- 関東では春一番がひゅるるるる
春一番というと穏やか〜なやわらかーい風をイメージしがちですが、実はやつらは意外と突風だということをご存知ですか。
しかも春一番が吹くと、大体の場合「寒の戻り」といって寒さが戻ることが多いのだそうで、そらジロー好きとしてはしっかり押さえておきたいポイントです。
こんなことも含めて、いろんなことを「知ってる」のはとても大切だなぁと思うのです。
そんなときに先日、たまにしか更新しないあまりにパスワードを毎回忘れるのでログインが最もハードルが高い行為と化しているnoteでセンスについて書きました。
すると、「くまもんの作者の方に考え方が少し似てる」とのコメントをいただき、くまもん先輩とはくまの先輩後輩として仲良くやっていきたいわたしはすぐに、水野学さんの「センスは知識からはじまる」を読んだわけです 。
その本の中で水野さんはセンスとは「数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力」と定義します。そして「数値化できない事象の良し悪しを判断するには、普通を知ることや流行を知ることが必要だ」とおっしゃっていました。
首が取れそうなくらい頷きました。
また、アイデアの作り方という本を書いたジェームズ・ウェブ・ヤングという人はその本の中で、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。」と書いています。
これはマーケティングの話にもつながっていくのですが、「知ること、知識を得ること、そして数値化できないなにかを感じること」は何かをより良くしていきたい。そしてそのアイディアが欲しい。という時になくてはならないものだということです。
ちゃんと知る。
いつか降るひらめきに頼らない。
わたしはメンタルが豆腐なので、石橋を叩いて、踏んで、ちょっと様子を見てまた叩いてから叩いたところをうおりゃあ!!と飛び越えて渡るタイプです。
なのでちゃんと調べてちゃんと知ること。そしてできるだけ自分の目で見ること。
を大切にしています。
ちゃんと知るっていうことは、誰かの哲学に傾倒しようぜ!ってことでは決してなく、自分のものさしを自分で拵えようぜ!ということだと思います。
ただし、「わたしもう自分しか信じない。」
などと酔っ払って言い始めると友達が減るので気をつけてください。
でも突拍子も無い思いつきや偶然のひらめきただ待つだけでは、状況は変わらない。
そして誰かが測ったものさしに乗っかって、販売やサービスをしたり、企画を作っても、失敗だろうと成功だろうと、その原因がわかりにくいんです。
作ったもの、行うサービス、全てにおいて体系的に説明できるようにするには、あらゆる事象を知り、自分の言葉で考えて最適化し、行動に移さなくてはならんとです!
顧客ニーズを知り、その裏にあるウォンツを探り、顧客のライフスタイルを探り、よりよいと思われる解を導き出し、適切な形でそれをアウトプットにつなげる。
これの蓄積がイノベーションにつながる。
企画も販売も、ニーズに答えてるだけでは、画一化が進むばかり。その先にある需要を喚起させ引き摺り出す。そのためにはニーズの先にあるものを知らなくてはならない。
このあたりは星野リゾートの星野社長が接客の面に関しても独特な取り組みをされてます。
ファッションの面白いところは突然ひらめいたり、インスピレーションが湧くところ。
でも、それすらもちゃんと知識と知識が結びついたものであることは先人たちがちゃんと、文献として残してくれています。
いつかアイディアが降ってくるのを待ってても、降りてくるのは瞼ばかり!そう!わたしは眠い!
すみません口が滑りました。
売れもしなければ、PDCAのPからいつまでも進みません。
イノベーションはポジションを問わない
知識の集積がアイディアと化し、アイディアの集積がイノベーションと化します。
このイノベーションは、経営部門や技術部門でよく使われる言葉と思われがちですが、どのポジションからでも起こすことができると思うんです。
運営側にも販売の現場にも無関係な人なんていない。
あらゆる知識を得ることで損をすることは99%ないといえます。(残りの1%はゆるキャラの中身についてなどです。だめ、絶対。)
イノベーションというと仰々しいでしょうか。言っておいてなんですが、確かにわたしもあんまり使いません。
誰かの幸せのために、自分が持つ知識と知識を結びつけて形にする。という感覚でバッチリだと思います。
既存の概念にとらわれないためには、既存のマーケットの中にあるものだけを知識として持っていても難しい。
あらゆる方面の知識を、とりあえず浅くでもいいので得られるよう、まずは興味があるジャンルの本を定期的に買うようにしています。
動機は上段のくまもんだったり、そらジローであってもいいと思うのです。
知れば知るほど楽しくなるように、世界はできていると思います。
ゆるキャラの中身以外は。