「共感」と「売り方」をどう繋げるか

昨日まで仕事の関係で東京ビックサイトに行っていたのですが、IFF、日本ホビーショー、minneマーケットと同時開催だったこともあり大変な大盛況ぶりでした。(IFF magicは金曜日まで)

私がお手伝いしている企業さんは日本ホビーショーへの出展でしたが、IFF 、minneの方も少し顔を出してきました。この三つの同時開催、とても面白い視点で見ることができました。

IFFは各ブランドがビジネスシーンにおいてバイヤーたちと接点を持つために開催されていますが、minneとホビーショーの特徴はB to C、またはC to Cです。

各クリエイターが自分のファンとつながり、直接販売していく。「そんなん知っとるわ!」という話なのですがこの同時開催でしみじみと感じたことがあったので、今日は「売り方」について考えてみました。

 

「共感の時代」ってつまりどういうこと?

よくマーケティングなんかで言われるこの「共感の時代」ですが(よくわからない方はSIPSを検索!)、結局「共感」ってなんなのよ。と実態のないこの言葉に関して思う人も多いはず。この「共感」にはSNSの拡散機能が重要となりますが、B to C、C to Cには必要不可欠になってきています。

SNSの「いいね」やインスタグラムの「♡」、そしてTwitterの「いいね」や「リツイート」。

これらは「共感されないと押してもらえませんよ」ということですよね。

押してもらえないということは拡散されませんよ、という平たく単純にいうとこんな感じです。

直接Cに繋がるマーケティングを個人で行う場合、これほどとっかかりやすいツールはありません。無料のアプリで行える低コストの方法。

しかしながら、この海はもうとっくの昔にレッドオーシャンと化してる上に、あらゆるクリエイターが乱立するため飽きも早いという点があるように感じます。参入障壁がぐっと下がったのですね。

一度ファンとの密な関係を作ってしまえばそれは顧客となりうるのですが、そうなってくるとややファン商売の毛色も滲み出てきます。そのファンが「商品」のファンなのか「個人」のファンなのか。

ここがひとつボーダーラインとなるのだなあと肌で感じました。

 

時と共にうつろうのが人間、寄り添うのが商品

 

よく聞かれる話でminneなどのクリエイターマーケットがアパレル・ファッション企業を喰っているのでは。という質問があります。

確かに競合のマーケットとして認知すべき一つの市場ではありますが、売っている物は同じでも販路やアプローチ、得られる「共感」の規模感は違ってきます。

主語が「私」なのか「あなた」もしくは第三者なのか。

商品作りの時に大切になってくるマーケティングのポイントだと思っています。

いつだってSNSの個人での発信は「わたし」が主語になります。それ以上の広がりを見せることは難しい。そこから爆発的なバズを起こすためにはもっと他の仕掛けが必要です。

だからこそ企業は「あなた」もしくは第三者を主語に発信しなくてはならない。そこが大きく違うわけですから。「商品」を売っているわけで、そのファンとユーザーを掴んで行く。

発信者側の問題でもありますが、いくら自分自身でも「私」は変わっていきます。それは自分自身にコントロールできる部分とそうではない部分がある。そしてさらに「ファン」の方だって人間ですので、日々変わっていく。

そのコントロールは本当に難しく、自分をコンテンツ化して自己プロデュースするというかなりの気合がないと続けることはできませんし芸能人たちは本当にすごいなあと思います。

「商品」というのは、ユーザーのためのブランディングして、ユーザーに発信して、ユーザーに寄り添って変化していけます。ここが企業となりうるブランドと、クリエイターズマーケットの違いかなというように感じました。

この二つは住み分けがされているようにも感じますが、ユーザー側はそのように感じません。買うものは「商品」であり「共感」も伴っていますのでそういう違和感はないんですね。

自分たちがどのような立ち位置で発信していくのかを考える、手段の多い面白い時代になったなあと感じた三日間でした。

嘘です、慣れない接客でひいひい言って、販売員の皆様のすごさを体感した三日間でした・・・

今日からまた(日陰で)しいたけのように(だしだけ出して)生きていこうと思います。。

 

 

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中溝 雪未
About 中溝 雪未 69 Articles
1990年生まれ。コレクションブランドの企画室でインターンからデザイナーアシスタントとして勤務。その後アパレルブランドで布帛・ニットをはじめとするデザイナーの経験を積み独立。現在フリーランスとして企画・デザイン・パターンを担当。 プロダクトアウトなものづくりからマーケットインまで、偏らないバランス感覚を武器に、コンセプトメイクからお客様に届くまでをディレクションするプランナーとして業界を問わず活動中。