出来る店長は「育てる環境の”時間”」に投資ができる

こんにちは、常に遊びも売上もトップセラーの金田です。

う〜ん…先週、先々週と3連休が2度あったのにも関わらず、全体的に厳しかった模様で先日の台風や地震により”買い控え”という傾向になっているのか、連日の雨が続いたせいで”消費行動”に気が向かないのかわかりませんが、周りの声を聞いていると今一つ盛り上がりに欠ける”連休商戦”だったのかなと思われます。

皆さんの店舗はどうでしたか?

盛り上がりましたか?

そんなこんなでもう9月も終わりです。幸いもう1度週末を迎えるので、来月10月への好スタートに繋がるよう、気分良く迎える為にも残りもあきらめずラストスパートかけて盛り返していきましょう!

 

“アクション”を起こしたくても「起こせない」部下の本音を理解する

さて、前述の話から関連してくる事なんですが「売上が悪い日」が続くと前出のように”外的要因による”悪化”とは認識していても、どーしても店長や上司の立場上、部下スタッフの短所(悪い所)が気になり注視しちゃったり。ついでにそれを本人についつい言っちゃたりと。

(売上が)悪い時、暇な時(閑散期)は自然と身内の1つ1つの言動や行動が気になってくるものです。

まぁ反対に部下スタッフも上司に対して同様に「不満」はあるでしょうから双方にとっての事なのでまぁ致し方ないということにしておきましょう。

でもこれ実は言い換えれば、言動・行動に対しての「求めてる事」であったりもするんです。(過剰な期待はもちろん、人間性や性格などの部分は当然除きます。)

例えば、先述のように「売上が悪い日」が続き店長が数日不在、後日店長が出勤した時に感じること。

「レイアウト(VMD)何も変わってないやん…新作も出してないし…」

「ストック業務もそのままやし…(本部や館への)報告・提出できないやん…」

って「何か考えて挑んでくれてるはず!」という期待とは裏腹に「何も変えてないやん…」という部下スタッフ達に残念に思う時があると思います。

「俺(私)が居なくても悪いなりに何かしら”打ち手”を実践してくれよ…」

という本音が正直な所あるでしょう。

でも、実際部下スタッフの立場からすれば”アクション(行動)”や起こす事や”チャレンジ(挑戦”する事、

「どう修正すればいいか?どう動けばいいのか?どう挑めばいいのか?」

という行動に移す事が中々難しかったりするものなんです。特に新作展開含めたVMD(レイアウト)変更なんかは事前にOJTを行なっていたとしても場数や立場上の理由から、いざ実践となれば「どう変えたらいいのかわからない」のが部下にとっての本音であると言えます。

 

普段から”自ら考えさせる・自ら行動に移させる”「環境の提供」の積み重ねが大切

しかし、このままを繰り返す事は店長にとって不在日は心配で「休み」が「休み」じゃない感じで気が気じゃないでしょう。

ではどのようにOJTを行なっていけば”アクションを起こし、チャレンジする事”に行動や実践してくれるのか?

それは急に”その時その場”を与え実践させるのではなく、普段から”実践”を想定したOJTをお勧めします。

店長がいる時を利用して「VMD変更」や「新作展開」の機会を与えるのは当然ですよね。そこから更にその日、その時のフィードバックをあえて”しない・伝えない”事です。部下自身が自ら実践した事(VMD)を

「お客様にどう写っているのか?」

を本人に”善し悪し”を感じてもらう為です。余裕があれば数日、検証期間を与えください。その期間を得て初めて”主観”ではなく静観してきた期間から”お客様目線”でフィードバック(良かった所、悪かった所)を本人が感じた事を踏まえ具体的に伝えてあげてください。

その後も日々”チャレンジする機会”を繰り返し与え、「率先して自ら行動に移せる」事を身につけてもらうのです。

その期間は多少の”売上リスク”はあるでしょう。

しかし、店長自身が”リスク”に感じず店舗にとって「必ずプラスになる!」と店長自身がその”時間”に投資できる事が「店長の器」として部下に写り”意気”に感じてくれるので必ず”成長”に繋がります。

この「育てる時間の投資」は”自立できる部下”への育成の一環でもありますので、先述の様に、たとえ店長が不在であっても自ずと部下達が”好成果”をもたらしてくれる日が増えてくることでしょう。

 

では、また来週〜。

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金田 拓巳
About 金田 拓巳 172 Articles
販売員歴14年(店長歴7年) (株)ワールドストアパートナーズ 入社初月から店舗個人売上実績1位。1年目後半~ブランド内全国個人売上1位をサブまでの3年継続。異例の早さで「店長」へ昇格。 店長就任後、部下スタッフを同様に全国区の販売員に育成し。担当した店舗では常に前年比110%〜130%の売上増加を実現。 2016年→ヒューゴ・ボスで再度パフォーマーとして活躍。 2017年→「販売・マネジメント」の観点からフリーランスとしてスタート。 2019年→企業に戻り郊外中心数店舗の「販売トレーナー」として現在活動中!