こんにちは。
フィンランドからお送りします、なかみぞです。
仕事柄、”考えること”が一番の仕事でもあるため、ドツボにはまると同じ思考回路をぐるぐるぐるぐるしてしまう。
なんてことも。
違う視点や目線を得るために、ちょこちょこ旅先で仕事をするようにしています。
さて、”考えること”が仕事の大半を占める企画のしごと。
それは点と点を線でつなげてロジックを構築していくこと。
ロジックと感情は、ロジカルシンキングと感情論という対比からか、相反する物と捉えがちです。
でも、それを切り離して考えてはいけないのだけれどなあ・・・。
人は感情に従って生きる。
人は正しいことを信じるんじゃなく、信じたいことを信じる。
なんて言葉もあるくらい。
正しさというのはそもそも揺らぎやすいし、人によっても全く違うもの。
これは逆に言うと「わたしたち物を作る・売る側だって信じているものは”正しいこと”ではなく”自分が信じたいこと”」であるということを強く認識しておく必要があります。
あなたも、わたしも、この社会にいる人はみんな人です。
よく自己啓発本でいう”謙虚であれ”ってこういうことじゃないかなって個人的には勝手に思うんですけど。
これはもう自分を一歩引いて、足りないならば二歩三歩引いて見てユーザーと自分を同立線上に並べて見てください。
わたしとそのほか
という向き合った対立構造で市場を見ないこと。
一度横に並んでみましょう。
ロジックをこしらえて、感情を揺さぶる
論理と感情を切り離すのではなく、両方うまく使ってみる。
こういうことに気をつけてみると繋がる点と点は変わってきます。
「信じたいことしか信じない」なら、「信じてみようかな」に持っていくことを。
どうやったら信じてもらえる?
信用してもらえる?
それは人間関係の構築にも似ています。
何れにしても対 人のビジネスに感情は切り離せないのです。
でも私たちが感情的になって、あれやこれやと否定をしている間は、”否定された人”はこちらを向いてくれません。
当然ですよね。
頭ごなしに否定をするな、というのはマネジメントの基礎の基礎。
対人関係の基礎の基礎です。
行動心理学や経済学、そこまで行かずとも企業のマーケティング実例などを見れば、あらゆる数値的データを得ることができます。
それはあなたのロジックの構築に、一役買ってくれるはず。
“なぜ”を感情より一歩先まで説明すること。
なんでこれはダメなんだろう。
それを”いや・好きだから”の一歩先まで紐解いて。
そこに解決策が埋まっていることがほとんどです。
“◯◯だからいや、好き”
まで紐解くこと。
しっかりとした分析と、そこから生まれる感情を見失わないようにものづくりをしていきましょう。
“なんか好き””なんか嫌”を読み解くことにきっとヒントが。