ご夫婦で来店されるお客様が多い販売員はどちらかだけではなくお二人ともに満足してもらっている

こんにちは、水曜日のタニグチレイです。

皆さんのお店にはご夫婦で来店されるお客様やご家族で来店されるお客様は多いですか?
扱うものや年代によって変わるとは思いますが紳士服や婦人服などでしたらいらっしゃるでしょう。

紳士服でしたらご主人様用のお仕事着や普段着がメインになるのでフィッティングやアドバイスをされますね。
もしその場に奥様もいらしたらどのように対応していますか?

 

ご主人様のものですからご主人様を中心に接客されますか?
奥様とご一緒に来店されているわけですから奥様を中心に接客されますか?

 

両極端なのでどっちでもないしその場の関係性で判断してお二人とも接客するよと思われるかもしれませんね。

これには何通りも正解はありますので決まりきった対応は特にありません。

 

ただ1つだけ。

 

お二人ともに気に入っていただけて満足してもらえたら間違いなくまた買いに来ていただけます。

 

実際に着用するご主人様の悩みや問題の解決だけでなく奥様の思うことや不満に思うことも解決することが大事

よく勝手に判断して奥様が決定権を持っていると家庭の財布事情を考える場合があります。
もちろんそういう方もおられるでしょうがそれって全ての方に当てはまるのでしょうか?

確かに色々なお客様の話を聞いていると一般的には多いのかもしれません。
でもそれはあくまで全体的に見て一定数当てはまるというだけ。

 

そういう内容の会話にならない限り勝手に判断する理由にはなりません。

 

ただお二人ともに気に入っていただけるかどうはそういった事情とは関係のないことです。

 

ご主人様用の紳士服で例えを続けますと着用されるのはご主人様でありそれは間違いないですね。
時々ご夫婦共々気に入ってもらえたら奥様の方が自分用にも何か身につけれるものや持てるものが欲しいと買ってくださることはありますがそれはひとまず例外としましょう。

 

必要なものを聞き出して提案するのはご主人様にしますが奥様の意見は大事です。
当然似合うものを着てほしいでしょうし今よりさらに印象が良くなるものを身につけて欲しいと思うのは当たり前ですよね。

 

最初に質問したようにどちらかだけに寄り過ぎないようにしながら接客を進めていってください。
でもそれでは具体的にどうすればいいのかわからないのでいくつか考えてみましょう。

 

・服を選びながら常に奥様に意見を求めている

奥様の判断に任せていたり信頼されていると考えられるので奥様からも普段のご主人様のことを聞き出す。
印象面などの「似合う」の共感を奥様から得ることはご主人様本人も選んで安心できることにつながる。

 

・服選びには奥様にあまり意見を求めずご自分で決めている

ご主人様の必要としているものや困っていることの解決を提案をしながら奥様にも何か困っていることがないか聞き出す。
家庭での洗濯やアイロンなど取り扱いや保管方法などの情報を奥様と共有して不必要なストレスを減らす。

 

・はじめにご主人様が1人で選んでから後で奥様とご一緒に再来店

選ぶものの最終判断の決定権は奥様にあるが一緒に見て選んでいない。
再来店後はまずお二人での会話に任せて奥様が気になったことや質問されることをわかりやすく答えて解決する。

 

あくまで一例ですがお二人ともに気に入ってもらい満足してもらえるような対応ができれば良いです。

 

ご主人様用のものだとしてもご主人様だけが気に入ってくれて奥様があまり気に入っていないようでは次はまた違うものでもいいとなるかもしれません。

 

もし奥様にも気に入ってもらえたならご主人様は別のものを探す必要性はありません。
お二人ともに満足できるわけですからね。

だとしたらきっとまた来てくださいますよね。

 

現実的なことも感覚的なことも「買う」理由を女性はたくさん持っている?

今まで紳士服も婦人服も販売してきていると女性のほうが何かしら決断する理由をしっかり持っている方が多いように感じます。

例えば上記で挙げたような、後から奥様とご一緒に再来店するというケースは実際に結構あると思います。
この場合ご主人様に聞いたら「奥様は自分の買い物に行っている」と言われる場合は多いんですね。
服や化粧品、お子様のものだったり色々なので別々に動き回るのが良い場合もあるのかもしれません。

そしてお二人で戻ってこられたら奥様は奥様の買い物を済ませてきている。
そこにはご主人様は付いていってなくて合流してから付いてきてもらっている。

 

実際婦人服の販売をしていた時もご夫婦で来店というのは紳士服より少なく感じました。
もちろんご主人様に意見を求めて一緒に買い物を楽しんでおられる方はおられました。
これも扱うものや年代によっても違うのでしょうけれども。

 

身に付けるものに対する意識の違いがあるのかもしれません。
現実的にものに対する意識の違いがあるのかもしれません。
曖昧な感覚的なことも何かを身に付けるという経験値も違うのかもしれません。

 

さらにこちらにはお財布事情も入ってくるでしょう。
自分のものだとしても家族のものだとしても常に考えていらっしゃる。

 

そういったことを全部ひっくるめて女性はお買い物を楽しんでいるように感じます。
男性がそうじゃないといっているわけではありませんからね(笑)

 

困っていて必要なものを選ぶ時も気分が高揚するものを見つけた時も決断する理由がある。

 

そんなお客様やご夫婦にはまた来ていただいてお買い物をしてもらいたいですよね。
店頭で接客してしっかり満足していただきましょう。

 

 

興味を持たれた方はぜひこのTopseller.styleでお付き合いください。
では、また来週。

 

 

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谷口玲
About 谷口玲 221 Articles
1976年3月生まれ。 販売員歴18年。 メンズはヨーロッパ系デザイナーズセレクトショップと英国デザイナーズブランド、レザーグッズブランドで販売。 レディースはミセスセレクトショップとドメスティックデザイナーズブランドで販売。 今まで大阪、神戸、京都、広島、札幌、東京、横浜などの百貨店を中心に店頭に立ち現在はフリーランスの販売員。