昨日ははるばる群馬までワカサギ釣りに行ってきたんですが、
驚くべきことに一匹も釣れませんでした。
夜は美味しいワカサギフルコースの予定が一転、海のものから陸のものへ。反省会兼もつ鍋に。
リベンジを熱く誓ったので、コツがあれば教えてください!!
さて、今日は珍しくマネジメントの話で最近思うこともつらつらと〜
フリーランスって”ぼっち”なのでは?
と思われることも多いと思いますが、私の仕事の特性上チームに入ったり、チームを組んだり、アシスタント氏がついてくれたりとそこはケースバイケース。
あらゆる場面で話題になるマネジメントについて、私の実践していることと、感じている違和感をお伝えしたいと思います。
”管理したい”って誰のため?
管理を楽にするための管理。
これももちろんタスク管理やマニュアル化の功績の一つですが、じゃあそれって誰のため?
マネジメントの本質がスケジュール管理だと考える人が多いことに、現場を踏んできた人間としては「?」がよぎることも。
タスクの管理はずらっと書き出して優先順位をつければ済む話だし、スケジュール組みもカレンダーを埋めていく作業。
もちろんそれで「優先順位をつけるというタスク」や「スケジュールを考えるというタスク」は減るけれども。でもスケジュールが上から落ちてくるものをこなすという一方方向の流れが現場の至上の命題となると、今度は「無理なスケジュールを上から組み込む」みたいなことが起きやすくなるんだなあと。
そこに不在なのはやっぱり、「管理したいって言うけど、それって誰のため?」という問い。
マネジメントの本質はやっぱり働くスタッフの幸福度や満足度を上げることだと思うんです。
モチベーションは全員違う
「あの子は頑張りが足りない」
「仕事を甘く見ている」
これを聞くと解決案を聞かれているのかと思い「なんでだろうね」とブレストしたくなるんですが、大体の場合ただの愚痴でしかなくてぽかーんとして終わってしまう・・・。
なのでここでいわゆるその問題に直結しているであろう「モチベーション」ついての考えを書くと、
もちろんいろいろな仕事観があるし、人生観がある。
上昇志向の高い人の方が幸せということもないし、
ライフワークバランスを重要と捉える人の方が幸せということもない。
全員に同じくらいのモチベーションを持って仕事をしてもらうのは至難の技、というかたぶん無理。
モチベーションは全員違うわけで、生活背景も、そのスタイルも、家族構成も違う。
よく小さい頃に「うちはうち!よそはよそ!!」と言われたものですがまさにそれ。
もちろんモチベーションの向上を目指すのはいいことでしょう、
ただ上からの「やりなさい」がモチベーションに繋がるかというと、悲しいかな繋がらない。
「勉強しなさい」って言われると急にやる気なくなるやつ・・・わかるぞお・・・。
ただ、同じモチベーションの共有はできなくても、
ビジョンとか、そんなかっこいいものでなくても一ヶ月後の目標とか何かポジティブな要素を共通認識として捉えておくととてもいいチームワークが生まれるなあと感じています。
全員が”会社のため”だけには動けない
会社のため、組織のため、部下のため
全員が全員、そのためには動けないのが正直なところ。
創業メンバーやそれに近い初期メンバー、長く在籍しているスタッフにはもちろん会社のために動ける人もいます。
大人になったらみんな嫌なことも我慢して会社のために頑張るんだよ
なーんてことはないのです。
創業メンバーが頑張れるのは「自分の会社だから」。
(これは、絶対に忘れてはいけないこと。)
嫌なことは頑張れない。これが人間の本質です。
だから、上から一方的に投げられるタスク
求められる自分に沿わないモチベーション
それにストレスを感じないわけがない。
じゃあ何があれば、同じ方向を見てチームを組めるのか、それを考えることでチームで動く意義が増すはずです。
同じものを目指す、違うポジションとチームを組む
同じビジョンや目標を目指すようになると、違う分野のプロや違うポジションを持つ人と組むチームは想像以上の成果を発揮することがあるなあとしみじみ。
ビジョンがないときにすり合わせができず、むしろ問題となっていた価値観の違いすら、いいベクトルに向きます。
つまるところ、価値観のすり合わせやモチベーションを揃えることを目的にマネジメントするのではなく、アウトプットの完成やサービスとユーザーの関係性の構築など、自分たちの生み出すものに対しての意識を揃えること。
わたしは関わるプロジェクトでよくやるのは効率化よりも「みんなが楽しいと思えるプロセスを経てものを作るようにする」こと。
これやっぱり結構難題なのですが、「管理すやすくするための管理」よりもそれを優先することはとても大切にしています。
スタッフが第一のユーザーになってもらうこと
それを意識してものづくりをすると自然といい循環が生まれることがあるなあと感じています。
自分本位にならないものづくりは、チーム作りから始まっているかもしれません。