みなさま如何お過ごしですか?
おうち時間で勉強したりまったりしたりしてますか?
僕はひたすらのんびりしてます。
こんにちはkaz(@kazusanvmd)kaz(@kazusanvmd)です。
この状況でPOPUPや展示会が中止になったので・・・涙
さて今回はそんなおうち時間でDIYなどされる方に向けて木材の種類と特徴をお伝えします。
こんな家具を作りたい!こんな雰囲気を出したい!
など考える際にそれぞれの材質の特徴で素材を選ぶ際に参考になればと。
それではスタート!
木材の大分類
普段見慣れている木材にも詳細な種類の前に大きく分けて二つの種類があります。
その二つの種類で大きく質感や特徴が異なりますのでまずはそちらから。
・ソフトウッド(針葉樹)
柔らかく軽量。加工しやすい。肌触りが良く香りが残る。檜、パイン(松)、杉などがこれに分類されます。
上記のように柔く軽量で加工しやすいモノが多くハードウッドに比べると安価な物が多いのでDIYで家具を作る際には手軽に使えます。ただし、柔らかいので傷つきやすくテーブルなどに使うと筆圧であとがつく物もあるので注意が必要です。また、屋内なら大丈夫ですが屋外で使用するモノは腐りやすいので防腐などの処理が必要です。
・ハードウッド(広葉樹)
硬く重い。強度があり傷がつきにくい。揺れに強い。ナラ、ブナ、ケヤキ、ウォールナット、チーク、マホガニーなどがあります。手軽さはないですが頑丈なモノが多くアンティークの家具などはこちらのハードウッド素材が多いです。モノによっては伐採から数百年後が硬さのピークを迎えるなど一生モノとして使う事ができます。また、油分を多く含むモノは耐水性が高く、船の素材などにも昔から使用されていました。経年劣化ではなく経年変化としてその色合いや風合いを長く楽しめますよ(高価だけれど)。
と、大きな特徴はこの通りですが、中にはソフトウッドに分類されても硬い素材などもあり、単純に針葉樹と広葉樹で分類されるのでハード、ソフトの名前に惑われないように気をつけましょう。
代表的な木材
上記の二つの種類で代表的な物を少しご紹介。
ソフトウッド(針葉樹)の特徴
・檜
腐朽しにくく耐久性、緻密弾力性に優れ、リラックス効果のある特有の香りを持つのでヒノキ風呂としてご存知ですよね。滑らかで優しく心地よい手触りので香りだけでなくその質感も楽しめます。祖母の家がヒノキ風呂だったのでたまに入りにいくぐらい個人的には好きです。(知らんがな)
・パイン(松)
柔らかく加工しやすいのでDIYで人気。結構垂木や角材としてホームセンターに多く置いてあります。値段も安いので簡単なDIY用としてフレームを作ったりルーバーのように縦格子にしたりとPOPUPや展示会での簡易造作につかたりしてます。触り心地が良く木目に節が見られナチュラルな風合いなので特に塗料無しでも使えますよ。(製材は必要)
・杉
中心は赤褐色やピンク系、年輪を重ねた外側は白色で特徴的。ホームセンターに置いてあるモノは結構このピンク色っぽいのを見かけると思います。軽量、耐水性が良く、花粉でわかるように日本に多く生息しているのでいろんなところで使われています。香りはほんのり甘い香り。
ハードウッド(広葉樹)の特徴
・ナラ(オーク材)
ナラとオークは厳密には違いますが見た目は殆ど同じで、ナラは日本の北海道産が高級品で、ロシア産が多い。オークは北米産のホワイトオークがメイン。要するにロシア、日本のがナラ、北米産のがオークみたいな感じ。耐水性が高く長持ちし、反りにくく傷がつきにくい
虎班(柾目を横切る斑の事)が特徴的。
・ブナ(ビーチ材)
硬さとしなやかさがあるので曲げ加工に強いので椅子の肘置き
白っぽい北欧風の色味とキメの細かい柔らかな質感で、有名なハンス・ウェグナーのYチェアもこの素材でつくらています。
・ケヤキ
硬く重い。柱に向いていて針や大黒柱に使われる素材で、強靭で狂いが少ないので最良の広葉樹(日本で)と言われている。寺院などの建築に使われてました。美しい木目が特徴で和家具としても使われている。
それぞれ上記のような種類が代表的なモノですが、最も有名なものは世界三大銘木よ言われている
・ウォールナット
・チーク
・マホガニー
です。
それぞれ得票はハードウッドで紹介したような物ですが、簡単に説明すると、ウォールナットは耐久性に優れ、衝撃にも強く、湿度などによる狂いも少ない木材です。ミラノ大聖堂の聖歌隊合唱席はこの素材で作られています。
次にチーク材ですが特徴としてはじめは白っぽい色で、経年変化によって赤茶色、金褐色に変化するので長く使い変化を楽しめます。
現在目にする事があるアンティークで赤茶っぽいのはこの素材が多いかと。また、耐水性が高く腐りにくいことから船舶などにも使われ、クイーンエリザベス2号、オリエント急行の内装にも使われています。今現状市場にある多くは100年前からインドネシアで計画的に植林されてきた物がほとんどでその他の国や地域では伐採が禁止されています。また、しっかりと乾燥させないと反りが出やすいので古い建物などに使われている物を解体して市場に素材として流通されています。ただ・・・めっちゃ高いし、量も少ないので手に入れるのは困難です。
最後にマホガニーですが、この名前は中米ホンジュラスの現地語でマホガニーは黄金色の意味としてカリブの宝と呼ばれています。加工しやすく寸法安定性が高いので高級車のハンドルやダッシュボードなどにも使われ、有名なところではギブソン社のレスポールモデルに使われているの認識が多いのではないでしょうか?
と、世界三大銘木なのになんか説明軽い!と、思われるかもしれませんが結局DIYには使えないので今回はあまり関係ないかと思い省略しています。気になる人は高級家具やに行けば実物見れますので・・・
で、今回はDIYの素材で多い種類の木材をお伝えしましたがこれに塗料を使って好きな色にして加工します。
代表的なものはオイル染と言って油性の塗料でアンティーク風に仕上げたり、ラッカー塗装と言ってスプレー缶で好みの色を塗っていくのですが、こちらはアンティークなどのムラのある風合いは難しく単色でのべた塗りが基本です。ただ、無色透明で表面の凹凸を少なくする際などは簡単に濡れるのでラッカーは便利ですね。
おうち時間でDIYされる方は参考にしてみてください。
それでは、また今度。
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