これからの販売員のあり方

ファッション専門学校の卒業生がほとんど販売員に就職するということに疑問を持ったことはないですか?

実は販売員にはファッション専門学校を卒業していなくても就職できます。量販店系(イズミヤの子会社)の低価格チェーン店でしたが、ぼくもそこに大学を卒業後就職しました。知り合いの社長のご息女は某大手ブランドの販売員に就職しましたが、普通の大学を卒業しています。

正直に言って、なぜわざわざ販売員になるためにファッション専門学校に行く必要があるのか理解できません。様々な理由から洋服の販売員から他業種に転職する人がいますが、その際、ファッション専門学校卒業よりも大卒、短大卒の方が転職しやすいことも事実です。

反対にアパレル企業も基礎学力が身についているため、ファッション専門学校卒業生よりも大卒の方を採用する場合が多いのが実情です。

このような背景を考えると高校を卒業後、大学に進学するのがもっとも効率的で賢明な身の振り方だといえます。

 

しかし、ファッション専門学校を卒業して販売員に就かれている皆さんは、よほどのノウハウ、人脈、事業プランがない限りは衣料品業界かそれに類した業界以外には変わることができません。

近年はAI(人工知能)の研究が飛躍的に進みつつあります。様々な職種がAIの発達とともにそれに取って代わられると考えられており、販売員という仕事もその一つに含まれます。消費者の立場で考えるなら、ピントの外れたおマヌケトークをされるよりも必要なことを的確に答えてくれるAIを相手にしたほうがずっと気分が良いです。

それでも販売が好きだという人もおられるでしょうから、そのためには自己防衛するしかありません。本当は間違っているのですが、販売員なんてアルバイトやパートに任せても同じと考えている経営者も少なくありません。

では、アルバイトともAIとも置き換えられない不可欠な販売員になるためにはどうすればよいのでしょうか。ぼくも答えが見えているわけではありませんが、これまでのような「ノリの良さ」とか「テキトーなトーク」とかでは通用しないのではないかと考えています。(一部には暗くて正確な接客より、少々間違えても明るい接客が望ましいと考えている人もいますが、ぼくはそういうものを好みません)

これからの販売員こそ勉強が必要なのではないでしょうか。商品知識は言うに及ばず、業界知識、果ては経済問題まで広く知識を身に着けることが望ましいと考えています。

そういうことを多くのみなさんと考えていく契機にこのサイトがなることを望んでいますし、そうなるようにこちらも努力するつもりです。

これから定期的に更新しますので、よろしくお付き合いください。

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南 充浩
About 南 充浩 39 Articles
1970年生まれ。大学卒業後、量販店系衣料品販売チェーン店に入社、97年に繊維業界新聞記者となる。2003年退職後、Tシャツアパレルメーカーの広報、雑誌編集、大型展示会主催会社の営業、ファッション専門学校の広報を経て独立。現在、フリーランスの繊維業界ライター、広報アドバイザーなどを務める。 2010年秋から開始した「繊維業界ブログ」は現在、月間15万PVを集めるまでに読者数が増えた。2010年12月から産地生地販売会「テキスタイル・マルシェ」主催事務局。 日経ビジネスオンライン、東洋経済別冊、週刊エコノミスト、WWD、Senken-h(繊研新聞アッシュ)、モノ批評雑誌月刊monoqlo、などに寄稿

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