ダメな店長は休憩の取り方すら下手

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こんにちは。

カネダです。

今回はトピックスとして「休憩まわし」についてお伝えさせて頂きます。

そもそも「休憩まわし」ってそんなにマネジメント力必要?くだらない!!っ思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、「休憩」は働く中で皆に与えらている時間であり、適切な休憩はスタッフの生産性にも関わります。また、「休憩時間」は私達の販売業界ではもちろん、恐らく「サービス業全般」で一律に時間も定められてない為、営業時間の中で1日の動向を踏まえ順番に回していきます。ですから、店長や上位者はそんな1日の動向を読みとり、指揮官として日々の「販売体制」を整えるスキルが求められます。

 

◯部下達からみる下手くそな休憩まわしの一例

 

以前、部下から

「店長の休憩まわし方、上手いっすね〜」

と言われた事がありました。

その時はあまり「休憩まわし」に対して深く考えていなかった為、内心では

「なんじゃそりゃ (笑) あ、ありがとう (笑)」

って簡単に流して聞いてました。そこから、店舗異動を重ねる度に違う部下達からも数回にわたり言ってもらってたので、段々と自分なりに深く考えるようになりました。そこで、その部下達に「休憩まわしの何がうまいの?」「前店長と何が違うの?」と興味本意に聞いてみたところ…

「前店長は店頭人数が揃ってるのに関わらず、店長自身が接客や業務をしていると回さないんですよ。

結局、皆の休憩が後倒しになって2回目休憩が回らなかったり…。

金田店長は状況考えて、売れる時間(コアタイム)までタイミング良くきっちり回しますよね。」

他にも

「前店長は休憩行く時はほぼ自己申告制なんですよ。」

と要するに店長からの指示でなく、自分から休憩を告げるやり方らしく、部下からするとタイミングが難しく「行っていいのかな…。」と店長の気分や機嫌を伺いながらの環境もあったみたいです。

また、

「店長の休憩時間が短か過ぎて気を使うし、時には普通に1時間とったら注意された。」

自分のペースに合わせる店長…。

など。ほんの一例を挙げましたが、正直

「休憩」ぐらいの事で愚痴られてる店長はどうなの?

と自身は思います。思いませんか?

 

◯ザ・ベストコンディション

 

先述した具体例から解ることは、そういった店長(上位者)は自己中心的であり、周り(部下達)への強要が原因から不満が出るのでしょう。要するにスタッフ達の気力や体力、モチベーションに気にかけようともせず、「自分の都合」や「自分が正しい」の考えからも生まれる問題なのでしょう。

以前にも似た事例でお伝えしましたが、スタッフ目線で言えば、1日店頭に立ちお客様に対して常に高いパフォーマンス能力を保つこと、「良い接客」を継続することは容易ではありません。数回、数時間の接客を繰り返すと気力・体力が失われてきます。また、店舗目線で言えば、日々のどの時間帯で売上拡大を目指すのか動向や状況を見据え、その意図をスタッフ達へしっかり共有するといった「人員管理」と「売上管理」を連動させるのも一つの戦い方です。

話が少し大きくなりますが、昨今のサービス業態でも「営業時間の見直し」「定休日導入」、以前このTopseller.styleで四元氏も書かれておりました。簡易的にお伝えしますが、

販売員のベストコンディションの維持」

について、自身は「休憩」も高いサービス提供をしていく上で「必要な時間」だと思います。

ここまでお伝えしてましたが、今回はたかが「休憩」の話です。しかし、内容を深堀りしていけば運営していく上で大切な事であると認識して頂いたと思います。

来店されるお客様へ常に万全でベストな「販売体制」を整えるのも私達店長・上位者の必要なマネジメントスキルではないでしょうか。

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金田 拓巳
About 金田 拓巳 172 Articles
販売員歴14年(店長歴7年) (株)ワールドストアパートナーズ 入社初月から店舗個人売上実績1位。1年目後半~ブランド内全国個人売上1位をサブまでの3年継続。異例の早さで「店長」へ昇格。 店長就任後、部下スタッフを同様に全国区の販売員に育成し。担当した店舗では常に前年比110%〜130%の売上増加を実現。 2016年→ヒューゴ・ボスで再度パフォーマーとして活躍。 2017年→「販売・マネジメント」の観点からフリーランスとしてスタート。 2019年→企業に戻り郊外中心数店舗の「販売トレーナー」として現在活動中!