こんにちは!モリオカです!
前回の記事はこちら↓
今期秋冬はどんなカラーがトレンドカラーとして登場してくるのか?
そんなカラーをピックアップして紹介しています。
昨年から継続して出てきているカラーもあれば、今期ならではのカラーも。
気になる方は是非前回の記事をご覧ください!
今回はタイトルの「イエベ・ブルベ」が必ずしも、似合う色を左右する軸になるわけではないな、という事を。
パーソナルカラーの診断を日々する中で、イエベブルベが似合うの分かれ目になる方も勿論いますが、そこでない方も多い。
「私はブルベだから!」と決めつけてる方がもしいらっしゃったら、是非「似合う色」の枠を広げられると思いますので読み進めていただけたら嬉しいです!
パーソナルカラー 4シーズン分類
まずパーソナルカラーについておさらいしていきましょう。
一番代表的なのは、上記リンクで解説している「4シーズン分類」と呼ばれるタイプ分けです。
「似合う色」というのを、4つの四季の特徴に応じた色に大別していき、その四季の特徴にあるモノとして「似合う色」の傾向をお伝えしていくという手法ですね。
春シーズンなら→イエローベースの中でも、春の陽気さを感じさせるようなクリアで鮮やかなカラー
秋シーズンなら→春と同じイエローベースでも、春と反対に秋の重厚感、重たさを感じさせるマットでダークトーンな秋のこっくりカラー
夏シーズンなら→ブルーベースの中でも、爽やか、涼しさを感じさせる上品なソフトカラー
冬シーズンなら→ブルーベースの中でも、雪の銀世界や、クリスマス時期の鮮やかカラーを思わせる、アイシーカラーやビビッドカラー
この4シーズン分類で自分の「似合う色」を知る事で、色の似合う方向性を知る事ができます。
色の4つの要素
4シーズンの話から逸れますが、「色」というのは4つの要素に分かれていきます。
我々カラーアナリストは、この4つの要素を細かく分析していく事で、お客様に似合う色を提案しているのですね。
①ベース(ブルーベースorイエローベース)
②清濁(クリアなカラーorマットなカラー)
③明度(明るい色or暗い色)
④彩度(鮮やかな色or落ち着いた色)
4シーズンのカラーも、この①〜④の「色の4つの要素」が根底にあるんですね。
ベースだけが決め手にはならない
で、冒頭にお話していた、「イエベ・ブルベ」が絶対軸ではないよ、という所に繋がっていきます。
①のベースが軸になる方であれば
・イエローベースが似合う軸になる方であれば「お肌に血色を乗せて、健康的に見せる事が大事になる場合」。
ブルーベースだと顔色がどうしても悪くなり、そちら側に振り切れない場合。
・ブルーベースが似合う軸になる方であれば「お肌をより白く見せて、青みを帯びたカラーでも不健康に見えたりしない場合」。イエローベースだと肌が黄ばんで見えたりと、良い効果がなかなか生み出せない場合。
これはイエベ・ブルベが軸になる場合です。
でもここだけが絶対軸ではなく。
②清濁が軸になる方であれば
・清色が似合う場合→清色(クリアカラー)を乗せる事で、お肌にハリツヤが乗り、若々しくイキイキとして見える。マットカラーの濁色を乗せると、どうしても老けて見える感が否めない場合。
・濁色が似合う場合→濁色(マットカラー)を乗せる事で、お肌に均一感が出て、上質感が出て上品さ大人っぽさが良く出る。クリアカラーのハリ感ツヤ感の馴染みがどうしても悪い場合。
③明度が軸になる方であれば
・高明度が似合う場合→明るい色を乗せる事で、お顔の色が明るく表情が良く見える。暗い色を乗せると、どうしても暗く見えたり、顔の線や影が悪目立ちしやすくなる場合。
・低明度が似合う場合→暗い色を乗せる事で、「暗く見える、線や影が悪目立ちする」というデメリットよりも、小顔に見えシャープに見える。などといったメリットの方が目立つ場合。
④彩度が軸になる方であれば
・高彩度が似合う場合→高彩度カラーを乗せる事で、お顔の表情がよりよく見える場合。低彩度カラーを乗せると「地味に見える」などといったマイナスな印象に繋がる場合。
・低彩度が似合う場合→低彩度カラーを乗せる事で、柔らかな色が肌馴染みが良い場合。高彩度カラーを乗せるとどうしても色が馴染まず浮いて見える場合。
このように、多数の方を診断していて感じるのは
・クリアな色というのを守るのが大事になる人
・明るい色というのを守るのが大事になる人
などと、そこを守れば「イエベ・ブルベ」はどっちでもいけますね!という方も多くいらっしゃいます。
まとめ
・似合う色の決め手は「イエベ・ブルベ」だけではない
・似合う色の軸は、「イエベ・ブルベ」以外には清濁・明度・彩度がある
・似合う色の軸が「イエベ・ブルベ」以外の要素であれば、イエベブルベはどちらでも大丈夫な方も多くいる
いかがでしょうか?
パーソナルカラーが雑誌などに特集が組まれる事も多くなり、イエベブルベ論がとても多く目立ちます。
ですが、「私はブルベだからイエベは着ない!」などとならないよう、是非色の捉え方を広げてもらえたらな!と思いこの記事を書かせていただきました。
是非ご参考に頂けますと幸いです。