト>
です。

主にこの要素は、色・形・素材で語られる事が多いですが、「似合うファッション」を考える上でテイストという側面は外せないので、この4つで捉えるのが確実です。

そしてその「4つの要素」の捉え方は以下のように見ていきます。

①色を見る場合
・顔色をより良く見せられているか?
→これは、パーソナルカラーでの視点ですね。顔色をよりよく見せられて、不調和を起こす色でないか?という点。

・顔立ちの印象に合う色であるか?
→これは、「似合う色」を見る場合においても、パーソナルカラーで考えない場合の見方です。

肌の色をより良く見せられても、お顔の印象に合っていなければ調和を起こしづらい。

色はこの2つの視点から見ていきます。

②形を見る場合
これは、「スタイルをよりよく見せられたり、カバーが出来る素材であるか?」という点。

ここを更に細分化していくと
・ネックライン
・着丈の長さ
・ウエストマーク(女性の場合)
・身幅の細さ、フィット感

という所に繋がっていきます。

③素材を見る場合
素材を見る場合は、「体型カバー」「顔立ちの印象にマッチするか」の2つの視点です。

・体型カバー
→素材の厚みで体型カバーが出来ているか?または厚みが身体に対して重くなりすぎていないか?という点

・顔立ちの印象にマッチするか?
→これは、顔の持つ印象と素材の印象がマッチするかを見ます。

子供っぽい印象の方であれば、艶々ドレッシーなシルク素材よりもカジュアル素材が似合いますし
大人っぽい顔だちの印象であれば、表面が凹凸の強い素材よりも、光沢のあるキレイ目な素材のほうが似合いやすい。そういった見方をしていきます。

④テイストを見る場合
・顔立ちの印象にマッチするファッションテイストであるか?
→お顔の印象に服自体のテイストがマッチするか?という点。

大人顔の方であればスウェットパーカーよりも大人なレザーブルゾンを合わせたいですし、子供っぽい顔の方であれば、ハードなレザーブルゾンよりも、カジュアルなデニムジャケットなんかを合わせたくなります。

そういった側面で、アイテムのテイスト自体が似合うかどうか?またはそのアイテムと組み合わせるアイテムで、より似合う方向に近づけていけるか?を見ていきます。

何故似合わないのか?がどこから起因しているのか?を考える

以上の
・色
・形
・素材
・テイスト

この4つの視点から、ファッションを分解して考えていく事が、お客様へのファッションの似合わせの精度を高めていくのにとても大事となります。

で、これ似合うなー!何故似合うんだろう?
の場合よりも圧倒的に、「これ似合わない!!」となった場合に程、なぜ似合わないのか?を知るヒントが隠されています。

ご自身で似合わない服があれば、ご自身に近いタイプのお客様へのご提案のヒントになりますし
他スタッフで似合わない服があり、何故似合わないのか?を知っておく事で、またその他スタッフと似たタイプのお客様へのご提案をするヒントになっていきます。

「似合わない!」となった場合にこそ、この4つの視点から「何故なのか?」を一度考えてみるのを是非オススメ致します!

似合う要素である 色・形・素材・テイスト。しつこいですが、是非この4つを分解して考えるクセを付けてみてくださいね!

それでは、また次週をお楽しみに!

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森岡 裕之
About 森岡 裕之 62 Articles
1993年生まれ。現在は某アパレルブランドにて入社3年目、店頭で販売を行なっている。その前は高卒でファッションとは無縁の工場に3年間就職。 ファッションが好きな気持ちを諦められず退職後、服飾専門学校にて3年間ショップ運営のノウハウを学び現在に至る。入社後は一年半、メンズにて販売を行いその後ウィメンズに配属。「カワイイ」で通じ合う、レディースのフィーリング要素の強い接客に苦しみ「パーソナルカラー」「骨格アドバイザー」「顔タイプアドバイザー」の理論的要素を学ぶ。センスや感覚に頼らず 理論的に根拠のある「似合う」を伝える接客を大切にし日々店頭販売に取り組んでいる。