こんにちは、遊びも売上も常にトップセラーの金田です。
ちょうどこの閑散時期に販売員として話題に挙がるのが「人事異動」です。企業、ブランドによって時期は様々でありますが、3月からでしょうか?もしくは4月頃なのかもしれません。
「〇〇さんが△△店舗に異動かも!」
など、店舗メンバーと勝手に予想して構想をイメージしたり…、ある意味「人事異動」って販売員にとって盛り上がる話題の1つであります。
そんな「人事異動」について、以前もこのTopsellerで以下の内容をお伝えしました。
1.役職等のキャリアUPの異動
力量を買われ、店長・サブ店長などのポジションUP。今後も更にモチベーション上がりますね。
2.新店舗OPEN・閉店店舗による異動
「OPEN店舗」による異動も、真っ新な状態からスタートできますからこちらもやりがい感じますね。「閉店」による異動は悪い事ですが、止むを得ない状況ですからある程度気持ち的には割りきれ、まだ受け入れやすいのかなと…。
3.各店舗の売上ランク設定による人為配置
企業側としては当然な事で「強化店舗」からブランドの推進と発信の場所(店舗)。そして継続させていく事から今後への店舗拡大へ向けた大切な場所(店舗)でもあります。だから、必然と人員体制も強化しないといけないのでスキルの高い「販売員」を優先し集約されます。
この時はブランド上層部に対して、店舗スタッフのモチベーションに配慮しない異動を指摘しました。
要するに”出世”や”新店”・”上位(強化)店舗”を目的とした「異動」はチャンスであると。反対に”並行”や”同ポジション・同規模”の「異動」は良くないという内容でお伝えしました。
しかし、最近は前述の”出世・新店”または”並行・同ポジション”などの目的や理由問わず異動すること、もっと言えば数回に渡り異動することの方が今後も「販売員」を続けていく中で”生き残る為の必要経験値”であると自身は考えます。
◯場数が多い=「マーケット対応力」が高い
1年〜2年、3年〜5年もしくは10年以上と在籍期間は販売員事情、店舗事情、ブランド事情によって様々でしょうが、自身は同店舗に3年を目処にした在籍が適正期間であると考えます。
というのは皆さんも理解されているであろうと思いますが、近年の市場動向は目紛しく変化しています。昨年度は良かったけど、今年度は悪かたっり、そしてその逆もまた然り。同じ店舗に長期間在籍することは「他の商圏の動向の把握・認知度の低さ・経験の少なさ」に繋がり、対応力がより求められる今後、他の環境においてこのあたりの弱さが露呈するんじゃないかと。
人や物、器での要因もあるでしょうが、最近は外的要因に非常に左右される事の方が多い気がします。この外的要因には色々ありますが、1番私達が理解しておかないといけない事は「情報社会」であるということ。極端に言えば、1人の1つの情報で一気に情勢や動向が変わる時代ということです。
百貨店、ファッションビル、ショッピングモール、路面店…。または駅前、商店街、地方都市など。館や立地の違いだけで、客数・客層は大きく変わります。「オーバーストア」と言われる現代、今後は縮小へ向かい淘汰されるとも言われています。
「異動を快く思わない」方もいらっしゃるでしょう。もちろん内部での出世や昇格も大事な事です。
しかし、そればかりに捉われず少々視野を広げ定期的な店舗間異動やブランド異動、あるいは複数店舗兼任、転職も含め、例え次なる環境があなた方にとって「未開の地」であっても”場数を増やす”という事は現代や今後の業界の流れに対応する為にもスキルや経験値を高めておく必要であると言えます。
「〇〇で◯年やってました!」
を持つ経験の方が求められていく業界になっていくのではないかと思うわけであります。
中には「異動できない・させない」理由として、”顧客様が多い”販売員の方は長年在籍されてるかと思います。もちろん、お客様の事を考えれば当然です。しかし、長い付き合いがあるからこそ、例え商圏が変わってもきっとあなた方についてきてくれますから。